ダイスキ。
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#422 [乱]
************高三 七月

和紀・刹・前田は毎日部活、それと地元のクラブチームでもサッカーを頑張っている。

三人の実力が何故有名じゃなかったか

部活では強いメンバーに恵まれず、地区大会優勝さえも出来なかったから。

⏰:08/02/10 21:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#423 [乱]
茜達は知らなかったが

和紀達は物足りなくてクラブチームに高二から入っていた

クラブチームでの活躍は本当に凄いらしく


少なかったスカウトマンが、七月になった今ではかなりの多さ。

まだ試合を見たことはないけど‥和紀達は着実に夢へと歩き出してることがわかった。

⏰:08/02/10 21:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#424 [乱]
(和紀がちっちゃい時からの夢だもんね‥

最近なかなか会えないけど‥しょうがない、か‥)

私が和紀の部屋を見ると今日もまだ明かりがついていない


(和紀も頑張ってるんだし‥!!)
今日も必死に勉強勉強。

⏰:08/02/10 21:35 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#425 [乱]
しばらく勉強をしていると

和紀の部屋に明かりがついた。

(お疲れ様‥)
心の中でいつものように言うとコンコン‥と小石の当たる音がした。

「え‥??」

和紀と久しぶりに逢える‥そう思うだけで胸が高鳴る。

⏰:08/02/10 21:39 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#426 [乱]
ガラッ

パジャマを着替えもせずにベランダに出る

すぐそばの部屋から和紀がひょこっと顔を出した。

「‥久しぶり」

疲れ切った顔で和紀は続ける。
「‥あんね、今度の日曜空いてる??」

⏰:08/02/10 21:43 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#427 [乱]
久しぶりに和紀の低い声を聞いた―‥

独特の低くて甘い声

私は少し緊張しながら応える。

「もちろん‥空いてるけど??何??」

「‥試合、見に来て欲しいんだ」

和紀は小さな声で言った。

⏰:08/02/10 21:46 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#428 [乱]
(え‥?)
私は驚いた。

気が散るとかなんとか言って、私や美佳が試合に来るのをいつも拒んでた人。

その張本人から誘われたから。

「見て良いの‥??」

疑いつついうと
和紀はフッと笑った。

⏰:08/02/10 21:50 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#429 [乱]
「茜に‥応援してほしいんだ。

その試合に来るかもしんない。

実は1番行きたかったプロチームからのスカウトマンが。」

和紀は俯きがちに真剣な顔で言った。

「あたし‥心の底から応援する///ふぇ‥」

⏰:08/02/10 21:53 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#430 [乱]
なんだか嬉しくて涙が出てしまう。

「泣くなって!!

とにかく俺‥頑張るから。茜顔近づけて??」


「ぅん///」
もう何度もキスしてるのに
大好きな和紀とだから慣れたことなんてない。

⏰:08/02/10 21:56 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#431 [乱]
私は恥ずかしいけど顔を近づけた。

すると優しく和紀はキスをする―‥




唇の後そっとおでこにキスをして和紀は
「おやすみ」
といって微笑んだ。
************

⏰:08/02/10 21:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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