‐呪*画像‐
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#1 [由利]


遊び半分であんなこと
するんじゃなかった―。


⏰:07/10/27 19:49 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#2 [由利]

私の名前は宮地由利(ミヤチ ユリ)
極々普通の高校1年生。


由利は携帯をイジりながら
家に帰っていた。

「ただいま〜」
ローファーを脱ぎながら言う由利。
「おかえり!」
そう言いながら母親が
由利の元まで来た。

⏰:07/10/27 19:54 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#3 [由利]

「由利♪」
笑顔の母親は由利に
何かを訴えている様子。

由利は母親が何を
訴えているのか、笑顔で
すぐに分かった。

「これね。はい」

由利はそう言って鞄から
プリントを取り出し
母親にプリントを渡した。

⏰:07/10/27 19:59 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#4 [由利]

そのプリントは
試験成績表だった。

母親はそのプリントを見て

「今回も点数が落ちて
なくて、良かったわ♪」
満面の笑みを浮かべて言った。
「うん」
由利はそっけなく答えた。

「今日の晩ご飯は
ハンバーグだから♪」
「うん。
着替えたら行く」

由利はそう言って
2階の自分の部屋へ行った。

⏰:07/10/27 20:06 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#5 [由利]

由利は、
小・中学校ともに
成績は常に上位だった。

父親は造船関係の
仕事をしている。
とても優しい父親だが、
勉強面にだけは
とても厳しい人だ。
だから、小さい時から
父親に勉強を教えられ
成績上位をキープ出来るのは
父親のおかげだ。

母親は由利が成績を
落とさなければ何も
言ってはこない。

父親も成績を
落とさなければ何も
言ってはこない。

⏰:07/10/27 20:16 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#6 [由利]

だから由利は中学生の
頃は結構遊んでいた。

派手めな女の子だった。

髪は金髪で巻き髪。
耳にはピアスが大量に。
遊ぶ連れ達は、
不良系の奴等が多かった。

しかし、受験の
時期になっても
遊び続けている由利に
父親と母親は心配していた。

⏰:07/10/27 20:23 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#7 [由利]

何も言わなかった父親も
母親もこの時ばかりは
由利に注意した。

「由利!!
今は受験の時期だ。
最近遊んでばかりだが
勉強の方は
大丈夫なんだろーな?」

「大丈夫なんじゃない?」

携帯をイジりながら
言う由利。

「嘘をつけ!
今日学校から電話が
あったぞ!!
由利、成績が
下がってるそうだな」

「だから?」

⏰:07/10/27 20:31 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#8 [由利]

「もう夜中に遊びに
行くのは止めろ!」

「はあ???
止めないよ」

「何言ってるんだ!
これ以上成績が
下がったら高校に
行けなくなるんだぞ!」

「だったら高校なんか
行けなくてもいいわ!」

「何言ってるんだ!
今から勉強すれば
まだ間に合う」

「ふざけんなや!
今まで何も言って
こなかったくせに
今さらなんだよ!」

⏰:07/10/27 20:35 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#9 [由利]

そう言った瞬間、由利の
大きな瞳から涙が落ちた。

「……寂しかった」

由利は一言そう言って
再び話し始めた。

「あたしが勉強して
成績上位だったら
お父さんとお母さんが
喜んでくれた。それが
すごい嬉しかった。
お父さんとお母さんの
喜んでる笑顔が見たかった。
だから頑張って
成績上位をキープしてた。


⏰:07/10/27 20:44 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#10 [由利]

でも友達が派手な子が
多くなってきて、
あたしも友達みたいに
派手にしたかった。
内心、怒られると
思ってたから怒られたら
止めよおって思って
金髪にして髪巻いて
家に帰った。
怒られるって思ってた。
なのに、お父さんも
お母さんも怒る所か
気にもしてくれない。
それどころか、
成績成績って勉強のこと
ばっか気にしてあたしの
ことは全然気にかけて
くれなかった。

⏰:07/10/27 20:52 📱:W53T 🆔:☆☆☆


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