ダイスキ。
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#337 [乱]
「‥それにッ!!和紀が好きなら、拓海が好きなら、本人に言わないと伝わらないと思いますけど」

私はブチ切れていた。
言葉がどんどんと出て来て―‥止まらない。


「そーゆーこと。」

!?
先輩が逆切れして茜を殴ろうとしたその時、入口にいた拓海が冷ややかに言った。

⏰:08/02/10 06:04 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#338 [乱]
「桐生クン!!??」「拓海!!??」

茜も先輩達も一気に拓海を見た。

(拓海‥何で!?)

「茜には俺が言い寄ってるだけなんで。」

拓海はキレながらも続ける。

先輩達は唖然としてびっくりしたまま固まっていた。

⏰:08/02/10 06:08 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#339 [乱]
「‥つか何してるんすか‥??」

拓海とは全く思えないほど冷たく‥厳しい目。

「ぇ;えと‥あの」

先輩達があたふたしだす。

「言っときますけど茜に手出したら俺も、和紀もぶっ殺しますから」
拓海は凍ったような目で言った。

⏰:08/02/10 06:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#340 [乱]
「‥‥い、行くよ!!」

先輩達は拓海に脅えながら逃げようと拓海の隣のドアを開けた

「‥本気だから。

あと他のセンパイ達にも言っといて下さい。」

逃げようとする先輩達の耳元で囁く拓海は、本当に怖い感じだった

⏰:08/02/10 06:19 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#341 [乱]
バタバタバタッ

先輩達が階段を降りる音がする。


屋上には茜と拓海だけ。

「‥はぁー‥」

私はとりあえず安心してしゃむ。

すると拓海も隣に来て座った。

⏰:08/02/10 06:21 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#342 [乱]
茜はちょっと戸惑いながらも

「‥ありがと。」

と言った。

「どーいたしまして♪」

そう言った拓海はいつも通りの無邪気過ぎる可愛い笑顔だった。

「‥拓海って怒ると恐いんだね 笑

てかどーしてきたの??」

⏰:08/02/10 06:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#343 [乱]
「あー受け付けの中本が教えてくれた。」

「かなが??そっかぁー!!本当助かったぁ」

「俺‥かっこよかった??」
「かっこよかったけど恐すぎだから‥笑」

「だってあれくらい言わねーとまた呼び出されるよ??」

⏰:08/02/10 06:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#344 [乱]
「そっかぁー、もう大丈夫かなぁ??」

「大丈夫!!」

‥ありがとう。

本当は言い足りない程、拓海が来てくれて嬉しかったんだ。

不安で怖くてむかついて。

⏰:08/02/10 06:33 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#345 [乱]
「ありがと‥」

私はもう一度心を込めて言った。



バッ

拓海は私を抱きしめた

私は和紀の顔がパッと浮かび拓海の胸板を両手で押す。

⏰:08/02/10 06:38 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#346 [乱]
‥ビクともしない。


「離して!!」

「無理。」

拓海の顔が見えない。

―ドクンドクン―
(何でこんなにドキドキしてんの‥;とにかく離れなきゃ!!)

私はさらに力を入れる。

⏰:08/02/10 06:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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