G A M E
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#55 []
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───……

「何で…何でだよ…充…」

あの夜、充に何があったのか。

今では本人に聞くことすらできない。

彼は、興奮気味に「新しいゲームを買った」と電話をかけてきたその日の夜、

自ら命を絶ったのだ。

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⏰:07/12/12 10:26 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#56 []
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充の葬式にはたくさんの友達が来ていた。


「良平…」


肩に手を置かれ振り返ると、鮎川 美菜(あゆかわ みな)が立っていた。

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⏰:07/12/12 10:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#57 []
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美菜とは付き合い初めて2年になる。
栗色の長い髪が綺麗で、おっちょこちょいだが意外としっかりしている。


美菜も辛そうな顔をしてこちらを見つめていた。

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⏰:07/12/12 10:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#58 []
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良平と充は仲がよかった。
それを知ってるから、辛そうにしてる良平を見るのが、
美菜には辛かったのだ。

「良平!鮎川!」

声が聞こえた方に向くと向こうから一人の男が走ってきた。

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⏰:07/12/12 10:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#59 []
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「武…」

「奥山くん…」

美菜と声がかぶった。

「久しぶりだな」

奥山 武(おくやま たけし)はそう言って駆け寄ってきた。

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⏰:07/12/12 20:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#60 []
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葬式が終わり、三人で近くの喫茶店に行った。


「またみんなで集まろうって言ってたのに…
こんな形で集まることになるなんて」


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⏰:07/12/12 21:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#61 []
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良平、美菜、武、充は高校の同級生だった。

卒業して、良平、美菜、充は大学生になり、
武は就職をした。

それぞれバラバラの生活になり、四人で集まることはめっきり少なくなったが、近々集まろうと話をしていた。

そんな矢先、突然聞かされた充の死。

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⏰:07/12/12 21:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#62 []
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「武…充から何か相談とかなかったのか?」

高校時代、四人の中でも武は一番やんちゃなタイプでいつもおちゃらけていた。少々冗談が過ぎるところもあるが、根は優しい。

充はそんな武を慕っていた。

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⏰:07/12/12 21:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#63 []
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「いや、何も…」

武は首を横に振った。

悩みがあったなら、誰かに相談したはずだ。


いったい充に何があった?

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⏰:07/12/12 21:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#64 []
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「良平…あんまり思い詰めないで…ね」

美菜が心配そうに顔をのぞき込んできた。

「あ…あぁ。とりあえず今度充の実家に行ってくるよ。」

そうしてその日は解散した。

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⏰:07/12/12 21:18 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#65 []
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────……

しとしとと雨が降る中、良平は充の実家を訪ねた。

インターホンを鳴らすと、充の母が出迎えてくれた。

「お久しぶりです」

「良平君…!来てくれたのね、上がって。」

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⏰:07/12/12 21:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#66 []
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充の母は憔悴(しょうすき)しきっていた。

無理もないか…。

良平は線香をあげた。

遺影の充は笑っていた。

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⏰:07/12/12 21:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#67 []

×しょうすき
○しょうすい

誤字ばっかすいません(._.;)

⏰:07/12/12 21:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#68 []
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充の笑顔を見てるとまた涙が出た。

充、俺等まだ二十歳だぞ。
これからもっともっと楽しいことあるんだ。
あの頃みたいにまた四人でバカやって笑うんだろ?

なぁ、返事しろよ。

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⏰:07/12/12 21:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#69 []
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俺は怒ってんだよ…

何で何も言わなかったんだ。
何で何一つ相談しなかったんだ。

何で…

何で俺等をもっと頼らなかったんだよ…!

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⏰:07/12/12 21:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#70 []
.

良平は心の中で叫んだ。

「良平君…これ…」

充の母の声で我に返った良平は涙をぬぐった。

「これは…?」

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⏰:07/12/12 21:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#71 []
.

「充の遺留品よ…良平君に持っていて欲しいの。」

充の母から渡されたのは鞄だった。

少し重い。中にも何か入っているのだろう。


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⏰:07/12/12 21:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#72 []
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「でも…」

良平はためらった。

俺が持っていてもいいのだろうか。
何もしてやれなかったのに。

と、思ったのだ。


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⏰:07/12/12 21:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#73 []
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「いいのよ。充と仲良くしてくれてありがとう…」

充の母は優しい笑顔で言った。


良平は無言で頷き、鞄を大事そうに胸に抱えた。

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⏰:07/12/12 21:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#74 []
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家に帰り、充の鞄を見つめる。

中には何が入ってるんだろう…

何か、充の思いがわかるものがあるかもしれない─。

良平は鞄をあけた。

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⏰:07/12/12 21:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#75 []
.

