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#933 [Mr.RabbIts!]
 

うー…と悔しそうにうなる晴樹に旬は苦笑する。
 
「お前兄貴と仲いいんだな」
 
旬の言葉に少し言葉がつまる。
 
「…そうでもないよ。昨日もけんかしたし」
「でも、羨ましいぜ?俺には兄弟いないし」
 
そう言った旬の表情はとても穏やかなものだった。
 

⏰:10/02/07 22:55 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#934 [Mr.RabbIts!]
 

旬の言葉や表情で晴樹は少し落ち着きを取り戻せた。
そして思ったことが、ひとつ。
 
「ありがと」
「うん?」
 
旬を見上げてお礼を言うと旬はきょとんとした表情をみせた。
 

⏰:10/02/07 22:58 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#935 [Mr.RabbIts!]
 

そんな旬を見て、ふふっと込み上げてくる笑いをそのままに、晴樹はもう一度感謝をのべた。
 
「ありがとう。旬くんのおかげで兄貴と仲直り出来そうだ」
 
そう告げると旬は、あぁ…と呟き、どういたしましてと微笑んだ。
 

⏰:10/02/07 23:01 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#936 [Mr.RabbIts!]
 

そうは言ったものの、どうやって仲直りのきっかけを見つけるかを考えていた晴樹には、放課後が来るのなんてあっという間で。
結局いい案が出ないまま、晴樹は孝志と帰路についていた。
 
「あー…どうしよう。なんか緊張する…」
「お前さっきからそれしか言ってねぇぞ」
 

⏰:10/02/09 01:35 📱:P906i 🆔:5N6pl2Lo


#937 [Mr.RabbIts!]
 

冷たい孝志の言葉に晴樹は唇を尖らせる。
 
「だって…」
「またウジウジ言ってると旬くんに嫌われちまうぞ」
 
そう言ってスタスタと歩いて行ってしまう孝志に、思わずヤダー!と叫ぶと笑われてしまった。
 

⏰:10/02/09 01:38 📱:P906i 🆔:5N6pl2Lo


#938 [Mr.RabbIts!]
 

晴樹の方をふり返って、フフフッと笑っている孝志が前を向き直すと、小さくあっと叫んだ。
道の先を見つめる孝志にどうしたの?と晴樹が駆け寄る。
 
「お前の兄貴の連れだろ?あの人」
 
『お前の兄貴』の所だけ顔をしかめて言う孝志に苦笑しながらも、前方に目を向けると
 
「龍さん?」
 

⏰:10/02/09 01:46 📱:P906i 🆔:5N6pl2Lo


#939 [Mr.RabbIts!]
 

小さく呟いたつもりだったが、前方から手をふり歩いてくる龍をみると、充分声が届いたらしい。
 
「龍さん…どうしたんですか?こんなとこに居るなんて」
 
晴樹がそう尋ねると、龍はうーんと間を取りながらもゆっくりと答えた。
 

⏰:10/02/09 18:01 📱:P906i 🆔:5N6pl2Lo


#940 [Mr.RabbIts!]
 

「直樹には困ったもんだよ。素直なんだか、素直じゃないんだか」
「?」
 
なにがおかしいのか龍は首をかしげる晴樹を見て、軽い笑い声をあげた。
 
「俺が家に遊びに行ったら直樹のやつ、ずっと自分の家の玄関でうろうろしててさ」
 

⏰:10/02/10 13:54 📱:P906i 🆔:SvGD6TpQ


#941 [Mr.RabbIts!]
 

「えっ鍵忘れたの?」
「違う違う」
 
そこでまた愉快そうにふふふっと笑う龍に、晴樹はますますわからなくなる。
 
「俺も最初そう思って声かけたんだけど…」
 
その場面を思い出しているのか、龍はかなり間をとって話す。
 

⏰:10/02/10 13:57 📱:P906i 🆔:SvGD6TpQ


#942 [Mr.RabbIts!]
 

『なんだよ。鍵忘れたのか?』
 
そう玄関でうろついている直樹の背中に声をかけると、仏頂面がこちらを向いた。
 
『…ちげぇよ』
『は?じゃ、なにしてんの』
 
龍の問いかけに直樹は言いずらそうに口をもごもごと動かすだけだった。
 

⏰:10/02/10 14:01 📱:P906i 🆔:SvGD6TpQ


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