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#560 [Mr.RabbIts!]
 

「…ヒロを連れて行った奴が、誰かは分からない……けど」
 
諒の言葉に雄琉と遙は息をのんで次の言葉を待つ。
 
「「けど…?」」
 
「…何処かで、見たことあるんだよな…思い出せないけど」
 
諒の言葉に雄琉は項垂れる。
 
「そこが大事なんじゃねぇかよ。マジで誰なんだよ…」
 
三人は駐車場で暑いことも忘れ、途方に暮れた。
 

⏰:08/08/05 13:56 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#561 [Mr.RabbIts!]
 

―――
 
「…なぁ!」
 
あれから一言もしゃべらずにバイクを走らせ俺を無理やり連れ回している男に話しかけると、案外普通に返事が返ってきた。
 
「なに?」
 
「なにって!…んーと」
 
何から訊こう。
まぁ一番気になるのは…
 

⏰:08/08/05 23:00 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#562 [Mr.RabbIts!]
 

「アンタ、誰だ?」
 
真っ暗な視界の中、思いきって訊ねるとクスリと一笑された。
 
「気になるか?」
 
「なるだろ!そりゃ!!」
 
男は「ふーん」とだけ言うと黙ってしまった。
 

⏰:08/08/05 23:03 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#563 [Mr.RabbIts!]
 

「…え?えっ??教えてくんねーのかよっ」
 
「…分かんないのかよ」
 
―キキィ…ッ
 
信号のせいだろうか、バイクがブレーキをかけて止まった。
 
「…え?」
 
男のひどく悲しそうな声に俺は記憶を必死に辿ってみる。
 

⏰:08/08/05 23:06 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#564 [Mr.RabbIts!]
 

「ずっと、思ってたんだけど…」
 
俺の思考を遮るように男は話しかけてきた。
 
「なんだよ?」
 
「いつまで冷えピタ貼ってんの?いくらでも取るチャンスはあっただろ?」
 
あ…言われてみれば。
この男に担ぎ上げられた時も手足は自由だったのに、下ろしてもらおうと必死でバタつかせる事しかしなかった。
 

⏰:08/08/05 23:10 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#565 [Mr.RabbIts!]
 

「…俺としたことが…」
 
そう言って冷えピタを今すぐ取り払って、男の顔を見てやろうと思い、捕まっていた男の腰から手を離した。
 
ヘルメット脱がねぇと…
 
「晴樹」
 
「はい!!?」
 
いきなり名前を呼ばれて大きな声で返事をしてしまった。恥ずかし…///
 

⏰:08/08/05 23:14 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#566 [Mr.RabbIts!]
 

「もう信号変わるけど?」
 
「え゙っ」
 
―ドルルルルッ…
 
再びエンジンを吹かした音がしてあわててヘルメットをかぶり直して、男にしがみついた。
 
「くそ!次の信号では必ず…!」
 
「今はポリが居たから止まったけど、信号なんて基本的無視だろ」
 
「…………くそうっ!!」
 

⏰:08/08/05 23:19 📱:P704i 🆔:1XLHe2RM


#567 [Mr.RabbIts!]
 

あれから何度も質問を繰り返したが、どれ一つまともに答えてもらえないまま目的地に着いたようだ。
 
―ガシャン…
 
バイクが止まったのを確認してから、俺はヘルメットを脱ぎ冷えピタを剥いだ。
やっと視界が開け、久しぶりの光に目が眩む。
―と、また目の前が暗くなった。
 

⏰:08/08/06 09:53 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#568 [Mr.RabbIts!]
 

どうやら俺の視界は今だに誰だか分からない男の手によって再び遮られたようだ。
 
「…はっ!?なにすんだよっ」
 
そう叫んで手を退かそうとするが後ろから抱き締められる形で体の自由を奪われた。
 
「うるさい奴だな。入れば分かるから」
 

⏰:08/08/06 09:57 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#569 [Mr.RabbIts!]
 

それだけ言うと男は俺を抱えたまま歩き、どこかの建物に入ったようだ。
 
―カランカラン…
 
「なっ、何処!?てか、いい加減は・な・せ・よっ!!」
 
―ダンッ!
 
「いっつ…!!」
 
相手が油断している隙にかかとで思い切り足を踏んでやった。
 
…やっと視界が開ける。
 

⏰:08/08/06 10:04 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


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