鞄の中は綺麗とは言えず、ノートやプリントが適当に入れられていた。


ほとんど大学で使うものか。

パラパラとノートをめくってみる。

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⏰:07/12/12 21:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#76 []
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「ちゃんと勉強してんじゃん…」

充はゲームばかりしていると思っていたから少し感心してしまった。


次に鞄から出てきたものはペンケース。

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⏰:07/12/12 22:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#77 []
.

やっぱり何もわからないか。


最後に鞄から出てきたのはゲームだった。

「廃墟ゲーム…」

良平は充の言葉を思い出した。

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⏰:07/12/12 22:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#78 []
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─おもしろいゲームを買ったんだ─

充が言っていたのはこれのことか。

充のことだ。グロテスクなゲームという予想はついた。

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⏰:07/12/12 22:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#79 []
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何気なくケースの裏を見て、良平は首を傾(かし)げた。

「何だこれ?」

ゲームの説明とかちょっとしたストーリーも載ってないのか。

そんなことよりも気になる物を見つけた。

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⏰:07/12/12 22:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#80 []
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一番上に、


player 01:ヒライ ミツル


と書かれていたのだ。


充が自分で書いたのか?
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⏰:07/12/12 22:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#81 []
.

そう思ったが、それは明らかに印字されている。

自分がゲームをした証を残したかったのか?

わざわざそこまでするだろうか…。

良平の頭に疑問が残った。

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⏰:07/12/12 22:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#82 []
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ある日

良平と美菜は武の家に来ていた。

武は高校二年になる妹と二人で暮らしている。


「これなんだけど…」

良平は早速美菜と武にゲームを見せてみた。

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⏰:07/12/12 22:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#83 []
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「何それ?ゲーム?」

美菜と武の視線がゲームに向けられた。

「あぁ、充が最後にしてたゲームだ。」

良平はケースの裏を二人に見せた。

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⏰:07/12/13 02:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#84 []
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「充がここまですると思えないんだ。」

「じゃあ…誰かが?」

美菜は顔を不安げにしかめた。

「充は殺されたっていうのか?」

武も眉間にしわを寄せて険しい表情をしている。

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⏰:07/12/13 02:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#85 []
.

「でもゲームと充の死は関係ないだろ。」

武はそう続けた。

「あ…あぁ。」

何なんだ、この言いしれぬ不安は。

「そのゲームやってみりゃわかるんじゃねぇの?」

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⏰:07/12/13 02:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#86 []
.

武は良平の手からひょいっとゲームを取るとセットし始めた。

「おいっ…」

良平に止める隙を与えず電源を入れる。


その時、ガチャッとドアの開く音がした。

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⏰:07/12/14 00:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#87 []
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「ただいまー」

武の妹、奥山 幸(おくやま さち)が帰ってきた。

「あっ、友達来てたの?こんにちは〜」

幸はぺこりと頭を下げた。

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⏰:07/12/14 01:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#88 []
.

良平と美菜も軽く頭を下げる。

「今から大事なことするから部屋戻れよー」

武が幸をあしらう。

「大事なことってゲーム〜?」

幸はそう笑いながら部屋に戻っていった。

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⏰:07/12/15 17:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#89 []
.

「さ、やるか」

武はテレビに向き合う。

「本当にやるのか?」

「何だよびびってんのか?ただのゲームだろ。やらないんなら俺一人でやるぜ」

武の言葉に良平と美菜は渋々コントローラーを手に取った。

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⏰:07/12/15 17:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#90 []


アンカー(._.)
>>50

⏰:07/12/15 17:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#91 []
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そして画面にはあの文章が─

『生け贄を差し出し給え

その聖なる血で不死の命を我が魂に


永久の美貌を我が亡骸に

悪霊よ降り立ち給え

世に暗雲が立ちこめるように

世界が私の手の内に落ちるように』

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⏰:07/12/15 18:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#92 []
.

「何かの呪文か?」

首を傾げる武。

「なんか怖いね…」

美菜が良平の傍に体を寄せる。

ぱっと画面が変わり、キャラクターを選択するのかと思いきや…

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⏰:07/12/15 18:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#93 []
.

