○ビー玉ラバーズ○
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#400 [向日葵]
――――――――――――

今日はここまでにします

>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

⏰:07/11/12 03:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#401 [向日葵]
「そっか。あ、もしかして私に応援しろって言いたいの?もちろん応援するよ。だからさ、私にかまってないで、早く行かなきゃ。」

桜井君は黙ったまま流れている川を見つめていた。
私の頭にハテナが何個も浮かぶ。

一体どうしたんだろうか……?

「あぁぁ――――っ!!」

立ち上がったと思ったら、いきなり桜井君は叫びだした。
そこらを通っていた人は何事?と私達をじろじろ見ていく。

⏰:07/11/12 09:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#402 [向日葵]
私は恥ずかしくなって桜井君の服の裾を引っ張ってとりあえず座るように指示した。

「お、落ち着け桜井君よ!何があったか知らないけどまぁ落ち着けっ!!」

「落ち着け……?人の気も知らねぇくせにっ!!」

空が見えるなぁと呑気に考えていたら、実は私は押し倒されていた。
こんな経験ない事をされて、頭がぐるぐるしだす。
だって上には桜井君が覆い被さってるんだから。

「え?!桜井君?!何何何!!」

「どうしてお前はそんなんなんだよ……。」

⏰:07/11/12 10:00 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#403 [向日葵]
「いやー……デブなのは最早どうしようもない事で」

「そうじゃない!どうして俺を追いかけてくんないんだよ……!!」

は、はい……?

「俺ばっかりかよ……好きなのは……。神崎なんか知るかよ!俺は千広が好きに決まってるだろ!!」

まっすぐ見つめられて、私は目をハッと見開いた。

桜井君は……嘘なんかついてない。
それは騙されやすい私でも分かってしまうくらい、偽りない気持ちだった。

⏰:07/11/12 10:04 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#404 [向日葵]
「俺の事、嫌いなの……?」

どうしよう……言いたい事がいっぱいあって……喉に絡まって言えない。

私は嬉し涙を初めて流した。
それを見て焦ったのか、桜井君は慌てて私を起こして、背中についた土をはらってくれた。

「ご、ごめんな。強く言い過ぎた……。」

「違います……。私、こんなだから……離れて行く気持ちに慣れてるから……。桜井君も、「しょうがない」って、思ってたんです……。」

⏰:07/11/12 10:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#405 [向日葵]
可愛い子ならまだしも、私みたいなのがいくら引き止めても無駄な事は経験上分かってた事だった。
だから私は何もしなかった。

「私も……桜井君が好きです……。」

涙を拭いていると、桜井君の香りが近づいた。
すると、私は抱き締められていた。

「あーもー良かったー!俺疲れたっつーの!」

涙が大分おさまった頃、桜井君は私を離してくれた。
そして優しく笑って私を見つめる。

⏰:07/11/12 10:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#406 [向日葵]
「千広はさ、自分が嫌いみたいに言うけど、俺は千広が可愛いと思うよ。外見とかそんなんじゃなく、全部大好き。」

「それに。」と言って、桜井君はクククと笑った。
なんだろうと私は首を傾げて桜井君の言葉を待った。

「千広随分前から俺の事好きでしょ?」

「……っ?!」

顔が赤くなるのが分かる。

「ど……っどうして……!」

「言葉遣いだよ。冷静さなくなったら、いつも千広は普通に喋るの。だから神崎が現れたりした時、もしかしたらヤキモチかなぁーって。」

⏰:07/11/12 10:16 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#407 [向日葵]
知らなかった。
自分がそんな事になってるだなんて……。

「ひ、……引かないで下さいね……。」

「何が?」

「私、こう見えて……ものすごいヤキモチ妬く人なんです。」

すると桜井君はアハハハハ!と笑った。

「引かないよ。可愛いじゃんか。」

私は顔が赤くなっていった。




今日も相変わらず何も変わらない1日。

⏰:07/11/14 02:01 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#408 [向日葵]
でも隣には、いつの間にか大好きな人が……。

私達は今日も手を繋いで笑い合い、一緒に歩いている。





19年で、一番の宝物です。

⏰:07/11/14 02:03 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#409 [向日葵]
ビー玉ラバーズ*スペシャルストーリー1*きらきら











