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#31 []
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とりあえず、動くか。

階段をあがり、適当に部屋に入る。

ここは…寝室か。

でかい屋敷の割にこじんまりとした寝室だな。

じっと画面を見ているとあることに気づいた。

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⏰:07/12/12 02:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#32 []
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画面を見る。
部屋を見回す。

という行為を二度三度繰り返す。


……似ている。


ゲームの中の寝室と、今、自分のいる部屋が。

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⏰:07/12/12 02:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#33 []
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キャラクターといい、部屋といい、本当に偶然なのか?

まるで自分がゲームの中に入ったような錯覚に陥る。

そこに恐怖は感じなかった。


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⏰:07/12/12 02:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#34 []
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むしろ「おもしろい」と興奮を覚えた。


「そうだ、良平にも教えてやろう」


彼は携帯を手にとり興奮気味に電話をかけた。

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⏰:07/12/12 03:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#35 []
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「もしもし良平?」

『おー、どした?』

「あのさ、今日おもしろいゲーム買ったんだ」

『ゲーム?どうせバイオハザードとかそっち系だろ〜?』

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⏰:07/12/12 03:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#36 []
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いつものこと、と良平は言った。

「そうなんだけどさ、何か違うんだよな」

『違うって何が?』

「やればわかるよ。今から俺ん家来て一緒にやらねぇ?」

『あー今は無理だわ。美菜といるし…』

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⏰:07/12/12 03:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#37 []
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「彼女か。それじゃ無理だな。」

『わりぃな。っつかお前いい大学行かせてもらってる上、一人暮らしさせてもらってんだからゲームばっかしてないで勉強しろよー』

良平は軽く呆れたように笑った。

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⏰:07/12/12 03:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#38 []
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「ははっ、わかってるって。てかさ、本屋の横の細い道んとこに本とゲーム売ってる店あんの知ってた?」

『さぁ?本屋はよく行くけどそんな店あったっけ?』

良平も知らなかったのか。

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⏰:07/12/12 03:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#39 []
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「そうか、知らないならいいんだ。じゃあまた誘うわ。」

『おう、じゃあなー』


電話を切り、一時停止していたゲームを再開させる。

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⏰:07/12/12 03:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#40 []
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それにしても本当に似ている。

ベッドの配置まで…

いや、でも同じなはずがない。

だってこれはゲームだ。

ただのホラーゲーム。

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⏰:07/12/12 03:21 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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