○ビー玉ラバーズ○
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#295 [向日葵]
橘にしたら、俺なんてどうでもいいのか……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

着替えて駅前に集合した俺達はカラオケへと行った。結構人数はいて、大部屋を借りなければならなかった。

「燈っ立!」

隣に棗がやって来た。

「おう。何?」

「何か元気なくない?」

「別に?」

誤魔化しながらメロンソーダーをグビッと飲み、うた本をペラペラめくる。

⏰:07/11/04 02:48 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#296 [向日葵]
するとマイクを持ってる奴が言った。

「そーいえば。やっぱり雪女来なかったな!」

クラスの皆がアハハハハと笑う。
果たして何がそんなにおかしいのやら……。

「来られても空気悪くなるってー!」

「怒らせて帰り道吹雪いたら嫌だしなぁ!」

「来たらマジKYだよなー!アハハハハ!」

バリンッ

皆の笑いが止まった。

俺は自分で知らない内に手に力を入れていてグラスを割ってしまっていた。
でもそんな事が大事なんじゃない。

⏰:07/11/04 02:53 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#297 [向日葵]
「お前ら……最低だな……。」

それだけ言って、俺は脱いでた上着を持って部屋を出た。

「ハァハァ……待って燈立!」

エレベーターに続く道で、後ろから棗が声をかけた。

「ゴメン!」

「別に、棗が謝る事じゃないだろ。」

「違うの!……私なの……橘さんに、カラオケ来るなって言ったの。」

俺は口パクで「え。」と言った。
だって橘は用があるから行けないって……。

⏰:07/11/04 02:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#298 [向日葵]
「私……燈立が好きっ。だから橘さん来たら、燈立絶対橘さんとずっと一緒にいると思って……。ゴメン!」

あの時……あの言葉……。

[私に気を遣わなくていいから。]

全部、棗の為に……。

俺はゆっくり棗に近寄って、頭を撫でた。

「ありがとう。ゴメン……。」

エレベーターに乗って、降りた後ひたすら走った。

学校まで。

⏰:07/11/04 03:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#299 [向日葵]
橘の1つ1つの仕草や言葉が、俺はすごく好きで、それはまだほんの一部分だろうけど、これからもっともっと見てみたい……。

「はぁ……着いた……。」

学校に着いたのはいいものの、これからまだ3階まで上がらなければならない。そう思うと、まだ道のりは長い……。

ふと顔を上げると……

「……あ。」

俺の教室の電気がついていた。

いる……橘はまだいる。

⏰:07/11/04 03:06 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#300 [向日葵]
急いで3階まで向かう。

「ハァハァ……ッハァッ!」

橘。
俺もっと橘に近付きたい。
近付いても……

ガラッ!

いいかな?

ドアを開けると、橘が帰ろうと立ち上がった所らしかった。

「ハァ……ハァ……。」

「え?日下君?」

不思議がってる橘をよそに、俺はドンドン橘に向かって行った。

⏰:07/11/04 03:10 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#301 [向日葵]
息が整うのを急かすように何度も深呼吸した。
何回目かにやっと落ち着いてきた。

「大丈夫?座る?」

「ううん。いい。」

教室に静寂がやって来る。俺達はただ見つめ合ったままだ。
橘までの距離はあと3歩。

「俺橘が好きだ。」

橘はただ瞬きをしていた。俺の言葉に動じていないかのように。
でも俺はそんなの気にせず続ける。

「ついこの間喋っただけで何言ってんだって思うかもだけど……。……でも、いくら考えてもやっぱり橘が好きなんだ。」

⏰:07/11/04 03:15 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#302 [向日葵]
橘はまだ俺を見つめたままだ。
俺はもう一度深呼吸した。

「橘の……側にいていいですか……?」

あぁ……俺ばっかが喋ってる。反応がこれだけ無いって事はきっと答えはNOだ。

そう思っていた時だった。

ポロ……

橘の左目から一筋涙が流れた。

え……えぇ――――っ?!?!泣く程俺が嫌だって事?!

⏰:07/11/04 03:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#303 [向日葵]
――――――――――――――

今日はここまでにします(◎・ω・◎)

>>284に新しい感想板がありますんで良ければ感想お願いします

⏰:07/11/04 03:20 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#304 [向日葵]
すいません
>>283でした

⏰:07/11/04 03:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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