○ビー玉ラバーズ○
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#461 [向日葵]
「そ……そうだけど……。」
作り笑いをしていても自分の顔がどうなっているかが薄々分かっていた。
多分青筋立ててる。
「ハァ……やっぱりね……。」
そっぽを向きながら梨子ちゃんは呟いた。
そして何か考えてからまた(偉そうに)私を見た。
私はその目線に不快感を隠せそうになかったが、なんとか頑張った。
「最近、マスターの感じ変わったからもしかしたらと思ったのよねー……。まさか先に越されてるだなんてなぁー。」
:07/11/24 00:28
:SO903i
:☆☆☆
#462 [向日葵]
「ハァ……。」
「一体どんな手を使ってマスター落とした訳?色仕掛け?……でもないか。」
コイツ……今確実に胸当辺り確認しやがった……っ。
どうせAカップだよバカヤロウ!!
「私、マスター好きなの。アンタみたいなおばさんに負ける気しないから。むしろ奪うし。」
「そ……そう……。」
「落ち着け」の代わりに、今度は「私の方が大人」と暗示し続けた。
でなければ今直ぐにでも胸ぐらを掴んでしまいそうな自分が怖かった。
:07/11/24 00:32
:SO903i
:☆☆☆
#463 [向日葵]
「別に10歳差とか、この頃じゃ普通じゃん?だから「無理だ」とか余裕ぶらない方がいいと思うよ?今の中学生舐めたら痛い目見るかんね。」
それだけ饒舌なら舐めてなんかいられないって…。
「お待たせしました。」
奥からマスターが帰ってくると、目を見張るぐらいの早さで梨子ちゃんは椅子をマスターの方へ戻した。
「ぜぇんぜんっ!そこの美人なお姉さんとお話してたからっ!」
あぁ……どうしよう……女って怖いなぁー……。なんだその極端な二重人格。
:07/11/24 00:38
:SO903i
:☆☆☆
#464 [向日葵]
―――――――……
結局梨子ちゃんは私が帰ろうと思う時間までいて、ロクにマスターとは会話する事が出来なかった。
諦めて、カバンとお金を置いた私は静かに喫茶店をあとにした。
しかし……最近の中学生ってすごいなぁ……。
私が中学生の時ってあんなだっけか?
ってか……嫌だったな……。
マスターがあの子の頭に優しく触れた瞬間、胸の奥がジリジリ痛くなった。
「馬鹿みたい……。」
年下に妬くだなんて……。
:07/11/24 00:42
:SO903i
:☆☆☆
#465 [向日葵]
――――――

――――――
今日はここまでにします(◎・ω・◎)
>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

:07/11/24 00:43
:SO903i
:☆☆☆
#466 [向日葵]
トボトボ家へ帰る。
足取りは驚くほど重い気がした。
「世津さん!」
「え?」と思い、重かった足を止め、後ろを振り向いた。
すると、蝶ネクタイもチョッキも、どこかの貴族のような片方だけの眼鏡も外したマスターが向こうから走ってきといた。
私の前まで辿り着いたマスターは息を少し切らしながら私を見つめた。
「帰らないで下さいよ……私は毎日送らせて頂いてるじゃないですか。」
:07/11/25 01:28
:SO903i
:☆☆☆
#467 [向日葵]
「だ…っ、……だって……。」
お客さんの機嫌を損ねてしまえば、マスターに迷惑がかかる。
それならば、私が幾分か我慢した方が事は丸くおさまるし
……何より、私があそこにいたくはなかったんだもの……。
「…?世津さん……?」
マスターは気遣わし気に私を見る。
そして右手をそっと差し出して、私に触れようとした。
それを視界の隅に認めた私は、反射的にその手を払ってしまった。
:07/11/25 01:32
:SO903i
:☆☆☆
#468 [向日葵]
パシッと乾いた音が響いた所で私はハッとした。
「あ、ごめんなさ……。」
マスターはびっくりしていた。
目には少し悲しそうな雰囲気が漂っていた。
「ごめんなさい……。」
私はもう1度謝った。
でも、触れて欲しくはなかった。
あの子を触った手で、私を触って欲しくはなかったの……。
「私は、世津さんに何か気に障る事をいたしましたか……?」
:07/11/25 01:36
:SO903i
:☆☆☆
#469 [向日葵]
それがあの子に対する嫉妬だと知ったら、マスターは私をみっともないと蔑ずんでしまうかもしれない……。
「す……拗ねてたんですっ!」
だから嘘をついた。
「マスターが誕生日を教えてくれないから。何でよ!って。ただそれだけです。」
マスターはしばらく私の顔をじっと見つめた。
私は嘘と見極められない為ぐっと神経を集中させた。
するとマスターの顔から緊張がとけた。
:07/11/25 01:40
:SO903i
:☆☆☆
#470 [向日葵]
「10月14日ですよ。丁度明後日の日曜に24になります。」
「え?!そんな間近だったの?!」
もっと余裕がある事を期待していたから、嘘をついたのは自分と言えど動揺を隠せないでいた。
「でも……教えてくれて、ありがとう。お陰で、マスターの誕生日見逃さずにすみましたっ。」
マスターは、今度は嫌がらなかった方の手で私の顔を包む。
それに気づいたから、私は今度は抵抗しなかった。
:07/11/25 01:44
:SO903i
:☆☆☆
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