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#570 [Mr.RabbIts!]
 

「…って、えっ!!?」
 
「よう」
 
俺の目に一番最初に飛び込んできたのは、あろうことかカウンターで仕事をしている龍さん。
つまり俺が連れて来られた場所は昨日も訪れた龍さんのカフェ。
 
てか、ここのカフェに俺を連れて来るって…
 
俺はそっと後ろを振り向いた。
 

⏰:08/08/06 10:10 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#571 [Mr.RabbIts!]
 

そこには、しゃがみ込んで痛そうに俺に踏まれた足を擦っている―…
 
「っ兄貴!!?」
 
俺が目を丸くして叫ぶと、俺の兄、若松 直樹(わかまつ なおき)は立ち上がって平然とした表情で、俺をカウンター席まで引っ張って行った。
 

⏰:08/08/06 10:20 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#572 [Mr.RabbIts!]
 

「龍、コーヒー淹れて。あっ晴樹はミルク…」
 
「ぅおいっ!んな事はどーでもいいんだよっ!!お前なにして…っ」
 
俺が声を荒げると、龍さんが聞き捨てならないとばかりに間に入ってきた。
 
「なに?俺が淹れるコーヒーは、どーでもいいってか?あ?晴樹」
 
「ちっ違う違う!そうゆう意味でなくて!!」
 

⏰:08/08/06 10:26 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#573 [Mr.RabbIts!]
 

「ハハハッ!やっぱ龍と晴樹のコンビはおもしろいな〜」
 
凄んでみせる龍さんとあわてる俺を見て、呑気に笑う直樹を睨み付ける。
 
「笑うな!お前のせいだろうが!…ってか、ホントに何しに来たんだよ?!」
 
俺がそう怒鳴ると、しゅんとしてみせる直樹。
 
「酷いな。せっかく迎えに来たってのに…」
 

⏰:08/08/06 10:30 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#574 [Mr.RabbIts!]
 

俺は自分の耳を疑った。
 
「む、迎えに来たぁ!?」
 
「だから、そう言ってんじゃん」
 
取り乱す俺に対して物凄く冷静に返す直樹。
 
「ちょ、ちょっと待て。…俺は戻る気はねえぞ」
 
俺の返事に直樹は真剣な表情で、しばらく言葉を発さなくなった。
 

⏰:08/08/06 10:34 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#575 [Mr.RabbIts!]
 

龍さんは気をきかせてくれたのかコーヒーとミルクを淹れてくれると、「何かあったら、呼べ」とだけ言い残して奥へ入って行ってしまった。
 
重い沈黙の中、直樹が口を開く。
 
「…親父、心配してんぞ」
 
その言葉に俺は親父を思い出し、ふっと頬が弛んだ。
 

⏰:08/08/06 10:39 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#576 [Mr.RabbIts!]
 

「…だろうな」
 
俺はそれだけ返すと、ミルクを飲んだ。…甘くて旨い。
 
俺たちの親父はすげえ俺たちや、オフクロを大事にしてくれてた。いい親父だ。それは俺だって、分かってる。
 
「だったら何で…!」
 
直樹の顔が理解に苦しむように歪む。
 

⏰:08/08/06 10:42 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#577 [Mr.RabbIts!]
 

俺はミルクの入ったグラスをそっと置いた。
 
「過保護すぎんだよ」
 
そう言って笑ってみせる。
直樹はまだ納得がいかない、という顔をしている。
 
「…だからって、何も言わずに家出るかよフツー」
 
俺は昔から兄貴と仲が良かった。
だから、兄貴には腹割って話してもいい気がしたんだ。
 

⏰:08/08/06 10:50 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#578 [Mr.RabbIts!]
 

―――
 
「とにかく、手分けして探そう」
 
諒の言葉に雄琉も遙も頷いた時、若い女の子たちがキャハキャハ嬉しそうに向こうから歩いてくるのが見えた。
特に気にも止めず、ヒロを探しに行こうとした諒の耳に、女の子たちの話し声が届く。
 

⏰:08/08/06 11:57 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


#579 [Mr.RabbIts!]
 

「さっきのって絶対NAOだよね〜!生で見ちゃった〜!!」
 
「やっぱ生はテレビで見るよりカッコイイよね〜!!」
 
…NAO…
諒は何故か立ち止まり、必死に何かを考えている。
 
「おい…諒?」
 
それに気付き雄琉が声をかけると諒はハッとしたように、その女の子たちに近づいて行った。
 

⏰:08/08/06 12:00 📱:P704i 🆔:z4OXmqqs


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