[ストリート×チルドレン]
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#5 [トイロ]
★更新★

#01話#


5.4.3.2.1‥


キーコンカーコン《♪HR終礼ベル


「うっしゃ-!!帰るぞ、アキコ」

鮮明なオレンジ色の髪をした男子生徒が立ち上がると、
続いてボーイッシュな女子生徒が立ち上がり

「ラジャー★」

と叫んだ。

⏰:07/12/08 01:39 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#6 [トイロ]
「待てぃ!
まだHRは終わってないぞ」

このクラスの担任である中野、通称中センが2人を呼び止めた。


「でもさ中セン」

「中野先生と呼べ」

「HRまで参加したのは俺ら2人だけなんだし、むしろ最後まで居てやったことに感謝してほしいね」

「‥‥」

⏰:07/12/08 01:42 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#7 [トイロ]
「じゃ、中センまたあした-」

「せんせ、さよなら-」


真面目(な方)である2人が去った後

「もういやだ‥‥こんなクラス‥‥」
と哀れな担任は独り嘆くのであった。

⏰:07/12/08 01:45 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#8 [トイロ]
++++++++++


「中セン泣いちゃってるかな-」

「いいかげん慣れろよな-ってかんじ」

「あはは
中セン熱血教師だからね」

「あの学校であそこまで真面目になれる先公もレアだよな」


俺は、五十嵐 幸(いがらし さち)。
悪名高い銀河高校に通う2年生。

⏰:07/12/08 01:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#9 [トイロ]
俺の横で笑ってるちっこいヤツは、林 秋子(はやし あきこ)。

小学からの付き合いで、俺の親友。


「今日うたばんでMICHI出るよ〜」


MICHIとは、アーティストのチーム名。
俺とアキコはMICHIの熱狂ファンだ。


「まじ!?じゃあ買いに行こうぜ」


幸たちが店へ向かおうとしたとき

⏰:07/12/08 01:52 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#10 [トイロ]
「離せってば!!!」


幸が声がした方へ振り向くと
建物の間の細道でオヤジと、秋子より背が小さい子の姿を見つけた。


「駄目?
ぢゃあ5万でどお?
いいでしょ?」


「だから無理だって言ってんだろ!!!
はやく離せよッ
このエロジジイ!!!」

⏰:07/12/08 01:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#11 [トイロ]
―「離せよ」


オヤジは思いも寄らなかった所からの声に驚いた。


―‥「な、なんだね!君は!?」


「いいから離せって言ってんだろ」

幸が睨みかえした。


オヤジは腰が抜けたのか

「ひえっ」

と奇声を上げて、そそくさとその場を去った。

⏰:07/12/08 02:02 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#12 [トイロ]
その様子を見てた秋子が

「ヒュ〜♪」

と感心して言った。


「‥お前、大丈夫か?」

幸は小さい子に体を向けて言った。


「‥‥幸‥」


「‥躬稀(みけ)!?
お前、また男に襲われてたのか!?」


「ふぇ〜さちぃ〜」

躬稀は幸にしがみついた。

⏰:07/12/08 02:04 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#13 [トイロ]
「もう僕いやだよ
オヤジに胸みせて『僕は男です』て言ったのに、全然諦めてくれなくて」


「あ-」

(コイツの場合、性別とか関係ないからな;)


コイツは、光国 躬稀(みつくに みけ)。
中学からの付き合いで、ちっこい犬みたいなやつ。
とにかくフェロモンが半端なくて、男女関係なく襲われる(笑;)。

⏰:07/12/09 09:08 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#14 [トイロ]
よくみると、躬稀のシャツははだけていて、淡いピンクの乳首が丸見えだった。

さすがの幸もグラッとくる。

「‥ま-とりあえず、その乱れた服装」を整えナサイ」


躬稀は幸に言われた通り、ボタンを留め、ネクタイをしめた。

⏰:07/12/09 09:10 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#15 [トイロ]
★訂正★

×間違い

乱れた服装」を整えナサイ」


○正しくは‥

乱れた服装を整えナサイ」

すいません‥

⏰:07/12/09 16:56 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#16 [トイロ]
★更新★

躬稀がこんな状態だったので、幸は躬稀を家まで送り、今日発売のMICHIのアルバムCDは秋子に任せた。


++++++++++

⏰:07/12/09 16:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#17 [トイロ]
「ただいま-」


俺の家は高層マンション。
周りがほとんどマンションだから、見晴らしはよくない。

「おかえり」


幸がリビングを覗くと
香介が煙草をふかしながらソファに座り、あの冷たいクールな笑顔を向けていた。

⏰:07/12/09 17:01 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#18 [トイロ]
「あり?香介さん‥?
たしか帰ってくるのは、1週間後じゃなかったっけ」


「あと1週間もあんなボロイ署にいたら、俺は窒息死する」


この人は、五十嵐 香介(いがらし こうすけ)。
職業は、銀河警察署の中で裏仕事を主に担当している敏腕刑事で、34歳とは思えぬ美貌、俊敏さをもつ。
そして俺の保護者でもある。
血のつながりはないけどね。

