校内戦争
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#196 [
]
おもしろい

アゲ
:08/02/03 11:03
:D704i
:JjpTVdAM
#197 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「叫び声が…何人もの叫び声が耳から離れないんだ」
裕也は現実から逃げるように固く目を閉じる。
両手を耳に当てて一切の音を遮断した。
「裕也…」
信一は裕也を支える手に力を込めた。
「耳をつんざくような…悲痛な叫び声が…たくさんの人が目の前で殺されて行った…!」
「助けてくれ…あいつがっ…あいつがくる!」
信一の手に小刻みな震えが伝わる。
裕也が怯えきった様子で身を縮こませていた。
「…あいつ?」
今まで心配そうに眺めていた司が、その言葉に表情を歪めた。
「裕也、あいつって誰だ?」
司の声に反応を示せば、静かに顔を上げた。
乱れた精神を落ち着かせると、ゆっくり話し出した。
:08/02/03 14:09
:SH905i
:☆☆☆
#198 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「わからない…。ただ、わかってるのは一年ってことだけだ…。あいつは…人間じゃない…」
「…特徴は?」
「頭から返り血を浴びて…目についた奴から殺す…圧倒的な強さだった…何人もの男子をたった一人で倒していった…。真っ赤に充血した目…鬼のような形相……そして…」
裕也は言葉を切る。
苦しそうに目を細めると、言葉を繋げた。
「笑ってた…」
その内容に黙って話を聞いていた司は眉を歪めた。
「…笑ってただと?」
:08/02/03 14:17
:SH905i
:☆☆☆
#199 [ゆう]
この小説面白いです
最後まで頑張って下さいP
:08/02/06 21:44
:M-SKIN
:PZjO7AN2
#200 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「馬鹿な…」
この理不尽な戦いを楽しんでいるとでもいうのか?
司はさらに表情を険しくした。
…注意する必要がありそうだな。
頭の中で思考を凝らした結果、好戦的という言葉しか浮かばなかった。
「…今日はもう終わりにしよう」
ぽつりと呟くと静かに立ち上がった。
辺りを一瞥してから口を開く。
「皆、引き上げだ。三階に戻ろう」
:08/02/06 22:06
:SH905i
:☆☆☆
#201 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
ゆっくりとした口調で言えば、皆がぞろぞろと家庭科室を出て行く。
見れば、皆、眉を寄せてバツの悪そうな表情をしていた。
大半が家庭科室からいなくなった頃、再び司が信一に向き直る。
「俺達もそろそろ行こう」
その言葉に信一は静かに頷くと、立ち上がった。
裕也を支えるように肩を貸しながら、扉に向かう。
司はそれを見ると室内を見渡した。
:08/02/06 22:12
:SH905i
:☆☆☆
#202 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
無言でゆっくりと首だけを動かして一瞥する。
目に映るのは血溜まりと悲惨な死体ばかり。
そのほとんどが同志の者だった。
裕也の話によれば、どうやら一年と三年の連合の線は薄いようだ。
…よく頑張ってくれたな。
散っていった仲間たちに心の中で呟けば、拳を強く握りしめた。
まだ、生きたかっただろう。
死にたくはなかったに違いない。
俺は…。
…助けて、やれなかった。
司の頬に一筋の雫が伝って、下に落ちた。
:08/02/06 22:23
:SH905i
:☆☆☆
#203 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「皆をここへ送ってしまった俺を恨んでくれ…」
司は後悔の念に駆られるように肩を震わせる。
俯いたまま、もう誰もいない家庭科室の中心で一人呟いた。
「恨んで恨んで…呪い殺すくらい、俺を責めてくれて構わない…」
不意に面を上げる。
正面を見据えれば、いつもより凛々しい表情がそこにあった。
覚悟の色さえ、伺えるように思えた。
低くはっきりとした声で絞り出すように口を開く。
:08/02/06 22:35
:SH905i
:☆☆☆
#204 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「俺は皆を…皆の魂を、一人一人の想いを!」
司は声を張り上げた。
拳を握ったまま再び一瞥する。
言葉を切ると、落ち着いた静かな口調に戻った。
「…この背に背負って生きていくよ。ずっと…。だから、見ていてくれよな…?俺の、大切な戦友たち…」
凛とした表情を残しながら言えば、司は踵を返して歩き出す。
「仇は…取るからよ」
先程とは違う低い口調で、聞こえない程の音量で小さく呟いた。
正面を見据える眼光には、今までにない鋭い色が宿っていた。
司は、一度も振り返ることはなく家庭科室を後にした。
:08/02/06 22:47
:SH905i
:☆☆☆
#205 [匿名]
主サン頑張ってファイトォ
:08/02/11 19:22
:SH902i
:oevwK532
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