○ビー玉ラバーズ○
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#390 [向日葵]
「どうしたの?何か変じゃない?」
「……ごめん。本当、用事があるから……。」
私は手を振りほどいてまた歩いて行った。
あぁ……馬鹿だ私。
何期待してたんだろう。
いつも期待して、裏切られる事分かってるじゃない……。
それなのに……。
馬鹿みたい……。
こんな時に、音楽が聞けないだなんて……。
水族館をやって出れた。
太陽が真上だ。
太陽なんか……太陽なんか……。
:07/11/12 02:37
:SO903i
:☆☆☆
#391 [向日葵]
眩しい太陽なんか……
「大っ嫌いだ……。」
私はいつまでも闇の存在だ。
それを改めてしらされた。
所詮デブスには恋なんて出来っこなかったんだ。
恋なんて、でしゃばった事、しちゃいけなかったんだ……。
「う……っうぅぅ……っ。」
消えたい……こんな私なんか……っ!
大嫌いだ…………っ!!
:07/11/12 02:39
:SO903i
:☆☆☆
#392 [向日葵]
――――――……
「チーロール!」
「お!おっはよーぅ!」
数日後。
失恋した私は意外にも元気だった。
色々あったモヤモヤが消えたせいかな……?
電車の時間を、ちょっとずらしたり、帰る時間の調整で、桜井君に会う事は、ここ何日か無かった。
「今日の帰り買い物行かない?」
「いいよ。私も漫画買いたいし!」
漫画を読んで、また妄想を膨らませながら夢に浸っておこう。
その方が……何倍も現実より楽だもの……。
:07/11/12 02:45
:SO903i
:☆☆☆
#393 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「暁子ちゃん。帰ろ!」
「ごめんチロル!一回寮に戻らなきゃいけないから校門で待ってて!」
「ウン。分かった。」
私は校門へ向かった。
漫画何買おうかなぁー。
あんまーいラブストーリー読みたいなぁ。って言ってもいつも甘いの買っちゃうんだけどね……。
「音楽聞きながら待つか!」
イヤホンをつけて、携帯をいじる。
音楽で、私の耳は塞がれた。
:07/11/12 02:49
:SO903i
:☆☆☆
#394 [向日葵]
と思った。
スポッ
「?もー!暁子ちゃんったら」
「誰が暁子ちゃんだよ。」
――!!
桜井君がいた。
音楽で自分の世界にいた私は、彼に全く気付かなかった。
「やっと会えたし……。何避けちゃってくれてるの?」
「……避けてなんかない。たまたまでしょ?しょっちゅう会ってる方がおかしいんですよ。」
:07/11/12 02:52
:SO903i
:☆☆☆
#395 [向日葵]
「イヤホン取れよ!!」
ビッ!!
携帯から何から、音楽を聞いてた一式を取られてしまった。
「どーして何も言わせてくれないの?!俺千広に言いたい事一杯あるんだけど……っ!」
私には無い。
失恋は決定されたんだ。
大方諦めるとか言いたいんでしょ?
「悪いけど先約がありますから……失礼します……。」
ガシッ!
「!」
腕を掴まれた。
それも、今まで掴まれた中で、一番強く……。
:07/11/12 02:56
:SO903i
:☆☆☆
#396 [向日葵]
「今度は逃がさねぇから。」
「舐めないで!」
力に自信があった私は、振りほどいて暁子ちゃんの寮がある方まで走った。
「私は話す事なんてありませんから!」
「俺はあるんだよ!」
と言って後ろから凄いスピードで追いかけてきた。
すると前方に暁子ちゃん発見。
「あ、チロル。お待たせー。」
「暁子ちゃん!早く行こ!漫画早く買いたいしっ!」
:07/11/12 02:59
:SO903i
:☆☆☆
#397 [向日葵]
「あ、千広の友達だ。」
え……もう後ろにいるの……?
そろーっと振り返ると、そこには走った筈なのに、呼吸が全然乱れてない余裕そうな桜井君がいた。
ば……化物……?
「あー貴方、チロルと仲良しのー!」
「ゴメンネ。今日用事があったみたいだけど千広貸してもらえる?」
「ノープログレム!」
いやプログレムあるから!!私が!
:07/11/12 03:02
:SO903i
:☆☆☆
#398 [向日葵]
「ありがとう。千広、行こうか。」
爽やかな表向き笑顔とは裏腹に、有無を言わせぬオーラに私は成す術なく連れて行かれる。
暁子ちゃんは呑気に口パクで私に「頑張って!」と言っとる。
暁子ちゃんよ……私に何を頑張れと言うか……。
私は……頑張る事をとうに諦めた人間なんだよ……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さぁー。まず何から話そうか。」
どこだここ……。
なんか河原みたいなとこに連れてこられた私、
:07/11/12 03:06
:SO903i
:☆☆☆
#399 [向日葵]
私は桜井君と少し距離を置いて座った。
失恋の痛みならもうとっくに乗り越えた。
もうこの際ヤケだ。何でも来やがれ!!
「お前神崎どう思う?」
「……っ。可愛くていい子だと思う。」
ホラね。やっぱりだよ。
やっぱり私が好きじゃなくなってたんだ。
「そっか……。じゃあ神崎と付き合ってみるか。」
何が言いたいんだろう……。私を痛めつけたいのかな。でも残念だったね。そっち系の痛みには結構免疫ついてんだよ。
:07/11/12 03:11
:SO903i
:☆☆☆
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