ダイスキ。
最新 最初 🆕
#612 [乱]
「‥‥。」

「‥茜??とにかくちょっといってくる‥。


茜落ち着いて‥大丈夫だから」

‥拓海の走り去る音が聞こえた。

⏰:08/02/11 20:45 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#613 [乱]
二十分位たった。


‥ドサッ‥

誰かがドアに倒れかかる音がする。

私は振り向き、ドアを見つめた。

⏰:08/02/11 20:48 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#614 [乱]
「茜‥ハァ‥ハァ‥聞いてる??
鍵開けなくて良いから‥」

息遣いの荒い、男の人の声。

「きっ聞いてるよ‥??(和紀‥??)」
私は気が動転していて、和紀に助けを求めたと思っていた。

⏰:08/02/11 20:52 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#615 [乱]
(でも和紀は‥‥

じゃあこの人は‥‥誰??)

「ネガごと‥破り捨ててやったから‥ハァッ‥


もう‥安心‥だなっ」

その男の人は言った。

⏰:08/02/11 20:55 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#616 [乱]
「あいつら‥本当糞野郎だな‥殺しちゃうかと思った‥」

息を整えながらその人は言う。

「‥‥か‥和紀‥なの??」

私はまだ動転していた。

⏰:08/02/11 20:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#617 [乱]
私はドアにもたれ、泣きながら言った。

「‥‥。」

沈黙が流れる。


“ダンッッッ!!!!”

―‥いきなり、思いっきりドアを叩く音がした―‥

ドアにもたれかかる背中にも、ビリビリと衝撃が走る。

⏰:08/02/11 21:02 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#618 [乱]
「‥‥‥‥俺だよ‥‥


拓海だよ‥‥‥ッ!!


いい加減‥俺にも気付いてくれよ‥!!!」

“ダンッ”てまた叩いて、ドアの向こうに入るらしい拓海が言った。

⏰:08/02/11 21:07 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#619 [乱]
「たっ‥たく‥『もう和紀はいねーんだ!!

皆前見てんだよ‥お前も前見て歩き出せよ!!』



拓海の怒鳴り声が響いた。

⏰:08/02/11 21:09 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#620 [乱]
(‥‥拓海‥‥ッッ!!)

私は泣いていた。

とめどなく流れる涙は、もう私の偽りも、見せ掛けの努力も隠してはくれない。


和紀‥貴方は許してくれますか‥??

私‥

この人の事が好きです‥

⏰:08/02/11 21:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#621 [乱]
和紀‥


もちろん‥一生大好き‥

でも私はやっと、この‥拓海に対する感情に
名付けることが出来たんだ

和紀‥‥私はまた幸せを望んでも良いですか‥‥‥

⏰:08/02/11 21:18 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194