[ストリート×チルドレン]
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#63 [トイロ]
アキコは、俺が心の中でそんなひとりツッコミをしていることも当然知らずに、話しかけてくる。
「にしても、幸がヘマするなんて珍しいね-
しかも貧血‥‥ぷ」
「うっせ-」
俺は着替えながら簡単に返した。
(そ-だよ‥
俺、きのう紅に会えたんだよな
そんで紅に血を吸われて‥)
:07/12/15 13:42
:SH903i
:☆☆☆
#64 [トイロ]
「‥幸?
手とまってるよ?
早くしないと、また中センがうるさいよ」
「ああ、ごめん」
俺は適当に返事をして制服に着がえ終えた。
俺は頭の中でぐるぐる考えながら、アキコと家を出た。
++++++++++
:07/12/15 13:45
:SH903i
:☆☆☆
#65 [トイロ]
アキコが絶えずに話しかけてくれるが
全く耳にはいってこない。
俺は紅のことで頭がいっぱいだった。
気のせいか街中がざわついている。
「幸、なんか珠西族とケンカだって!」
アキコは目を輝かせて、興奮している。
(ったく、こいつのケンカ好きもどうにかしねぇとな;)
:07/12/15 13:49
:SH903i
:☆☆☆
#66 [トイロ]
「ふ-ん‥‥相手どこ?」
「十字族」
俺はアキコのほうにバッと顔を向けた。
アキコは驚いていたが、かまわず俺は問いつめた。
「場所は!?」
「え、あっちの通りみたいだけど‥‥
‥ちょっ‥幸!!?」
気づいたら、俺は走りだしていた。
:07/12/15 13:53
:SH903i
:☆☆☆
#67 [トイロ]
学校とか、中センの説教とか全部吹っ飛んでいた。
俺の頭の中はただ
"はやくあいつに会いたい"
それだけだった。
:07/12/15 13:59
:SH903i
:☆☆☆
#68 [トイロ]
++++++++++
裏通りでは、珠西族と十字族が向かい合っていた。
「祐、てめぇ‥
昨日はよくも俺らのテリトリーを荒らしやがったな」
珠西族のリーダーが啖呵をきる。
「珠ちゃん、シンナーはあかんで
お酒もほどほどにね♪」
十字族のリーダー、祐は笑って関西弁まじりに言った。
:07/12/15 22:48
:SH903i
:☆☆☆
#69 [トイロ]
珠西族のリーダーは少しビクッと怯んだ。
「‥そんなもん吸ってねぇ」
「缶ビールのなか」
「‥‥‥」
図星だったのか珠西族のリーダーは黙りこんだ。
すると、さっきまで笑っていた祐の顔つきが変わった。
:07/12/15 22:51
:SH903i
:☆☆☆
#70 [トイロ]
「てめぇ、珠西のリーダーだろうが
なにシンナーとか吸わせてんだ
族の連中のことを本気で考えない野郎なんかがなあ
リーダーを名乗る資格なんかねぇんだよ」
「‥ぅるせえッ!!!」
珠西族のリーダーはそう叫ぶと同時に、祐へ殴りかかってきた。
珠西族の連中たちもそれぞれ十字族に殴りかかる。
:07/12/15 22:53
:SH903i
:☆☆☆
#71 [トイロ]
数分後、乱闘はおさまった。
鎮まらせたのは十字族。
祐が血を吐きながら倒れている珠西族のリーダーの胸ぐらを掴んだ。
「シンナーの入った缶は、俺らが昨日空きビルから回収した
‥もう、すんじゃねぇぞ
三度目はこんなもんじゃ済ませねぇからな」
珠西族のリーダーは、ただ黙って祐を睨みつけた。
:07/12/16 00:08
:SH903i
:☆☆☆
#72 [トイロ]
祐は掴んでいた手を離し、解放する。
「おし!
みんなお疲れ★
もう用は済んだから撤収〜♪」
十字族が散らばりはじめたころ、後ろで彼らを睨みながら珠西族のリーダーは呟いた。
「そうだよな〜
俺たちが十字族に敵うわけないし」
「?」
最後尾にいた祐が振りかえる。
:07/12/16 00:18
:SH903i
:☆☆☆
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