あぁ……。

「いいかー。今回のテストで赤点があった奴は冬休みな最初、追試だからなー。」

クラス中から非難の声が続々上がる中、私は下を向いて目を見開いていた。

⏰:07/11/14 02:10 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#410 [向日葵]
皆さん、お久しぶりです……。
只今氷河期が一気にやって来た東雲 友姫です。

久しぶりなのにテンションが低くてすいません。
でも私に大変な事が起こってしまいました……。

「友姫!テストどうだった?」

「ちょ、アンタなんでそんな顔色悪いのよ!」

「秋帆……律ぅ……。」

ご存知友達の秋帆と律です。

「友姫……もしかして……。」

「ウン……律正解……。」

⏰:07/11/14 02:14 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#411 [向日葵]
そうなのです……。

私、東雲 友姫は……、人生初の赤点を取ってしまったのです……っ!!
しかも悲しいかな苦手な数学……。

私のテンションは谷底へと消えていきました。

「友姫ちゃん赤点取っちゃたの?」

「あ、佳苗ちゃん……。」

佳苗ちゃんはフワフワした髪の毛を揺らして心配そうに私の顔を覗き込んだ。

私はうなだれながら小さく頷く。

⏰:07/11/14 02:18 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#412 [向日葵]
「友姫ちゃんお揃い!俺もだよ!」

「暁頭悪そうだもんな。」

「アンタも人の事言えないでしょ直。」

皆ありがとう……勇気づけてくれて。
でも赤……赤……赤点だなんて―――っ!

「え?友姫、お前赤点取ったのか?」

「あ……珊瑚君……。」

私の大事な人、珊瑚君。
綺麗な容姿を私に近づけ、心配そうに私を見ている。

⏰:07/11/14 02:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#413 [向日葵]
「ごめんなさい。せっかく珊瑚君が教えてくれたのに……。」

数学が苦手な私は、珊瑚君に教えてもらいなんとか勉強出来ていた。
今回は結構出来たと思ったんだけど……。
痛恨の計算ミスが響いてあえなく

「「「赤点……。」」」

皆が口を揃えて言うので私はさらにうなだれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

頭に石が乗っているかのように私は下を向いて落ち込んでいた。

「友姫。元気出せって。」

廊下の窓で珊瑚君と2人で喋っていた。

⏰:07/11/14 02:27 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#414 [向日葵]
「だって計算ミスですよ珊瑚君……。ミスしすぎて赤点って……。」

自分がいかに抜けてて馬鹿かが分かる。
思わず現実逃避したくなるほどに。

すると頭をポンポンて軽く叩かれた。
見れば珊瑚君が頭にその大きな手を乗せている。

「追試なら問題がまだ簡単だから。大丈夫だ。教えてやるから。な……?」

その優しい微笑みにキューンとさせられながら私はコクリと頷いた。

「頑張る……。」

⏰:07/11/14 02:31 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#415 [向日葵]
そう言うとワシャワシャ珊瑚君は頭を撫でた。
軽く目を瞑りながらも、珊瑚君に頭を撫でられるのはすごく好きなので喜んだ。

「よし!やる気でた!珊瑚君、お願いします!!」

「分かった。」

「と言う訳でー!」

急にどこからか白月君がニュッ!と出てきた。

「俺達もお邪魔さしてもらうー!」

俺達……って……。

「赤点は私と白月君だけだよね?」

⏰:07/11/14 02:35 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#416 [向日葵]
「何言ってんの友姫!」

肩をガシッと掴んで秋帆と律が私に迫ってきた。
びっくりして体が少し反ってしまった。

「友姫。油断しちゃダメよ。寛和の事だから2人になったらエロいことしようと企んでんだから!」

「お前の彼氏と一緒にするな。」

「誰がエロいって?ナイト様。」

思わず苦笑い。
珊瑚君はそんな事考えてはない。……と思うけど。
実際今年の夏にそれまがいの事が起こったけど、それ以降はいつも通りだし。

⏰:07/11/14 02:40 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#417 [向日葵]
――――――――――――

今日はここまでにします(。・ω・。)

