校内戦争
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#26 [ふむ]
「おい!おまえ、席につけ!」
従わない司に再び声がかかる。
皆の視線が一斉に司に集中するのを感じた。
「せ、先生…これは一体…」
司の問い掛けに対する返答はいつまで経っても返って来なかった。
不穏な空気を感じて振り返ると、そこにいたのは先生などではなかった。
「席に…つくんだ」
:08/01/01 19:14
:N900iS
:☆☆☆
#27 [ふむ]
そう低い声で言ったのは、迷彩服に身を包んだ男だった。
見たところ、明らかに外にいる人たちと同じ軍隊であった。
片手に持った銃を見ると、皆が静かになった理由も頷ける。
司は黙って男の指示に従った。
「事情の説明は後だ。放送が流れるまで待て。私語は厳禁、従わねば殺す」
淡々と言ってのけ、男は椅子に座った。
:08/01/01 19:20
:N900iS
:☆☆☆
#28 [ふむ]
これは明らかに状況がおかしい。
もはやテロではない。
どうみても月城高校に用があるとしか思えない。
今後の展開が全く予想出来なかった。
「一体何なんだ…」
小さな声で呟いた。
何がどうなっている?
司は思いつく限りのあらゆる可能性を考えていった。
:08/01/01 20:38
:N900iS
:☆☆☆
#29 [ふむ]
テロではない…。
おそらく奴らは月城高校に用がある。
基地か…?
月城高校を拠点とした基地を建設したいのか?
…いや、ならば今日は…否、今日から学校はないはずだ。
おそらく先生たちにすら伝えられていなかったのだろう。
それに奴ら軍隊はクーデター側の反乱軍のはずだ。
…何を考えている?
考えれば考える程わからなくなってくる。
それにさっきの音…当たってほしくないが銃声のような音は?
:08/01/01 20:44
:N900iS
:☆☆☆
#30 [ふむ]
結局何もわからぬまま、放送が流れだした。
《月城高校の諸君、状況が飲み込めず困惑していると思う》
機械から発せられる声は無機質なものであった。
クラス中の皆は驚きを隠せなかった。
なぜなら、クラスの大半はこの声を一度は聞いたことがあるのだ。
:08/01/01 20:52
:N900iS
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#31 [ふむ]
それは約一ヵ月前の5月11日…。
そう、クーデターの日だ。
その日の夜、聞いた。
ある者はテレビで…、
ある者はラジオで…、
この声を聞いていた。
クーデターの主犯…鬼島彰一郎その人の声であった。
:08/01/01 20:53
:N900iS
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#32 [ふむ]
《単刀直入に用件を言おう…》
放送は止まる事なく進む。
彰一郎本人が来ている可能性は低い。
恐らくテープか何かに録音して再生しているのだろう。
彰一郎の声を聞いた者のほとんどが、悪い予感がした。
《学年別に殺し合いをしてもらう》
言葉を、失った。
:08/01/01 20:58
:N900iS
:☆☆☆
#33 [ふむ]
生徒たちの騒つきを無視して放送は続く。
男が一喝して騒めきを静した。
その内容は予想を遥かに上回るものであった。
:08/01/01 21:09
:N900iS
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#34 [ふむ]
ルールは…
一年vs二年vs三年で殺し合いをする。
期限は一週間。
その間に他学年を全滅させる事。
一週間を過ぎても他学年が一人でも残っていた場合、つまり二学年以上校内に残っていた場合は校舎ごと爆破する。
範囲はグラウンド等を含む学校の敷地内全域。
敷地から出ることは許されない。
出ようとすれば学校を2m間隔で囲んでいる兵士に射殺される。
食料は朝に学年別に支給される。
兵士に攻撃することはクラスの全滅を意味する。
:08/01/01 21:09
:N900iS
:☆☆☆
#35 [ふむ]
《初めに言っておくが…君たちに拒否権は無い!》
強い口調で言い放たれた。
その後、放送は注意事項に移った。
:08/01/01 21:12
:N900iS
:☆☆☆
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