キャラは既に決定されていた。

決定されたキャラは三人…

それも、三人とも今まさにゲームをプレイしている良平、美菜、武に似ていた。

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⏰:07/12/15 18:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#94 []
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「あっ?このキャラ俺等に似てねぇ?」

「やだっやめてよ!」


美菜は武を睨んだ。

そして画面はすぐに切り替わった。

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⏰:07/12/15 18:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#95 [м]
おもしろL1
がンばッてくださL1

⏰:07/12/15 19:09 📱:F704i 🆔:☆☆☆


#96 []
あげー
たのしっ

⏰:07/12/15 19:53 📱:SH903i 🆔:tfRmNL6w


#97 [水色]
楽しみですっ

続きくださいッ

⏰:07/12/15 20:17 📱:D903iTV 🆔:wlat6F0k


#98 []


>>95-97

ありがとう(゚∀゚)

⏰:07/12/15 21:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#99 []
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薄暗い部屋の中に三人のプレイヤーはいた。


「誰かいる」

武が画面の中に人を見つけた。

コントローラーで動作を確認しながら近づいていく。

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⏰:07/12/15 21:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#100 []
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「なんだ死んでるのか」

武の見つけた「人」は首から血を流して死んでいた。

良平はじっとその画面を見つめて何かを思い出したかのようにはっと目を見開いた。

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⏰:07/12/15 21:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#101 []
.

「み……充…」

その言葉に武と美菜は視線を良平に向けた。

「良平?どうしたの?」

美菜は良平が何を言いたいのかわからなかった。

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⏰:07/12/15 21:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#102 []
.

「一緒だ…充の…」

「ちゃんと整理して喋ってくれ」

混乱している良平に武は冷静に言った。

「一緒なんだ!充が死んだときと…充も首を切って…死んでた。」

.

⏰:07/12/15 21:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#103 []
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良平は充の母から聞いていたのだ。

充が首を切って自殺をしたと─。

「気味悪いこと言うなよ…」

武もさすがに怖じ気づいた。

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⏰:07/12/15 21:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#104 []
.

「偶然かもしれない。けどもし、
このゲームをした人間の身に何か起こるんだとしたら…
俺たちは……………」


「んなわけねぇだろ!!」

興奮した武が声を荒げた。

.

⏰:07/12/15 22:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#105 []
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「そうだよ…良平、怖いこと言わないで…」

美菜に服をぎゅっと掴まれた。

「…あぁ…そうだよな。悪い…」

そんなことありえないよな…。

良平は自分に言い聞かせた。

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⏰:07/12/16 00:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#106 []
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「とりあえず…このゲームは俺が持っとくよ。」

武はゲームの電源を落とした。

「あぁ、頼む…」

そうして良平と美菜は武の家を後にした。

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⏰:07/12/16 00:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#107 [わぁお]
はじめっからみてんでぇ
まぢおもしれ
続き気になる

頑張ってくださぁい

⏰:07/12/16 09:49 📱:SH904i 🆔:zRTNpv5U


#108 []


>>107

嬉しいですありがとうッ(゚ω゚)

⏰:07/12/16 11:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#109 []
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──……

それからしばらくしたある日

「あ〜疲れた」

仕事を終えた武は首をならしながら家路へと向かった。

午後六時三十分─。

この時間だと幸はもう帰ってるな。

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⏰:07/12/17 00:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#110 []
.

「ただいま」

家のドアを開ける。

いつもは聞こえるテレビの音が聞こえない。

幸は遊びに行ってるのか?

そう思ったが家の中には人の気配がする…

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⏰:07/12/17 01:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#111 []
.

ふと見ると武は自分の部屋の電気がついていることに気がついた。

「幸?」

「あ、おかえり〜」

部屋のドアを開け、武は驚いた。

武の部屋には幸がいた。

.

⏰:07/12/17 01:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#112 []
.

違う。自分の部屋に幸がいたことに驚いたんじゃない。

幸があのゲームをしていたのだ。


「な…っにやってんだ!」

武はゲームの電源を切り怒鳴りつけた。

.

⏰:07/12/17 01:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#113 []
.

大声を出した武に幸は目を丸くしてびっくりしていた。

「そんな怒んなくたっていいじゃん」

「このゲームは絶対するな!!」

焦りからくる怒りだった。

.

⏰:07/12/18 00:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#114 []
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「そんなに大事なら隠しとけば!?」

幸も負けじと声を張り上げて部屋から出ていった。

シンと静まり返った部屋で武は立ち尽くす。

.

⏰:07/12/18 00:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#115 []
.

幸がゲームをした。

危険なゲーム。

充の死。

幸に何かあったら。


……武の頭は混乱していた。

.

⏰:07/12/18 00:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#116 []
.