⏰:07/12/09 17:03 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#19 [トイロ]
「そ-いや新しいクラスはどうだったんだ?」


(クラス替え‥かなり前の話なんですけど‥
そんだけ会ってなかったってことか
結構大きな仕事だったみたいだし)

幸は香介の帰宅をひそかに嬉しく思いながら答えた。

「今回もアキコと同じクラスだった
躬稀は違うけど」


「お前等って呆れるほど離れね-なあ」

香介は相変わらず冷たい笑顔を浮かべながら言った。

⏰:07/12/09 17:06 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#20 [トイロ]
(やっぱ‥格好いいよな)


黒のスーツに白ワイシャツが似合う小麦肌、引き締まった筋肉、整った容姿。

女避けにかけている眼鏡(サングラスは逆効果だったのでやめた)までも、煙草のせいで香介の男気フェロモンを抑えきれていない。

それにあの冷たいクールな笑顔を向けられたら、十中八九これで落ちない女はいない。


幸にとって香介は憧れの存在でもあった。

⏰:07/12/09 17:09 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#21 [トイロ]
プルルル‥《♪香介携帯の着信音


「あ゙?」

明らかに不機嫌な声で香介は電話に出た。


「‥ざけんな!!
俺は疲れてんだよ!!」

どうやら仕事の依頼らしい。


「いくら積まれたってなあッ!!!
‥‥‥‥‥‥‥
わかった、すぐいく」

ピッ《♪電話を切る音


「幸、仕事だ」

香介はソファから立ち上がり、煙草の火を消した。

⏰:07/12/09 18:29 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#22 [トイロ]
「幸、仕事だ」

香介はソファから立ち上がり、煙草の火を消した。


「は?
さっき『いくら積まれたってやらない』って‥
つか、なんで俺に言うんだよ!?」


「だれも『やらない』とは言ってない」


(せこ‥)

⏰:07/12/09 18:33 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#23 [トイロ]
「だが、俺はたいへん疲れている」


「‥‥‥」

幸は嫌な予感を感じた。
そして、それはみごとに的中した。


「だからお前が代わりにいってこい」


「はぁぁぁッ!!?
嫌だよ!
俺が香介さんの仕事手伝うの何度目だよ
やったって報酬は全部香介さんのところにいくんだし
いやだよ!!!」

⏰:07/12/09 18:35 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#24 [トイロ]
「お前の教育費、生活費、その他諸々を払ってるのは誰だ?」


「う‥‥」

幸はたじろいた。


香介は勝ち誇ったような瞳で幸を見下す。


結局、幸は得にもならない仕事を請け負うことになった。

⏰:07/12/09 20:19 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#25 [トイロ]
++++++++++


「で、今日の仕事は?」


今の幸は、昼間の健全な男子高校生とは、かなり雰囲気も外見も違っていた。

鮮やかなオレンジ髪は黒く、サングラスをかけ、耳にはトランシーバーをはめ、身体を黒コートで覆っている。


「ん、上出来
これで五十嵐 幸とバレることはねぇな」

香介は得意げに幸をみた。

⏰:07/12/09 20:21 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#26 [トイロ]
「いいから、今日の仕事はなに!!?」

幸は苛立ちを隠せずにきいた。


「ったく、この俺様がバレねぇように変装させてやってんのに‥なんだその態度は!?」

香介が凄く冷たい目で幸をにらみつける。


幸は一瞬退いたが
負けじと言い返す。

「香介さんが無理矢理やらせてんだろ!!」

⏰:07/12/09 20:25 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#27 [トイロ]
「上の者が下の奴を利用するのは当然のことだろ」

香介はしれっと受け流した。


「‥‥‥」

(忘れてた‥
俺はこの人に何を言っても敵わないんだった)


「とりあえず車乗れ
詳しいことは中で話す」


幸はベンツの黒テカリのドアを開けた。

(そういや、なんで刑事がベンツなんかに乗ってんだ!?
公務員って安月給のはずだよな‥)

⏰:07/12/09 20:28 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#28 [トイロ]
これ以上考えると怖くなりそうだったので、頭を横にふって追い出した。


香介が不可解な顔をしたので、幸は慌ててキャビアのような紫黒の光を放つ高級車に乗り込んだ。



目がつぶれるほど多彩な極光を放つ夜の街とは対照的に、深黒をまとう車が光の街の中を走る。


香介は少し目を細めながらハンドルを操る。

⏰:07/12/09 22:03 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#29 [トイロ]
「今日は‥
族が遊んでるから教調してくれ、という依頼」


「−‥はあ!?
そんだけ!?
そんな仕事、俺じゃなくても出来るやつ警察署にゴロゴロいるだろ!
なんで香介さんそんな仕事請け負ったんだよ?」


「当たりまえだろ
俺はずいぶん前に、身も心もこの桜の紋章に捧げたんだからな」


「‥‥‥」

(ぜったい金だ‥)

⏰:07/12/09 22:11 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#30 [トイロ]
目的地に着いたらしく、香介は緩やかに車をとめた。