>>283に感想板がありますんで、よければ感想お願いします

⏰:07/11/14 02:41 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#418 [向日葵]
いや……いつも通りで十分なんですけどね。

「題しましてぇっ!」

秋帆が叫んだ声で我に帰った。

「友姫ちゃん追試合格までの道ー!」

「え?!俺は?!」

皆が騒ぐ中、私はふと思った事があった。

「それって……どこでやるの……?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あーナイト様の家久々ぁ!」

結局珊瑚君の家(私の家でも半分ある)でお勉強会を実施。
どこかでこうなる事を予想していた私。

⏰:07/11/16 00:16 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#419 [向日葵]
とりあえず皆は居間で適当に座る。
私は皆にお茶を出す為に台所に立った。

「友姫そんなんいいから。」

後ろから珊瑚君がコップを出しながら言った。

「あ、いいのいいの。気にしないで。これくらいしなきゃ。」

「じゃなくて。」

と言いながら棚から出したコップを置き、コツンと軽く私のおでこを叩いた。

「お前、まぁ暁もだけど。お前らの為の勉強会なんだから、友姫は勉強の用意して来い。」

⏰:07/11/16 00:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#420 [向日葵]
そこで私は大きくため息を吐いた。
珊瑚君が「何?」と言う風に首を傾げて私を見る。

「私も珊瑚君みたいに頭が良ければなぁ……。」

ポツリと言って、私は居間に向かい、カバンから勉強道具を出してセッティングしていた。

「友姫ちゃんはどこが分からないの?」

佳苗ちゃんがにこやかに聞いてきた。

「えっと……分からないって言うか、計算ミス。あ、でもここちょっと分かんないかも。」

⏰:07/11/16 00:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#421 [向日葵]
「これはね……。」と教科書に指を差しながら私に丁寧に教えてくれる佳苗ちゃん。
そんな佳苗ちゃんを見ながら、私はまたため息を静かにした。

可愛くて、頭が良いなんて……佳苗ちゃんは完璧すぎだよ……。

「あ、ここもう1回教えて!」

白月君が寄って来て、3人揃って佳苗ちゃんの話を聞く。

「ぐぇっ!!」

「え?!」

いきなりの白月君の変な声に、近くにいた私はびっくりした。
見れば珊瑚君が白月君の襟を引っ張っている。

⏰:07/11/16 00:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#422 [向日葵]
「くっつきすぎ。」

それを見ていたしい千歳君はプッ!と吹き出した。

「ナイト様何暁にヤキモチ妬いてんのさ!」

あ、近かったからかな。

「そんなに嫌なら友姫を連れて自分の部屋にでも行きなさいよ。」

律。それならば何故皆ここに来たのかが分からないよ。目的は仮にも私と珊瑚君を2人にしとはいけない!から始まったんじゃなかったっけ……?

「いくらなんでもそれは……。」

⏰:07/11/16 00:35 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#423 [向日葵]
と弁解をしていると、パタンと音が聞こえた。
「ん?」と思い、手元を見ると、珊瑚君の両手が私の勉強道具を片付けている。

……?何で……?

「ハイ友姫持つ。」

ずずいっと道具一式を渡されて、意味も分からず私はそれを受け取った。
すると珊瑚君が両腕を持って私を無理矢理立たせた。

「了承も得た事だし。じゃあ俺達は好きなようにさせてもらうから、皆ごゆっくりな。」

⏰:07/11/16 01:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#424 [向日葵]
え?

「珊瑚君何言っ……て――?!」

腕を引っ張られて、私は珊瑚君に無理矢理歩かされた。
何故急にそんな展開になったかパニックになっていた私は、気がついたら珊瑚君の部屋にいた。

バサッ!

その音に振り向くと、珊瑚君が制服の上着をベッドに投げたところだった。

「……え、さ、珊瑚……く……?」

まさか……え、まさかっ!そんなっ!

⏰:07/11/18 11:50 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#425 [向日葵]
「何?どうかした?」

どうしたもこうしたも!

「え、あ、えぇっ!」

パニックな私をよそに、珊瑚君は私の方に歩み寄ってきた。

嘘でしょ?!だって下には皆いるし……っ!!

「……っさ、珊瑚君待って!!」

「え?腹でも減った?ってか食べたら眠くなるぞ。なんてったって友姫が嫌いな数学だからなぁ……。」

あ、……あれ?

