‐呪*画像‐
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#6 [由利]
だから由利は中学生の
頃は結構遊んでいた。
派手めな女の子だった。
髪は金髪で巻き髪。
耳にはピアスが大量に。
遊ぶ連れ達は、
不良系の奴等が多かった。
しかし、受験の
時期になっても
遊び続けている由利に
父親と母親は心配していた。
:07/10/27 20:23
:W53T
:☆☆☆
#7 [由利]
何も言わなかった父親も
母親もこの時ばかりは
由利に注意した。
「由利!!
今は受験の時期だ。
最近遊んでばかりだが
勉強の方は
大丈夫なんだろーな?」
「大丈夫なんじゃない?」
携帯をイジりながら
言う由利。
「嘘をつけ!
今日学校から電話が
あったぞ!!
由利、成績が
下がってるそうだな」
「だから?」
:07/10/27 20:31
:W53T
:☆☆☆
#8 [由利]
「もう夜中に遊びに
行くのは止めろ!」
「はあ???
止めないよ」
「何言ってるんだ!
これ以上成績が
下がったら高校に
行けなくなるんだぞ!」
「だったら高校なんか
行けなくてもいいわ!」
「何言ってるんだ!
今から勉強すれば
まだ間に合う」
「ふざけんなや!
今まで何も言って
こなかったくせに
今さらなんだよ!」
:07/10/27 20:35
:W53T
:☆☆☆
#9 [由利]
そう言った瞬間、由利の
大きな瞳から涙が落ちた。
「……寂しかった」
由利は一言そう言って
再び話し始めた。
「あたしが勉強して
成績上位だったら
お父さんとお母さんが
喜んでくれた。それが
すごい嬉しかった。
お父さんとお母さんの
喜んでる笑顔が見たかった。
だから頑張って
成績上位をキープしてた。
:07/10/27 20:44
:W53T
:☆☆☆
#10 [由利]
でも友達が派手な子が
多くなってきて、
あたしも友達みたいに
派手にしたかった。
内心、怒られると
思ってたから怒られたら
止めよおって思って
金髪にして髪巻いて
家に帰った。
怒られるって思ってた。
なのに、お父さんも
お母さんも怒る所か
気にもしてくれない。
それどころか、
成績成績って勉強のこと
ばっか気にしてあたしの
ことは全然気にかけて
くれなかった。
:07/10/27 20:52
:W53T
:☆☆☆
#11 [由利]
あたしは成績さえ
良かったら
どうでもいいんだって
思ってた。
だから、ちょっとでも
気にして欲しくて
お父さんとお母さんに
迷惑がかかるように
いっぱい遊んだ。
それでもお父さんも
お母さんは何も
言ってこなくて……
あたし、本当に
いらない子なんだあ
って思ってた。でも、
今こうやって怒られて
嬉しかったりしてる。
今まで心配かけて
ごめんなさい」
:07/10/27 20:56
:W53T
:☆☆☆
#12 [由利]
由利は大粒の涙を
流し続けていた。
「…―そうだったのか。
気付いてやれなくて
すまなかったよ。由利」
「由利。ごめんね」
父親と母親は由利に謝り、
母親は泣きながら由利に
抱きついた。
「ヒック・・これからは・・ック、
勉強頑張るから!」
:07/10/27 21:00
:W53T
:☆☆☆
#13 [由利]
由利はそう言って
母親の胸の中で泣いた。
この日をきっかけに
由利の家族はすごく
強い絆で結ばれた。
誰に邪魔をされても
切れない強い絆で…―
―――――――――
由利は何故か今、
この過去を思い出した。
…なんで過去のこと
思い出したんだろ?
:07/10/27 21:04
:W53T
:☆☆☆
#14 [由利]
成績表のこと
言われたからかな?
でも今は前みたいに
勉強勉強って言って
こないし、あの時本音
言って良かったな!
そんなことを思いながら
制服からスウェットに着替え、
リビングに向かった。
:07/10/27 22:15
:W53T
:☆☆☆
#15 [由利]
ドアを開けると
ソファーにお父さんが
座っていた。
「お父さん。
帰ってたんだ!!
今日は早いね!」
「あぁ! そういえば
お母さんから聞いたぞ!
成績落ちてない
そうだな!
良かったな!」
「あ…、うん」
:07/10/27 22:21
:W53T
:☆☆☆
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