校内戦争
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#122 [ふむ]
辺りを警戒しながらも、校舎内に戻っていった。
司たちは慎重な足取りで非常階段を上がっていた。
他学年との遭遇を避けるためだ。
今は怪我人も出ているため、正直他学年との接触は避けたかった。

「静かだな…」

ぽつりと信一が呟いた。
今までの学校とはまるで違って、確実に人がいるにも関わらず、誰一人いないかのように校舎内は静まり返っていた。

⏰:08/01/05 20:40 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#123 [ふむ]
「あぁ…。やっぱり皆嫌なんだよ…殺し合いなんて…」

司の言葉に信一は先程の光景が頭に甦ってきた。
司を見れば、同じく思い出したのか、眉を歪めていた。

「待っていろ」

司の指示に一同がぴたりと止まった。
三階に到着したようだ。
司はゆっくりとドアに近づく。

⏰:08/01/05 20:47 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#124 [ふむ]
素早く壁に張りつくと、頭だけを乗り出してガラス越しから内部を伺う。
しばらく真剣な目で様子を見ていたが、不意に、緊張した表情が消えるとガラスを何度かノックした。

「何してるんだ?」

司の行動に信一が独り言のように言うが、隣にいる神田はさあな、と首を傾げるのみだった。
しかし、興味ありげに見つめていた信一は、すぐにその行動の意味を理解した。

⏰:08/01/05 20:54 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#125 [ふむ]
中側から誰かがドアに近づいてきたのだ。
一瞬敵かと思ったが、司の行動からして自ら呼んだように見えたので指示通り動かなかった。
見れば、二組の男子であった。
男子はドアに近づくと鍵を開けた。

「驚かせんなよ。敵かと思ったっつの」

男子は扉を開けながら言った。

「悪い悪い」

司は振り向いて皆に指示を出した。
皆が中に入っていく。

⏰:08/01/05 21:00 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#126 [これって]
ばとろあのぱくり?

⏰:08/01/05 21:04 📱:W51T 🆔:mOHA.HYY


#127 [ふむ]
「何でまた非常階段なんかから…」

「怪我人が出てな。極力無益な戦いを避けたかったんだ」

「戦いになったのか!?」

「あぁ…」

司は表情を歪めた。

「…死者が出なくて良かった…それで、相手は?」

「一年」

淡々と言葉を連ねる司の両脇に信一と神田がやってきた。

⏰:08/01/05 21:05 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#128 [ふむ]
「違ぇよ。相手に死者は出たのかって聞いてんだよ」

司の表情を見て聞きにくそうに言ったものの、結局は声を荒げた。

「…あぁ」

「そうか…辛かったろ」

「それより、おまえらは?」

これ以上思い出したくないのか、司は話題を変えた。

「死者・怪我人無し。任務無事達成だ」

⏰:08/01/05 21:09 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#129 [ふむ]
「そうか…良かった」

司は安堵の表情を浮かべて胸を撫で下ろした。

「ただ…」

男子が頭を掻き困った表情を浮かべた。

「どうした?何か問題か?」

司は怪訝そうに眉を潜める。

「いや、それがさ…一組が遅ぇんだ」

その言葉に司は目を見開いた。

「何!?様子見は!?誰かに行かせたのか!?」

司は噛み付くように男子に言い寄った。
司の豹変ぶりに信一たちも驚いた。

⏰:08/01/05 21:15 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#130 [ふむ]
「ま、まだだ…遅いからこうして待ってんたんだ…」

男子は司の勢いに圧され、ハの字に眉を下げながら言った。

「馬鹿野郎!!敵と遭遇したかも知れないって考えなかったのか!?」

司は舌打ちをして信一に向き直った。

「俺ら三組以外は武器を用意せずに出発した。敵と接触したら面倒な事になっているはずだ…。確か一組は家庭科室だな」

「あ、あぁ」

「三組男子に急いで出発準備をさせろ!」

信一は早急に皆がいる使われていない教室に駆け込んだ。

⏰:08/01/05 21:22 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#131 [ふむ]
「悪かった…おまえが悪い訳じゃねぇのに怒鳴っちまって…」

司はバツが悪そうに男子に振り向いた。

「いや大丈夫だ…それより!俺らも連れていってくれよ!!ちょっとは戦力になるはずだ!」

男子は司に真剣な眼差しを向けた。

「…わかった。すぐに出る。急いで準備をさせてくれ」

男子は頷くと教室に駆け込んでいった。

⏰:08/01/05 21:26 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


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