私は首からおでこの生え際まで真っ赤になっていくのが分かった。

⏰:07/11/18 11:54 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#426 [向日葵]
勘違い!

私の頭にでかでかとその3文字が出現する。

馬鹿だよ私っ!
私こそ本当のスケベかもしれないよぉ―――!!

「友姫?何してんだ?早く始めるぞ。」

「あ……ハイ……。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「で、この公式をここに当てはめるわけ。」

珊瑚君の教えにより、順調に問題を解いていく私。
珊瑚君は教え方上手いのか、学校の先生よりも理解しやすい。

⏰:07/11/18 11:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#427 [向日葵]
「……で、こう?」

自信満々でノートに書いた答えを指差した。
その答えをチェックしていた珊瑚君は、段々と眉間にシワを寄せて、最後にはハァァ……と大きくため息を吐いた。

「あのさ友姫……なんで8+3が21になってんだよ……。かけ算になってるし。」

またしても計算ミス。

あまりの凡(?)ミスに机に顔を突っ伏してしまった。
「本当……申し訳ありません……。」

ダメだ……こんな事じゃ絶対次の追試も不合格だよぅ……。

⏰:07/11/18 12:04 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#428 [向日葵]
「ハァァ……休憩でもするか……。」

珊瑚君は椅子から立ち上がり、部屋を出ていった。

呆れられちゃった……。

私は自分の頭をワシャワシャ乱暴にかき回した。

しっかりしなくちゃ。
珊瑚君にまで協力してもらって、父さん母さんを説得してここにいるんだから。
赤点なんか……取ってる場合じゃ……。

――――――……

ガチャ

帰ってくると、友姫は机に顔を付けたままだった。

⏰:07/11/18 12:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#429 [向日葵]
友姫の事だからまたいらん心配でもして落ち込んでるんだろう……。

「友姫。」

名前を呼んでも返事がない。

オイオイ……そこまでショックだったのか?

俺はただ単にトイレへ行って、その後飲み物でもと思って下に行っただけなんだが……それがなんかいけなかったか?

「友姫?どうした?」

友姫に近づいて、肩を揺すってみると……

スー……スー……

⏰:07/11/18 12:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#430 [向日葵]
え……。寝てるのか……。

「たく……。友姫、寝るなら布団いけ。風邪引くぞっ。」

「ぅんんー……。」

駄目だ。

なんとかして友姫を抱き上げてから、俺のベッドに横たわらした。

布団をかける時、ふと友姫の顔を見ると、目元がなんだか濡れていた。

「泣いたのか?」

指先で濡れている辺りを拭ってやる。

⏰:07/11/18 12:16 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#431 [向日葵]
……なるほど。

「俺が呆れたと思ったって?」

答える筈もない友姫の寝顔に穏やかな声で問う。

「本当お前は……。」

苦笑いしながら、友姫の瞼に唇を触れた。

「おやすみ。」

そう言って部屋の電気を消した後、俺は部屋を出て行った。

リビングではまだあの6人がワイワイ騒いでいる。
俺の姿が再び見えると、6人は一気に俺を見た。

⏰:07/11/18 12:20 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#432 [向日葵]
さっき水を飲みに来た時もだが、この6人はやけに俺をきらきらした眼差しで見るんだが……

「一体何……?」

「あー駄目だ!珊瑚普通通りだ!」

暁が面白くなさそうに床に倒れ込む。

「アンタホントに男な訳?」

石垣が腕組みしながら俺に寄って来る。
小さな背からは考えられない程強い眼光は、少し呆れて見えた。

「何を期待してるんだお前らは……。」

⏰:07/11/18 12:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#433 [向日葵]
佳苗がにこっと笑ってエライ発言をした。

「だって珊瑚君、友姫ちゃんとはまだでしょ?」

後ろの壁に後頭部を思いっきし打った。

佳苗はある意味恐ろしい。
そんなフワフワした雰囲気を漂わせておきながらそんな発言をするなんて……。

「あのね寛和君……友姫ってあー見えてお子様なトコあるからその気になるまで我慢してね?」

「真野……哀れんでるのか手を出すなと言ってるのかどっちだ。」

⏰:07/11/18 12:29 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#434 [向日葵]
「「両方?」」

