校内戦争
最新 最初 🆕
#109 [ふむ]
両軍は中央で衝突した。
第一撃で負傷者が出た。
しかし片手であれば殴り倒し、武器があれば振り回し、両手をやられれば蹴り倒し…凄まじいものであった。

「くっ…そがぁぁあ!!!」

司の勢い良く振り下ろした金属バットが敵の後頭部に当たり、重い音とともに力なく地面に倒れた。

「はぁ…っ…はぁ…!っ…うらぁぁあ!!」

信一も負けじと金属バットを振り回す。
思い切り突きを繰り出して鳩尾(ミゾオチ)に当てると、よろめいた敵の顔に横薙の一撃を叩きこんで、一人倒した。
土煙が舞う乱闘の中で、勝機は三組に向きつつあった。
優勢になり始めたのだ。

⏰:08/01/02 22:15 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#110 [ふむ]
「ぐぅっ…!」
「がっ!」
「がはっ!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!という三つの低い音と立て続けに悲鳴が聞こえた。
三組の中でも司と信一は喧嘩が強い方だが、それを凌ぐ強者が現われたのだ。

「ぎゃあっ!」

どさり、とまた一人倒す。
無造作に転がった六人の屍の上に立ち尽くす修羅の如く一人の男。
―――神田であった。
ギロリ、と睨みを効かせると一年はびくりと怯んだ。

「ひぃ…っ!!」

「ひ、退け!退けぇ!!」

一年は散り散りになりながらも北館に引き返していった。

⏰:08/01/02 22:23 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#111 [ふむ]
「深追いするな!」

司の声に追撃は中止された。

「司…」

信一の言いたい事はわかっていた。
倒れている敵をどうするか、である。

「息のある奴も…放っておけ」

司の言葉に安心した表情を浮かべた。

「そのうち一年が引き返して助けに来るだろう」

⏰:08/01/02 22:28 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#112 [ふむ]
「怪我人は?」

信一に尋ねた。

「七人、傷だけだ」

信一の言葉にほっと胸を撫で下ろした。
骨折ならまだしも、傷だけなら軽いからだ。

「…死者は?」

司は真剣な表情で恐る恐る訊いた。

「いない」

司と目が合うとにいっ、と笑い信一は言葉を続ける。

「大勝利だな、大将!」

肩を叩きながら言った。

⏰:08/01/02 22:34 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#113 [ふむ]
「あぁ…」

司は複雑な表情を浮かべる。

「どうした?元気ねぇな?」

「まぁな…」

視線を倒れている一年に向ける。

「あぁ…」

その意味を察したのか、信一も表情を歪めた。

「理由はどうあれ、仕方ないにしても…俺たちは人を殺してしまった…」

⏰:08/01/02 22:38 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#114 [ふむ]
一人の一年に駆け寄って脈をとる。
腹部には刺し傷のようなものから流れ出ている鮮血がブレザーの下の白のワイシャツを紅に染めていた。

「脈は…?」

信一の問い掛けに司は首を振った。

「んな暗い顔すんなって!するなってのが無理かも知れねぇが…皆…同じ気持ちだ…。だから!リーダーの司が明るくしてくれねぇと俺たちもやりきれねぇよ!」

信一は肩に手を置いて精一杯笑顔を作った。

「ありがとよ…信一」

「よせよ水臭ぇ。友達だろ?」

⏰:08/01/02 22:48 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#115 [我輩は匿名である]
面白いよ完結させてね

⏰:08/01/02 22:58 📱:N902i 🆔:fctmpf0U


#116 [ふむ]
>>115さん
頑張ります。
自分の持つ文才を絞りだします!

⏰:08/01/02 23:17 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#117 [ふむ]
「さ、締めを頼むぜ」

司は頬笑んで立ち上がった。

「引き上げるぞ!」

いつも通りの声で司が叫んだ。

この時、耳を澄ませば遠くの方から音が聞こえていた。
大勢の声に様々な音が。
しかし、誰一人としてそれに気付く事はなかった。
司たちはその場を後にした…。

⏰:08/01/02 23:29 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#118 [мェ]
やッばい
ハマリましたぁ
頑張って下さィ★+"

⏰:08/01/03 00:52 📱:SH903iTV 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194