校内戦争
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#152 [我輩は匿名である]
:08/01/16 02:53
:SH904i
:WAFXAw6g
#153 [ちぃ]
ホンマおもろぃ

楽しみにしてるんで、頑張って下さい

:08/01/16 15:49
:SH901iS
:FLPyz/gE
#154 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
しばらく黙り込っていた司が、ふと我に返る。
死体を目前にして、嘔吐感が込み上げてきたのだ。
慌てた口調で指示を出した。
「い、生き残りの確認を!まだ中にいるかもしれない!慎重に入るぞ!」
呆然としていた一同も、司の一言ですぐに意識が戻った。
各自、武器を持ち直して家庭科室への扉に近寄った。
屍が嫌でも目に入る道を慎重な足取りで歩を進める。
一つ、二つと死体を乗り越え、扉に近づく。
かなり多数の者が、放心状態になっていた。
先程すでに死体を見た三組と違って、二組の人たちは初めての体験に現実が飲み込めていないのだ。
明らかに動揺していた。
司の言葉がなければ、いつまでも動いてはいなかっただろう。
今でさえ、ただ司の指示に従っているだけなのだ。
今ここで、『走れ』と言えば走るだろうし『帰るぞ』と言えば素直に帰るであろう。
自分の思考を持たない状況であった。
:08/01/17 20:19
:N900iS
:☆☆☆
#155 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
後方から、何人かの呻き声が聞こえる。
おそらく司と同じくして、激しい嘔吐感に襲われたのだろう。
昨日までは平凡な高校生だったのだから、無理はない。
現に司は今も視界が霞んで見えた。
一度見たからといって慣れるものではない。
再び司に激しい嘔吐感が込み上げてきた。
:08/01/17 20:23
:N900iS
:☆☆☆
#156 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「司…大丈夫か?顔色、悪いぞ」
司の蒼白の顔を見て、心配そうに覗き込む。
「…あぁ」
「そうなるのも…無理はないだろうけど」
「おまえは…」
ふらつく足を進めながら、司は腹から声を出して言葉を切る。
「…ん?」
「…おまえは平気そうだな」
:08/01/17 20:27
:N900iS
:☆☆☆
#157 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
それを聞いた信一はふっと鼻で笑った。
「平気な訳あるかよ…痩せ我慢だっての。…実際はぶっ倒れそうだ」
「そうか…痩せ我慢が出来るだけ、すごい」
「ぶっ倒れていいなら今すぐ、遠慮なく倒れるけどな」
にやりと歯を見せる信一に、司が静かに笑う。
足を止めれば、開いた家庭科室の扉があった。
:08/01/17 20:31
:N900iS
:☆☆☆
#158 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
開け放たれた扉を前に、司たちは再び衝動に駆られた。
内部の悲惨さにだ。
あまりの驚愕の光景に、一同言葉を失っていた。
決して広いとは言えない教室内に、大量に飛び散った血が、壁を、床を、教室にあるあらゆる物を汚していた。
それより目に入ったのは、大勢のすでに息のない屍たちであった。
ざっと見て、三十人は超えていた。
死体に死体が重なっているのである。
誰もが生存者の可能性を否定しそうになった。
―――その時、何処からか呻き声が聞こえた。
:08/01/17 20:40
:N900iS
:☆☆☆
#159 [ちぃ]
:08/01/18 16:07
:SH901iS
:0k78yh8c
#160 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
皆の動きが、一斉に止まる。
話し声すら消え去った。
しん、と静まり返る教室。
ごくりと音がして、生唾が喉を伝った。
目だけを動かして、辺りを探る。
出来るだけ音を拾うように、耳の神経を研ぎ澄ませた。
「……ぅ…」
聞こえた。
辺りにうめき声が、微かだが確かに響いた。
それは家庭科室独特の特殊な形状をしている机の数々の更に奥…
司たちとは反対側にある教室の片隅の机の影から、聞こえた。
「……っぁ…」
怪我をしているのか、苦しそうな声であった。
無意識に出ているに違いない。
いや、意識すら朦朧としているのかも知れない。
そうでなければ司たちの気配に気付かないはずがない。
武器を持つ手に力が入る。
司は、足を前に出した。
:08/01/20 12:59
:N900iS
:☆☆☆
#161 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
動きだした司に皆がついていこうとする。
それに気付いた司は立ち止まると右手を上げて制止させた。
「様子をみてくるだけだ…待機していてくれ」
体は正面のまま、首だけを後ろに向けて囁くような声を出した。
信一が代表して頷くと、視線で「気を付けろよ」と送る。
「大丈夫さ」
視線の意味を察してか否か、静かに微笑むと顔を正面へ戻した。
:08/01/20 13:07
:N900iS
:☆☆☆
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