一同が面白そうな顔で首を傾ける。
こめかみ辺りに瞬間的な青筋が出来た気がする。

「ナイト様……仲間仲間……。俺だってさ……律が……律がぁぁ!!」

と泣き真似をしながら俺に抱きつく千歳。
若干うんざりしながらされるがままになる。

「あら直。力づくでもいいのよ?」

「どうせその後往復ビンタ10回くらいして2ヶ月は俺を放置するんだろ?」

「よく分かってるじゃない。」

⏰:07/11/18 12:34 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#435 [向日葵]
満足気に石垣が頷くものだから千歳はよりきつく俺に抱きついてオイオイ泣き始めた。

「人それぞれだよね。」

穏やかに、少し遠慮がちに三浦が言った。
そんな三浦に暁はぐるりと振り向いて詰め寄る。

「三浦違う。珊瑚は理性が強すぎなんだよ。」

「その分弾けたら大変そうだよね〜珊瑚君は。」

誰かこのカップルを閉じ込めてはくれないだろうか……。

「理性の強い弱いじゃない。問題は友姫だろ。友姫が嫌がる内は何もしたくない。」

⏰:07/11/18 12:38 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#436 [向日葵]
すると一斉に6人(いや三浦は別)の動きが止まって、今度は変な視線を送ってきた。

「私が言うのも何だけど……寛和君クサイ台詞吐ける癖にそんな気配ってるのが不思議。」

「控え目に言ってるつもりかもしれないが真野の言葉が一番刺さるぞ。」

「ナイト様……男は時に狼にならなきゃいけないんだぜ?」

「「黙れエロ眼鏡。」」

ここには石垣も参戦。
いや、石垣も眼鏡じゃん……。

⏰:07/11/18 12:45 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#437 [向日葵]
――――――――――――

一旦キリます(◎・ω・◎)


>>283に感想板ありますんで良ければ感想お願いします

⏰:07/11/18 12:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#438 [向日葵]
ってそんなの恐いから言えないのが事実だけど……。

「意外にさ……友姫ちゃん待ってたりするんじゃない?ナイト様。」

「友姫に限ってあり得ない。」

断言した。
しかしこれには女子一同から非難の声が。

「そんな事ないと思うよ珊瑚君。」

「大体アンタのせいで友姫は大分色々と感化されてるんだからね。」

「友姫前とは全く変わっちゃったもんねー。」

⏰:07/11/19 23:33 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#439 [向日葵]
俺は最早頭を抱えるしかなくなった。

「もうお前ら帰れ……。」

そう言うと皆「あぁそうだな」とか言って帰る支度を始めた。

ようやく帰ってくれるのかと思うと心底ホッとした。どうして勉強会が「俺と友姫の色々な関係」について会議されなきゃならないんだ……。

「「お邪魔しましたー。また明日ねー。」」

台風一過。

騒がしい奴らがいなくなった部屋はシーンと静まり帰った。

⏰:07/11/19 23:37 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#440 [向日葵]
トントントン……

「ん……?珊瑚君?」

階段を降りながら、友姫が眠たそうに目をこすっていた。

――約3分前程

「ん……?」

あったかぁーい……。

少し身じろぎすれば珊瑚君の匂いがした。

……え?珊瑚君の匂い?

ガバッと起きると、珊瑚君のベッドに入っていた。

「え?!何で?」

⏰:07/11/19 23:43 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#441 [向日葵]
記憶をフル回転で巻戻していく。

グルグルグルグル映像が頭の中で巻戻り、たどり着いた最後の記憶は、珊瑚君の後ろ姿だった。

「……あ……寝ちゃったんだ……。……あぁぁぁ……。」

バカバカ!
余計呆れられるような事してどうすんだ私!

