[ストリート×チルドレン]
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#41 [トイロ]
−‥カシャン


「あ‥‥」

幸の目に彩りがもどる。



−その


鋭い瞳をもつ者は


ただひとり‥−



「−‥‥‥幸‥‥‥‥」


「−‥え‥‥」

⏰:07/12/11 18:45 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#42 [トイロ]
「−‥え‥‥」



グラッ

幸の視界がぐらついた。


「なんだこ‥れ‥
意識がとお‥の‥く」

⏰:07/12/11 18:47 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#43 [トイロ]
薄れる意識の中
俺は、なつかしい‥‥

あいつの名を呼んだ。



哀しい顔でやさしく笑う


あいつの名を‥。


「‥‥クレナイ‥‥」

⏰:07/12/11 18:49 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#44 [トイロ]
++++++++++


#01話#

幸×紅:{再会


-END-


++++++++++

⏰:07/12/12 00:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#45 [トイロ]
#02話#


銀河市は、真ん中に大きな川が流れている。
川の右側は都会、左側は田舎という単純な構成になっている。


田舎といわれる、河川の左側には深い雑木林がある。

その深い林の中を幼い少年、五十嵐 幸は歩いていた。


「う-‥さむッ」


それもそのはず。
今の季節はちょうど真冬で、幸の足元の地面は雪が積もっていて真っ白なじゅうたんみたいだ。

⏰:07/12/12 22:34 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#46 [トイロ]
おれは、いがらし さち。
小学2年生。

なんでおれがこんな所にいるのかというと、話は少し前にもどる。


おれが通う小学校の近くに公園がある。
そこの公園にホラ吹きじいさんってやつがいる。
(香介さんは、「ほーむれす」って呼んでたけど)

そのじいさんがおれにこんな話をしてきた。


「みかん色をした坊や
こんな話は知っているかい

実はね
あそこに深い林があるだろう?
あの林の奥には、この寒い季節にだけ咲く純白の薔薇があるんだ」

⏰:07/12/12 22:38 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#47 [トイロ]
「また始まった」
おれはため息まじりで呟いた。


「嘘じゃないよ
今まで君たちには、たくさんホラを吹いてきたが、この話は真実だ」


じいさんは初めてみせる真剣な目で、おれに語り続けた。


だから、おれはその真相を確かめるためにこんな寒い場所にいるのだ。

⏰:07/12/12 22:46 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#48 [トイロ]
「まだ着かねぇ‥」

幸は白い息を吐きながら、雪景色の中をただひたすら歩く。


歩きはじめて、すでに数時間は経ったころ、幸は足をとめた。
そこはガケで
つまり行き止まりだった。


「なんだよ‥やっぱウソだったってことかよ」

幸はへなへなと座りこんだ。
もう体力が限界だった。

(おれ、帰れる元気まだ残ってるかな‥)

⏰:07/12/14 17:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#49 [トイロ]
幸は所在なさに、ガケの下を覗いてみた。


「!!」


そこらはトゲだらけの茨だった。
その中に一輪の真っ白な薔薇が咲いていた。


しかし、幸の視線は違うところに向けられていた。

純白の薔薇を両手で包むようにしてみつめている少年へと。



それが幸と紅の出会いだった。

⏰:07/12/14 17:51 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#50 [トイロ]
「なにしてんの?」


少年はビクッとして、ふりむいた。
金色の瞳が幸の目とぶつかる。


その少年は、ほんとうに美しかった。
雪のように白い肌、銀色に輝く髪、黄金の瞳。

その瞳が潤んでいた。


「あ-わかった!
出られないんだな?
じゃあおれが手伝ってやるから」

幸は身を乗りだして、手をのばした。

⏰:07/12/14 17:54 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


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