校内戦争
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#46 [ふむ]
「何でもいい、質問を続けるぞ」
そう言った司に、男は本当に驚いた表情を向ける。
「こいつぁ凄い!大した肝っ玉だ。いいぜ小僧話してみな」
「さっきのあれは銃声だな?何があった?」
「こりゃあ頭がキれる奴だなぁ」
鼻で笑うと男は続ける。
「あれはな、おまえらの教師を撃った音だ。何の連絡も無しにいきなりやってきて、挙げ句の果てに生徒同士で殺し合いをさせるときたら…反対する奴もいてな」
:08/01/01 21:57
:N900iS
:☆☆☆
#47 [ふむ]
「…わかった」
司は短くそう返すと席に座った。
「質問は終わりかい?」
「あぁ」
男は足を組んで再び黙った。
「だ、大丈夫か?」
信一が心配そうに覗き込む。
「大丈夫…な訳あるか」
へっ、と小さく笑って司が言った。
:08/01/01 22:01
:N900iS
:☆☆☆
#48 [ふむ]
「殺されっかと思ったっつの…」
「え…?でも…」
「虎穴に入らずんば虎児を得ず…って言うだろ?」
大きく深呼吸をして司は再び立ち上がった。
:08/01/01 22:03
:N900iS
:☆☆☆
#49 [ふむ]
「皆!聞いてくれ!」
司は声を張り上げて叫んだ。
教室内の誰もが司を見る。
男も興味あるのか視線を送る。
「どうやら俺たちは戦いを避けられないらしい!…そうなれば『どうやって戦いを避けるか』ではなく『いかに生き延びるか』を考えるべきだと思う!」
「こうなれば先に生き延びる方法を考え始めた方が勝ちだ!しかし、俺も殺しはしたくない!よって、敵が攻めてきた時のみ正当防衛として戦うことにする!」
「異議がある奴は出てこい!」
辺りが静まり返った。
:08/01/01 22:10
:N900iS
:☆☆☆
#50 [ふむ]
「確かに…戦いを避ける方法は見つからない…」
「今はそれが良策かも知れないな…俺も殺したくない」
「防衛か…」
「生き残る方法を考える…か」
「仕方ない…」
口々に言う皆を見て司は一瞥した。
「異議無し…でいいな」
誰も返事をしなかった。
複雑な心境なのだ。
仕方ないとはいえ、守るためとはいえ、人を殺すのだ。
先程から泣きだしている者もいた。
:08/01/01 22:15
:N900iS
:☆☆☆
#51 [ふむ]
「じゃあやらなければならない事がある!」
司は作戦を話しだした。
司たちは2年3組である。
1年や3年は5組まであるが、2年は4組までしかない。
数では不利な状況にある、と話した。
:08/01/01 22:19
:N900iS
:☆☆☆
#52 [ふむ]
校舎は…
2階建ての北館
4階建ての本館
3階建ての南館に別れている。
北館は1年が、
本館には2・3年がいる。
南館は移動教室の時に使う美術室や家庭科室などしかないのだ。
ここで問題が浮上した。
本館だ。
1階は職員室など、
2階は3年の教室、
3階は3年の教室に2-4、
4階は2年の教室である。
:08/01/01 22:25
:N900iS
:☆☆☆
#53 [ふむ]
問題は3階。
3年生の中に2年4組が孤立しているのである。
これを救助しに行かなければならない。
「という訳で…開始してすぐに他学年が攻めてくるとは思えないが、2年4組の救助が第一、最優先だ」
皆が関心した目を司に向ける。
それもそのはず、こんな状況でこれほど冷静なのだ。
「メンバーはこの3組の男子総勢で行く。女子はその間に4階の2年を全て廊下へ出しておいてくれ」
時計を見れば、11時45分をきっていた。
:08/01/01 22:31
:N900iS
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#54 [ふむ]
午後12時になった。
放送が入った。
《これより開始する!》
終わった直後、外で戦車の空砲が鳴らされた。
男子女子共に、すぐ行動に移った。
廊下に出たが誰もいない。
恐らく行動を起こしたのは自分達が一番であろう。
他のところは話し合いも進まなかったに違いない。
男子を引きつれた司は廊下を走った。
:08/01/01 22:36
:N900iS
:☆☆☆
#55 [ふむ]
各階を繋ぐ階段は2ヶ所ある。
司たちは2年4組に近い方の階段まで走って一気に掛け降りた。
「中に入れ!」
司は指示した。
ここは4階ではなく3階。
3年生の縄張りだ。
廊下に待機してると廊下に出てきた3年生が攻めてきたと勘違いして面倒なことになりかねない。
:08/01/01 22:39
:N900iS
:☆☆☆
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