どうすればいい?

何をどうすれば。


武は部屋の中を右往左往していた。

とりあえず電話だ…

携帯を手に取る。

.

⏰:07/12/18 00:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#117 []
.

「もしもし良平?」

『どうした?』

「まずいことになっちまった…今から会えないか?」

武の口調から良平は何かを察した。

.

⏰:07/12/18 00:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#118 []
もー個の小説も
楽しみやし
更新してくらさい

⏰:07/12/18 00:53 📱:F902iS 🆔:hybHKvog


#119 [な]
怖い小説きらいですけど
この小説は凄く面白いです
無理せず頑張ってください

⏰:07/12/18 01:12 📱:SH903i 🆔:AOWGbjP6


#120 []


>>118

わかりました頑張ります

>>119

怖いの嫌いなのに読んでいただいて嬉しいです

⏰:07/12/18 16:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#121 []
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良平は武の家の近くのコンビニまで急いだ。

「武!」

コンビニの前にいた武に声をかける。

良平の存在に気づいた武は良平の元に駆け寄る。

.

⏰:07/12/19 15:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#122 []
.

「武…何があったんだよ」

「…が…幸が…」

「武?」

良平は武の肩をつかみ揺する。

.

⏰:07/12/19 15:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#123 []
気になります
無理しない程度に
頑張って下さい

⏰:07/12/20 21:10 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#124 []


>>123

ありがとう

更新遅くてすみません

⏰:07/12/21 02:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#125 []
.

「幸がゲームをしちまったんだっ…」

うなだれて話す武。

「嘘だろ…」

良平は驚きを隠せないでいた。

「俺っ…どうすればいい?!」

.

⏰:07/12/21 02:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#126 []
.

武は良平の腕にすがりついた。

「武!落ち着け!」

武は混乱して冷静な判断ができなくなっていた。

「それで今、さっちゃんは?」

.

⏰:07/12/21 02:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#127 []
.

「家にいる…」

「とにかく一人にさせたら危険だ。武の家に行こう。」

良平は冷静に言った。

二人は顔を見合わせ頷くと武の家へ急いだ。

.

⏰:07/12/21 02:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#128 []
.

幸、無事でいてくれ。

武は心の奥で祈った。

家につき勢い良くドアを開ける。

「幸!幸!!」

武は大声で名前を呼ぶが、返事はない。

.

⏰:07/12/21 02:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#129 []
.

「幸!いるのか?!」

武の部屋には、いない。


「幸!!さ…………」


武の声がつまったのは幸の部屋のドアを開けた時だった。

.

⏰:07/12/21 02:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#130 []
.

血生臭いにおいが鼻につく。

そのにおいは部屋に充満しきっていた。

部屋の端に置かれたベッドの上に幸はいた。

「幸………?」

武はゆっくりと近づく。

.

⏰:07/12/21 02:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#131 []
.

幸の白で統一されたベッドが真っ赤に染まっている。

壁に血が飛び散り、シーツには血が水たまりのようになっていた。

「幸……幸……なんで…」

.

⏰:07/12/21 02:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#132 []
.

武はベッドの横に座り込む。

少し遅れてきた良平も部屋にはいると血のにおいに顔をしかめた。

「武っ…!」

武の元に駆け寄るも、幸の見るも無惨な状態に良平は口元を押さえ、洗面所に走った。

.

⏰:07/12/21 02:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#133 []
.

「っ!おえぇっ…ごほっ…」

胃からせり上がってくるものを吐き出す。

「はっ…はあっ」

良平は小さな呼吸を繰り返し息を整えた。

「くそっ…!」

良平は洗面台に拳を叩きつけた。

.

⏰:07/12/21 03:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#134 []
.

間に合わなかった…。

あと少し早ければ助けられたかもしれないのに。

関係のないさっちゃんまで巻き込んでしまった。

良平は自分がふがいなかった。

.

⏰:07/12/21 03:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#135 []
.

口元をぬぐい部屋に行く。

「武……」

どう声をかけていいのかわからなかった。

「あの…ゲームだ…」

武が呟く。

.

⏰:07/12/22 15:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#136 [アリス]
あげます(o>_<o)
頑張って下さい♪

⏰:07/12/27 18:04 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#137 [我輩は匿名である]
>>80-200

⏰:07/12/27 20:13 📱:SH703i 🆔:57GXlJEQ


#138 []
>>136-137

遅れてゴメンナサイ

⏰:07/12/31 12:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#139 []
.

