○ビー玉ラバーズ○
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#395 [向日葵]
「イヤホン取れよ!!」

ビッ!!

携帯から何から、音楽を聞いてた一式を取られてしまった。

「どーして何も言わせてくれないの?!俺千広に言いたい事一杯あるんだけど……っ!」

私には無い。
失恋は決定されたんだ。
大方諦めるとか言いたいんでしょ?

「悪いけど先約がありますから……失礼します……。」

ガシッ!

「!」

腕を掴まれた。
それも、今まで掴まれた中で、一番強く……。

⏰:07/11/12 02:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#396 [向日葵]
「今度は逃がさねぇから。」

「舐めないで!」

力に自信があった私は、振りほどいて暁子ちゃんの寮がある方まで走った。

「私は話す事なんてありませんから!」

「俺はあるんだよ!」

と言って後ろから凄いスピードで追いかけてきた。
すると前方に暁子ちゃん発見。

「あ、チロル。お待たせー。」

「暁子ちゃん!早く行こ!漫画早く買いたいしっ!」

⏰:07/11/12 02:59 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#397 [向日葵]
「あ、千広の友達だ。」

え……もう後ろにいるの……?

そろーっと振り返ると、そこには走った筈なのに、呼吸が全然乱れてない余裕そうな桜井君がいた。

ば……化物……?

「あー貴方、チロルと仲良しのー!」

「ゴメンネ。今日用事があったみたいだけど千広貸してもらえる?」

「ノープログレム!」

いやプログレムあるから!!私が!

⏰:07/11/12 03:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#398 [向日葵]
「ありがとう。千広、行こうか。」

爽やかな表向き笑顔とは裏腹に、有無を言わせぬオーラに私は成す術なく連れて行かれる。

暁子ちゃんは呑気に口パクで私に「頑張って!」と言っとる。

暁子ちゃんよ……私に何を頑張れと言うか……。

私は……頑張る事をとうに諦めた人間なんだよ……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「さぁー。まず何から話そうか。」

どこだここ……。

なんか河原みたいなとこに連れてこられた私、

⏰:07/11/12 03:06 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#399 [向日葵]
私は桜井君と少し距離を置いて座った。

失恋の痛みならもうとっくに乗り越えた。
もうこの際ヤケだ。何でも来やがれ!!

「お前神崎どう思う?」

「……っ。可愛くていい子だと思う。」

ホラね。やっぱりだよ。
やっぱり私が好きじゃなくなってたんだ。

「そっか……。じゃあ神崎と付き合ってみるか。」

何が言いたいんだろう……。私を痛めつけたいのかな。でも残念だったね。そっち系の痛みには結構免疫ついてんだよ。

⏰:07/11/12 03:11 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#400 [向日葵]
――――――――――――

今日はここまでにします

>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

⏰:07/11/12 03:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#401 [向日葵]
「そっか。あ、もしかして私に応援しろって言いたいの?もちろん応援するよ。だからさ、私にかまってないで、早く行かなきゃ。」

桜井君は黙ったまま流れている川を見つめていた。
私の頭にハテナが何個も浮かぶ。

一体どうしたんだろうか……?

「あぁぁ――――っ!!」

立ち上がったと思ったら、いきなり桜井君は叫びだした。
そこらを通っていた人は何事?と私達をじろじろ見ていく。

⏰:07/11/12 09:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#402 [向日葵]
私は恥ずかしくなって桜井君の服の裾を引っ張ってとりあえず座るように指示した。

「お、落ち着け桜井君よ!何があったか知らないけどまぁ落ち着けっ!!」

「落ち着け……?人の気も知らねぇくせにっ!!」

空が見えるなぁと呑気に考えていたら、実は私は押し倒されていた。
こんな経験ない事をされて、頭がぐるぐるしだす。
だって上には桜井君が覆い被さってるんだから。

「え?!桜井君?!何何何!!」

「どうしてお前はそんなんなんだよ……。」

⏰:07/11/12 10:00 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#403 [向日葵]
「いやー……デブなのは最早どうしようもない事で」

「そうじゃない!どうして俺を追いかけてくんないんだよ……!!」

は、はい……?

「俺ばっかりかよ……好きなのは……。神崎なんか知るかよ!俺は千広が好きに決まってるだろ!!」

まっすぐ見つめられて、私は目をハッと見開いた。

桜井君は……嘘なんかついてない。
それは騙されやすい私でも分かってしまうくらい、偽りない気持ちだった。

⏰:07/11/12 10:04 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#404 [向日葵]
「俺の事、嫌いなの……?」

どうしよう……言いたい事がいっぱいあって……喉に絡まって言えない。

私は嬉し涙を初めて流した。
それを見て焦ったのか、桜井君は慌てて私を起こして、背中についた土をはらってくれた。

「ご、ごめんな。強く言い過ぎた……。」

「違います……。私、こんなだから……離れて行く気持ちに慣れてるから……。桜井君も、「しょうがない」って、思ってたんです……。」

⏰:07/11/12 10:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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