[ストリート×チルドレン]
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#222 [トイロ]
実のところ、
銀河高校に入ったことは、それほど気にしていない。


妊婦さんを見捨ててまでも、駘壕高校に行きたかったわけじゃないし。




でも最近、全く感じていなかった気持ちが、少しずつ募ってきているような気がする。


原因はだいたい見当がついている。

⏰:08/02/17 18:46 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#223 [トイロ]
銀高で、右にでる者はいないと断言できるほどの美少女、
和歌山 架奈さんだ。



幸にも話したけれど、
なぜか俺は和歌山さんに嫌われている。


もちろん嫌われるようなことをしたおぼえはない。



俺はあまり気にとめない性格だが、
心当たりがないのに嫌われているというのは、やっぱり結構ショックだ。


++++++++++

⏰:08/02/17 18:49 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#224 [トイロ]
'


AM6:10



俺はいつものように教室のドアを開ける。



そして、いつもなぜか早朝から登校している和歌山さんに


「おはよう」



と声をかけてから、自分の席に座る。

⏰:08/02/17 18:51 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#225 [トイロ]
嫌われているからといって

挨拶をしないのは、おかしいからね。


すごい不機嫌な顔を向けられても;



ちなみに、和歌山さんからあいさつが返ってきたことはない。

まあ、別にいいけど。




さて、俺の唯一の楽しみ、読書の時間だ。


今日は図書館で借りてきた推理小説、「落窪」を読もう。

⏰:08/02/17 18:57 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#226 [トイロ]
本の世界に引き込まれ

‥る前に和歌山さんの声が俺の頭上にかかってきた。


「す、すぎ杉本っ」



(和歌山さんから声をかけてくるなんて‥めずらしいな)

俺は本から顔をあげた。


彼女と目があう。

気のせいか、彼女の顔が赤いような気がする。

また俺は気づかないうちに、なにか怒らせてしまったのだろうか。

⏰:08/02/22 12:53 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#227 [トイロ]
不安になって彼女の言葉を待つ。




「‥‥‥‥‥‥‥っ‥////」

なかなか次の言葉がでてこない。


そんなに言いにくいことなのだろうか。

俺は必至で記憶を辿り巡らす。



「‥えっと‥‥
‥‥な、なな、ななんでそんな本読んでるのっ!?」

⏰:08/02/22 12:56 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#228 [トイロ]
'



‥‥‥‥‥‥‥。





「えっとえっと、だ、だって!
杉本、授業以外はずっと本ばっか読んでるし!
そんなにおもしろいわけ?」



「‥‥‥面白いよ
まあ、和歌山さんにはわからないだろうけど」


我ながら冷たい言葉。

⏰:08/02/22 12:59 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#229 [トイロ]
我ながら冷たい言葉。



「和歌山さんも雑誌ばっか読んでないで、ちゃんと本読んだ方がいいんじゃないの?」



言葉がまるで鎖のように、つながっていく。


とまれない。

⏰:08/02/22 13:00 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#230 [トイロ]
「‥雑誌ばっかじゃないし!
あたしだって本読んでるわよ!」


「漫画とか?」


「‥マンガのどこがわるいのよ
それに携帯小説だって、ちゃんと読んでるし」



「悪いとは言わないけど、得るものは少ないと思うよ

まだ教科書に載ってる文章とかのほうが、得るものが多いんじゃない?」




「‥‥‥もういい」

⏰:08/02/22 13:04 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#231 [トイロ]
彼女は、そう終止符を打つと、踵をかえして教室を出ていった。




教室に一人残された俺は、息をはいて座りなおす。



今までの俺なら、あんなことを言われてもうまく受け流せていた。


それなのに‥なぜ彼女に言われると、ここまでムキになってしまうのだろう。


まともに相手しなければいいのに、なぜそれができないのだろう。

⏰:08/02/22 13:08 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


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