[ストリート×チルドレン]
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#227 [トイロ]
不安になって彼女の言葉を待つ。
「‥‥‥‥‥‥‥っ‥////」
なかなか次の言葉がでてこない。
そんなに言いにくいことなのだろうか。
俺は必至で記憶を辿り巡らす。
「‥えっと‥‥
‥‥な、なな、ななんでそんな本読んでるのっ!?」
:08/02/22 12:56
:SH903i
:☆☆☆
#228 [トイロ]
'
‥‥‥‥‥‥‥。
「えっとえっと、だ、だって!
杉本、授業以外はずっと本ばっか読んでるし!
そんなにおもしろいわけ?」
「‥‥‥面白いよ
まあ、和歌山さんにはわからないだろうけど」
我ながら冷たい言葉。
:08/02/22 12:59
:SH903i
:☆☆☆
#229 [トイロ]
我ながら冷たい言葉。
「和歌山さんも雑誌ばっか読んでないで、ちゃんと本読んだ方がいいんじゃないの?」
言葉がまるで鎖のように、つながっていく。
とまれない。
:08/02/22 13:00
:SH903i
:☆☆☆
#230 [トイロ]
「‥雑誌ばっかじゃないし!
あたしだって本読んでるわよ!」
「漫画とか?」
「‥マンガのどこがわるいのよ
それに携帯小説だって、ちゃんと読んでるし」
「悪いとは言わないけど、得るものは少ないと思うよ
まだ教科書に載ってる文章とかのほうが、得るものが多いんじゃない?」
「‥‥‥もういい」
:08/02/22 13:04
:SH903i
:☆☆☆
#231 [トイロ]
彼女は、そう終止符を打つと、踵をかえして教室を出ていった。
教室に一人残された俺は、息をはいて座りなおす。
今までの俺なら、あんなことを言われてもうまく受け流せていた。
それなのに‥なぜ彼女に言われると、ここまでムキになってしまうのだろう。
まともに相手しなければいいのに、なぜそれができないのだろう。
:08/02/22 13:08
:SH903i
:☆☆☆
#232 [トイロ]
「‥結局、和歌山さんは‥何をしたかったんだ?;」
なんのために、あんな言葉をわざわざ言いに来たのだろう。
毎度ながらおなじ結論にたどりつく。
「‥やっぱり、嫌われてるんだろうな‥‥」
:08/02/22 13:10
:SH903i
:☆☆☆
#233 [トイロ]
やりきれない気持ちが沸き上がってくる。
「‥?
なんだこの気持ち‥」
和歌山さんもよくわからない人だが、
最近、1番理解できないのは、
‥‥‥俺自身だった。
「自分のことなんて‥俺が1番知ってるはずなのにな」
あほらしくて、少し笑えた。
:08/02/22 13:14
:SH903i
:☆☆☆
#234 [トイロ]
++++++++++
−キーコンカーコン《♪HR終礼ベル
「起立、礼」
ほとんどの席が空いたなか、学級委員である俺は号令をかけた。
HRまで残っているのは、幸をはじめ、10人ほどしかいない。
他のクラスでも似たような状態だ。
:08/02/26 00:17
:SH903i
:☆☆☆
#235 [トイロ]
「五十嵐、それと林!!
今から職員室に来い」
担任、中センが帰ろうとしていた二人を呼び止める。
「えー今帰ろうとしてたのに〜」
「うへ、やっぱ捕まったか↓」
林さんと幸が渋りながら中センの後についていく。
去る間際、幸がなにかを思い出したらしく振り向いた。
:08/02/26 00:19
:SH903i
:☆☆☆
#236 [トイロ]
「杉!!
悪いけど、俺が戻るまでミケ頼むわ!」
「えっ、ちょっ」
幸はそれだけ言うと、俺の返事もきかず、中センの後を追いかけて行った。
「杉、もしかしてイヤ?」
幸から離れてきた躬稀(みけ)くんが、俺の顔を覗きこむ。
「いや、躬稀くんを預かるのは別にいいんだけど‥」
:08/02/26 00:23
:SH903i
:☆☆☆
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