ダイスキ。
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#341 [乱]
バタバタバタッ

先輩達が階段を降りる音がする。


屋上には茜と拓海だけ。

「‥はぁー‥」

私はとりあえず安心してしゃむ。

すると拓海も隣に来て座った。

⏰:08/02/10 06:21 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#342 [乱]
茜はちょっと戸惑いながらも

「‥ありがと。」

と言った。

「どーいたしまして♪」

そう言った拓海はいつも通りの無邪気過ぎる可愛い笑顔だった。

「‥拓海って怒ると恐いんだね 笑

てかどーしてきたの??」

⏰:08/02/10 06:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#343 [乱]
「あー受け付けの中本が教えてくれた。」

「かなが??そっかぁー!!本当助かったぁ」

「俺‥かっこよかった??」
「かっこよかったけど恐すぎだから‥笑」

「だってあれくらい言わねーとまた呼び出されるよ??」

⏰:08/02/10 06:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#344 [乱]
「そっかぁー、もう大丈夫かなぁ??」

「大丈夫!!」

‥ありがとう。

本当は言い足りない程、拓海が来てくれて嬉しかったんだ。

不安で怖くてむかついて。

⏰:08/02/10 06:33 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#345 [乱]
「ありがと‥」

私はもう一度心を込めて言った。



バッ

拓海は私を抱きしめた

私は和紀の顔がパッと浮かび拓海の胸板を両手で押す。

⏰:08/02/10 06:38 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#346 [乱]
‥ビクともしない。


「離して!!」

「無理。」

拓海の顔が見えない。

―ドクンドクン―
(何でこんなにドキドキしてんの‥;とにかく離れなきゃ!!)

私はさらに力を入れる。

⏰:08/02/10 06:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#347 [乱]
すれと拓海ももっと力を入れて





「‥俺にしとけって‥」

耳元でいった。


拓海‥本気‥なんだね。


声震えてるよ‥?

⏰:08/02/10 06:44 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#348 [乱]
「たく‥「ごめん和紀と付き合ってるんだよ‥な‥

今日人から聞いて‥


焦っちゃった

ごめん、、」


拓海は切なそうに微笑んだ。
私は何も言えなくて。

拓海の気持ちが痛いほど分かるから。

⏰:08/02/10 06:48 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#349 [乱]
「‥ごめん‥


私には和紀しかいないの‥」

私はやっとの思いで拓海に伝える

拓海のさらさらな黒髪が風に吹かれて拓海の目を隠した。

その髪を払いのけずに

「‥‥わかった」
拓海は私を話してくれた。

⏰:08/02/10 06:54 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#350 [乱]
―‥拓海の上履きに二滴のしずくが落ちた‥―

拓海の目は隠れて見えなくて

でも私にはどんな顔してるか分かるんだ―‥

何年も何年も片思いしてたから。

ガチャッ

私は拓海を置いて屋上から出た。

⏰:08/02/10 06:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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