しかもただでさえ珊瑚君に教えてもらう時間は限られてるのに……っ。

私どんだけ駄目になったら気がすむのよぉぉ……。

自己嫌悪していると、階下から声が聞こえた。

⏰:07/11/19 23:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#442 [向日葵]
「「お邪魔しましたー。また明日ねー。」」

あ!皆帰っ…………ちゃった……。

走って動く元気もなく、のそのそ起きて下へ行く事にした。

階段を降りると、リビングへ続くドアのヘリに珊瑚君がよっかかっていた。

「珊瑚君……?」

「?あ、友姫。目覚めたか?」

優しく言う珊瑚君だけど、その顔はどこか疲労感が漂っていた。

「ど、どうかした……?」

⏰:07/11/19 23:53 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#443 [向日葵]
「いや……自分達のダチはキャラが濃いぃなと今更ながらな……。」

と顔を手で覆って本当に参ったと言う感じで壁にもたれた。

一体何があったんだろうか……。

するとしばらく黙っていた珊瑚君が少し覆ってる手をずらして私を見た。

「……?」

*****************

果たして友姫はアイツらが言ったみたいにそんな欲望があるんだろうか……?

俺はと言うと別に友姫をどうこうしたいとは思っていない。

⏰:07/11/21 20:18 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#444 [向日葵]
一度夏休みに理性がぶっ飛びかけた事はあったが、それ以降はこれと言って何もない。

それは別に友姫に魅力を感じないとかそんなんじゃなくて、別にそんな気がないのだ。

[アンタ本当に男なの?]

石垣から言われた事が頭に響いた。

「なぁ友姫……。」

*******************

「なぁ友姫……。」

しばらく私を見つめていた珊瑚君がやっと口を開いてくれた。

⏰:07/11/21 20:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#445 [向日葵]
「は、はいっ!」

「お前は全てを俺に捧げたいと思うか?」

……。
ん?それはー……気持ち全てって事だよね?

「もちろんっ!ってか捧げてるつもりなんだけどなぁ……。」
********************

あー駄目だ……。
友姫やっぱり全然分かってない。

まぁ、問い正す必要はない事だし。
時期にその時が来るならば、その時は、これ以上ないほど友姫を優しく扱おうではないか……。

⏰:07/11/21 20:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#446 [向日葵]
********************

「あのー…。珊瑚君?」

再びフリーズしてしまった珊瑚君に首を傾げて動き出すのを待つ。

すると珊瑚君はフッ……と微笑んで私の頭を撫でた。

「晩飯の用意するか……。」

「うんっ!」

そして私達は今日も仲良く晩御飯を作るのでした。

――――――……

「友姫!」

次の日、教室に入るなり秋帆を筆頭に律と佳苗ちゃんに廊下へ連れて行かれた。

⏰:07/11/21 20:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#447 [向日葵]
「え。何ですか何ですか何ですかっ?!」

「昨日、あれからどうだったか気になってたんだぁ。友姫ちゃん寝てたみたいだったから。」

どうだったって……

「な、何が……?」

3人は目が点になって、少ししてからグリンと後ろを向いた。
残念ながら私にはその会話は聞こえない。

--------------------

「やっぱり何もなかったみたいだねー。」

佳苗の言葉に秋帆、律は頷いた。

⏰:07/11/21 20:44 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#448 [向日葵]
「あの2人は進展早いようで遅いからね。」

「なんて言うか……単にのほほんとしたカップルなのよ……。」

「友姫、図書室行かないか?」

珊瑚君の呼びかけに私は大きく頷いて珊瑚君の隣についた。

「はぁーぁ。なんって言うか。」

「幸せそうだよね。あの2人。」

友姫と珊瑚以外の一同が目論むおもしろい展開は、まだまだ先の話みたいだ。

「ま、仲良いいなら、いっか。」

⏰:07/11/21 20:48 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#449 [向日葵]
暁の言葉に「まぁね、」と呟く一同。

どんな事であれ、今日も笑ってあの2人が一緒にいることが、何より安心出来る事なのかもしれない。

友姫と珊瑚は、これからもずっと握ったその手を離さない事だろう。

そうしてくれる事を、心から願って……。







きらきら*END

⏰:07/11/21 20:52 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#450 [向日葵]
ビー玉ラバーズスペシャルストーリー

*恋愛喫茶店―世津&マスター―*









季節は秋に移り変わろうとしていた。

半袖では少し寒く、長袖では少し暑いこの時期。

そんなむしゃくしゃする季節には、あそこが一番。

その名も、「恋愛喫茶店。」

⏰:07/11/21 20:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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