「あのゲームが幸を殺したんだ……」

武はふらふらと自分の部屋に行くとゲームを手に取った。

「ひぃっ!!」

急に武がゲームを壁に投げつけた。

「武!?何やってんだよ」

.

⏰:07/12/31 12:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#140 []
.

良平はゲームを拾い上げた。

が、すぐに体の血の気が引いていくのがわかった。

ケースの裏。


じわり、じわりと血が滲むように、文字が浮かび上がってきたのだ。

.

⏰:07/12/31 12:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#141 []
.


「これ…は……」

赤黒く、まさに血の色で文字ははっきりと浮かび上がった。



player02:オクヤマ サチ



.

⏰:07/12/31 12:29 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#142 []
.

「みんなゲームをしてしまった…俺達も殺されるんだ…!」

武が取り乱す。

「まだそう決まった訳じゃない!」

武を落ち着かせようとするが
良平も平常心が保てずにいた。


.

⏰:07/12/31 12:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#143 []
.

落ち着け…落ち着け…

まずどうすればこの死の連鎖を止められるのかを考えるんだ…。


良平は頭を悩ませた。

武と美菜、そして俺はもう既にゲームをしてしまっている。


.

⏰:07/12/31 12:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#144 []
.

じゃあ何故あとからゲームをした武の妹が先に死んだ?


ゲーム……

死…………


「そうか!」


.

⏰:07/12/31 12:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#145 []
.

良平はゲームをセットした。

「良平?こんな時に何考えてるんだよ!」

武は良平が何を考えているのか掴めなかった。


.

⏰:07/12/31 12:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#146 [リさ]
洋画で似たようなのあったね

⏰:08/01/03 20:39 📱:D904i 🆔:uJEfITcA


#147 [我輩は匿名である]
続き楽しみですP
がんばってメ

⏰:08/01/03 21:21 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#148 []


>>146

本当ですか??
何かをパクってるつもりはないんですが…
似てたならスミマセン

>>147

ありがとうござます

⏰:08/01/09 00:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#149 []



年末年始やら何やら忙しくて更新できませんでした(._.;)

ゴメンナサイ

⏰:08/01/09 00:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#150 [アリス]
待ってます(o>_<o)頑張って下さい☆

⏰:08/01/10 03:52 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#151 [ばる]
この小説面白いので好きです
続き楽しみに待ってます書いてください

⏰:08/01/20 07:26 📱:SH903iTV 🆔:mqeFg1Ms


#152 [我輩は匿名である]
書かないんですか??

⏰:08/02/01 19:06 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#153 [るい]
最後まで応援してます

⏰:08/02/02 12:23 📱:P902i 🆔:higjtWCw


#154 [かるぱす]
デスゲームとすごく似てる

⏰:08/02/02 12:53 📱:SH904i 🆔:VliPuyTA


#155 [我輩は匿名である]
もう一つ書いてる方の小説を終わらせてから、こっちを書くそうですよ。
だから放置じゃないです~

それまで待ちましょう

⏰:08/02/02 12:57 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#156 [我輩は匿名である]
>>155
そうだったんですか(@_@;)教えて頂いて,有難うございますm(__)m

主さん
知らずに,放置かと思っていました(o+ε+`;)済みませんでした…。応援してますので,頑張って下さい(^U^♪)

⏰:08/02/02 13:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#157 [まさ]
あげ
いつも欠かさずにみてます


もう書かないんですか?

⏰:08/03/04 20:43 📱:SH903i 🆔:gF0WWWmM


#158 [我輩は匿名である]
>>157


>>155を読んでください

⏰:08/03/05 00:48 📱:W51S 🆔:9OxJ6lZA


#159 [あい]
あげ

⏰:08/04/12 19:32 📱:D905i 🆔:CXWi0DIM


#160 [0日目◆VZIrtY/Ocw]
放置?

⏰:08/06/07 17:53 📱:D905i 🆔:nKiVxTzs


#161 [我輩は匿名である]
書いてほしいです

⏰:08/06/07 21:43 📱:N905i 🆔:LCZ7ufGw


#162 [ゆーな]
まだー?

⏰:08/08/09 18:08 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#163 [我輩は匿名である]
あげ↑

⏰:11/10/04 20:10 📱:W62P 🆔:.ni/x2UA


#164 [我輩は匿名である]
>>55-200

⏰:12/02/06 14:17 📱:W62SA 🆔:i21pifO6


#165 [我輩は匿名である]
>>112-200

⏰:12/02/06 14:28 📱:W62SA 🆔:i21pifO6


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