ダイスキ。

この人誰!?

そう思わずにはいられない程“幼なじみ”の和紀は消えている。

怖い‥怖いよ‥

「‥ｯなんで話聞いてくれないのーﾋｯｸｯ」

茜の目から涙が溢れていた。

奈緒さん

わぁ、ありがとうございます

今日は、めっったにない休日なので

笑
普段は亀更新ですが読んでやって下さい

「見たよ‥‥キスしてるとこ。」

和紀の目は全然笑っていなかった。

キス‥和紀に見られちゃったんだぁ‥

最悪だ‥好きな人に見られるなんて

「そっその事であたし‥!?んっ」

また和紀の強引なキスが始まった。

和紀もやけくそになってるみたいだったから

好きな人とのキスなのに全然嬉しくない

もーやだっ

“ガリッ”
和紀の唇を思いきり噛んだ。

「ってぇな!!

話って何!?のろけ話でもしにきたんだろ??」

和紀はかなり苛立っている。
すごい怖いのにもしかして脈ありなのかなぁなんて思ってしまった。

「ちがくてっ」

「桐生良い奴だし‥良かったな」
‥‥‥‥‥‥‥！？
何でそんな事言うの！？

「ならなんでキスしたの？」

茜の事が好きだからって言ってほしかった。

「好きな子にフラれてる時にお前がのろけ話すんのかと思ったら‥勝手に‥」

―‥気付いたら

和紀を蹴っていた‥―

手が塞がれていてそうするしかなかったから。

「いった‥」

和紀は私の上からどいた。
ひどすぎる‥和紀はあたしに他の人を合わせて見てたんだ

「和紀の馬鹿!!

何で話も聞いてくれないの!?
あたし拓海に寝てるときにキスされただけで付き合ってないから!!」

「‥‥‥え!?」

「こんな無理矢理‥信じらんない!!

そんな人じゃないと思ってた‥

もう帰るから!!」

泣きながら言いたいことだけいって、自分の部屋に帰った。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊え！？付き合ってないの！？

茜が出て行った後、和紀の頭も大混乱だった

ただ、付き合ってないという事実にまずほっとする。
茜の捨て台詞を必死に考えてみて‥

次々と絶望と後悔が訪れた。

茜が桐生とののろけ話をしに来たと思ったら‥

なんかかなりイライラした
とにかく茜を誰にも渡したくなくて‥

そして感情が理性に勝ってしまった、、