校内戦争
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#204 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
「俺は皆を…皆の魂を、一人一人の想いを!」
司は声を張り上げた。
拳を握ったまま再び一瞥する。
言葉を切ると、落ち着いた静かな口調に戻った。
「…この背に背負って生きていくよ。ずっと…。だから、見ていてくれよな…?俺の、大切な戦友たち…」
凛とした表情を残しながら言えば、司は踵を返して歩き出す。
「仇は…取るからよ」
先程とは違う低い口調で、聞こえない程の音量で小さく呟いた。
正面を見据える眼光には、今までにない鋭い色が宿っていた。
司は、一度も振り返ることはなく家庭科室を後にした。
:08/02/06 22:47
:SH905i
:☆☆☆
#205 [匿名]
主サン頑張ってファイトォ
:08/02/11 19:22
:SH902i
:oevwK532
#206 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
申し訳ありません!
現在自サイトの編集及び改装作業中につき忙しく更新が出来ない状態ですので…
暫くおまちください!
:08/02/13 16:06
:SH905i
:☆☆☆
#207 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
:08/02/14 13:18
:SH905i
:☆☆☆
#208 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
一年生の居城である北館へと続いている渡り廊下を歩く集団があった。
恐らく一年生であろうその集団は、悠々とした態度で北館に向かっていく。
顔触れは男子ばかりであり、女子は見当たなかった。
見れば、十数人のブレザーを汚している返り血が、行き先で何があったかを物語っていた。
:08/02/23 08:57
:N900iS
:☆☆☆
#209 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
集団から少し離れて、先頭を歩く者がいた。
他の人とは明らかに違う雰囲気を漂わせた青年だった。
青年は自らの作り出した殺伐とした雰囲気の中心にいた。
凛と整った顔に、鋭い眼光を放つ切れ長の瞳。
その瞳の奥には、自分以外の者を全て見下す、そんな色があった。
:08/02/23 09:03
:N900iS
:☆☆☆
#210 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
――荒川巧(アラカワタクミ)。
青年の名であった。
巧は俗に言う不良であった。
家庭内暴力に始まり、喧嘩の絶えない日々を送っていた。
自宅では家族から怖れられ、学校や私生活においては常に一目置かれている。
その理由は、人並外れた喧嘩の強さにあった。
だからといって巧は何か格闘技をやっていた経験はなかった。常人とは比べものにならない腕力と瞬発力を生まれついて持っていたのである。
:08/02/23 09:14
:N900iS
:☆☆☆
#211 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
巧の喧嘩する姿を見た者は、例え仲間であっても震え上がらせた。
鬼のような形相に、修羅のような強さで敵を薙ぎ倒し、夜叉の如く速さで戦場を駆っていく。
返り血を浴びた姿は人間とは思えない雰囲気を放っていたという。
自ら闘いを好む性格であった。
:08/02/23 09:19
:N900iS
:☆☆☆
#212 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
口元に不敵な笑みを浮かべて、巧は北館へと帰ってきた。
集団も続いて中に入る。
巧は二階には上がらず、そのまま一階の突き当たりの教室を目指した。
一年三組、巧のクラスである。
三組に向かう間、廊下や教室といった至る所から痛い程の視線が浴びせられていた。
巧は大して気にする様子もなく、教室に歩を進める。
既に口元に微笑は微塵も残っておらず、鋭い眼光が光っているだけであった。
:08/02/23 09:30
:N900iS
:☆☆☆
#213 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
ちらりと視線を送れば、皆が一斉に視線を逸らした。
内心で巧に恐怖を抱いてるという意志の顕れであった。
教室が近づいてきた時、そのまま通過とした横の教室から、突然誰かが飛び出してきた。
「待って…!」
声を張り上げて巧の前に立ちふさがったのは、艶のある黒髪が目立つ小柄な女子だった。
:08/02/23 09:36
:N900iS
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