「依頼された族はあそこの空きビルにタムロってるから
じゃあ、うまくやれよ」


「はいはい
言われなくても任された以上、任務はこなしますっつ−の」

(でなきゃ、後が恐いんだから‥)


幸はため息をつきながら車を降り、空きビルへ向かった。

⏰:07/12/10 19:27 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#31 [トイロ]
++++++++++


空きビルの中はすごく薄暗かった。
隙間から差し込んでくる月光で、あちこちに鉄パイプや、缶ビール、使いかけのスプレーがあちこちに転がってることがわかった。


幸がしばらく模索していると、人の気配を感じ取った。


「----でさぁ
次はあそこいってみようぜ」


声主は、長い廊下の向こうからこっちへ歩いて来ているようだった。

幸はまだ声主の姿を捕えていない。

⏰:07/12/10 19:30 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#32 [トイロ]
「そんで今度は‥」

月の光が声主の姿を包んだ。


炎のような赤い長髪に、壮大な自然のように浩然な碧の瞳をもつ青年だった。


幸はその鮮やかさに目を奪われた。


彼は暁月 祐(あかつき たすく)。
十字族のリーダーで、年齢は幸より少し年上ぐらい。

⏰:07/12/10 23:35 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#33 [トイロ]
祐の碧の瞳が幸の姿を映した。

「ゔわぁぁッ!!!
キャットだよ!!ど、どうしよ-ッ」


(キャット?)


幸が意味が分からず、立ったままでいると、やけにおとなびた声が祐の背後からきこえた。


「だから言ったでしょ、リーダー
警察だってバカじゃないんだから」

⏰:07/12/10 23:36 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#34 [トイロ]
おとなびた声で話す者が、闇から姿を現した。




−闇の中に差し込んでくる月の光を浴びて


銀色に輝く髪−



−月の光に反射して


金色に光る瞳−



−こいつは‥‥

⏰:07/12/10 23:39 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#35 [トイロ]
「‥じゃリーダー
僕がとめとくから、適当に散ってて」


「おう
任せたぞ♪」


気付けば、十字族の姿はもうなかった。


銀髪の青年は足元に散らばっている鉄パイプを握った。

「さてと‥ポリ公の犬さん
どうしましょうか」

⏰:07/12/11 07:59 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#36 [トイロ]
「キャットって
誰も正体を知らないんだよね
じゃあ、まずはお顔拝見させていただきましょうか」


銀髪の青年は、幸の胸にめがけて飛び込んできた。


(んな!?正面から!?)


幸は胸元に潜めてある銃に手をかけた。


銀髪の青年はその動きに気付くと鉄パイプで幸の利き腕を跳ね退け、そのまま幸を押し倒した。

⏰:07/12/11 08:01 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#37 [トイロ]
「いてッ!!!」

あまりの衝撃に幸の声が漏れる。


グゥ〜〜〜ッ《♪腹の虫が鳴る音


「‥‥」

幸の目はパチクリ。


「ありゃ
もう食事の時間か?
でも腹の足しになるものが‥」


青年の金色の瞳が幸の視線とぶつかった。

⏰:07/12/11 08:03 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#38 [トイロ]
「はあ〜
今夜は男で我慢するか」

青年はため息を吐く。


(は?)


幸が理解できずにいると
青年の顔が近づいてきた。

(え?え?)


青年が幸の耳元に顔をうずめると、熱をともなう幸の首すじを舐めはじめた。


(うわッ!!?)

⏰:07/12/11 18:34 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#39 [トイロ]
そのとき幸はみた。

暗闇の中、一点の光‥
純白に輝くキバを。


キバは幸の生暖かい首すじに勢いよく食いこんだ。


(−ッ!!?)


ゴクゴク‥


(な、なんだこの感じ!?
意識が‥‥や‥ば‥‥)

⏰:07/12/11 18:36 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#40 [トイロ]
‥ゴクゴク‥


‥ジュルッ‥ハァ‥


‥ゴクゴク‥‥


プチッ


我慢の限界がついに切れた。

「いつまで飲んでんだ!!
てめぇはよッ!!!」

幸は美麗な銀髪を思いっきり引っ張った。


「いてっ!!?」

青年の腕が幸のサングラスにあたる。

⏰:07/12/11 18:43 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#41 [トイロ]
−‥カシャン


「あ‥‥」

幸の目に彩りがもどる。



−その


鋭い瞳をもつ者は


ただひとり‥−



「−‥‥‥幸‥‥‥‥」


「−‥え‥‥」

⏰:07/12/11 18:45 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#42 [トイロ]
「−‥え‥‥」



グラッ

幸の視界がぐらついた。


「なんだこ‥れ‥
意識がとお‥の‥く」

⏰:07/12/11 18:47 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#43 [トイロ]
薄れる意識の中
俺は、なつかしい‥‥

あいつの名を呼んだ。



哀しい顔でやさしく笑う


あいつの名を‥。


「‥‥クレナイ‥‥」

⏰:07/12/11 18:49 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#44 [トイロ]
++++++++++


#01話#

幸×紅:{再会


-END-


++++++++++

⏰:07/12/12 00:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


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