フォーエヴァー。>>BL
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#51 [Mr.RabbIts!]
           

「へぇ、すげー」
           
何故だか感動した。
あんまり俺と年離れて無さそうなのに、自分のやりたい事見つけてその道を走ってる彼らが、すごくカッコイイ。
           
「え、誰が何やってんの?」
           
「ん、俺がドラムで遙がベース。で、雄琉がギターとボーカル」
           
…へえ、アイツがボーカルかよ。
まぁ、ポイっちゃポイけど。

           

⏰:08/01/24 00:14 📱:P704i 🆔:n4iJy7ZY


#52 [Mr.RabbIts!]
           

「バンドの名前、なんてゆーんだ?」
           
「Re:BARTH(リバース)」
           
リバース…
           
「『生き返る』とか『生命は繰り返される』的なことを言いたかったらしくて、雄琉が付けた名前」
           
諒の言葉にドクン、と胸が高鳴った。
―なんだろう。
すごく俺カラダが騒いでる、…疼いてる?

           

⏰:08/01/24 00:22 📱:P704i 🆔:n4iJy7ZY


#53 [我輩は匿名である]
  ノ
 ('A`)
 (x(7
 < ヽ

⏰:08/01/24 01:30 📱:N902i 🆔:6ikKpOsg


#54 [Mr.RabbIts!]
           

アゲどーもです
           
また夜更新できると
おもいます(゚∀.)、。

           

⏰:08/01/24 20:14 📱:P704i 🆔:n4iJy7ZY


#55 [Mr.RabbIts!]
           

「えぇーーーっ!!」
           
暫くボーッとしていた俺は遙の叫び声にビクリとした。
           
「…んだよ?」
           
そう言って俺が遙に目を向けると、眉間に皺を寄せて諒をじっと見つめ、何かに対しての不満を露にしている。
           

⏰:08/01/25 23:23 📱:P704i 🆔:MBF0v/Ms


#56 [Mr.RabbIts!]
           

すると諒がやれやれといった風に口を開いた。
           
「だからーお前じゃ面倒見れないって」
           
面倒?なんの??
           
俺の疑問も他所に遙も負けじと粘る。
           
「だいじょーぶだって!だいたいヒロ連れてきたのオレだしっ」
           
は?俺がなに??
           
諒が厳しい口調になる。
           
「駄目だ。遙の部屋ぐちゃぐちゃじゃん。自分の事も出来ないのに、ヒロを任せらんないよ」
           
―ちょ、なに!?
           

⏰:08/01/25 23:28 📱:P704i 🆔:MBF0v/Ms


#57 [Mr.RabbIts!]
           

「なんだよっ!ヒロだってオレの方がいいよなっ!?」
           
遙の言葉にやっと状況が把握出来た。
そしてまだ言い合いを止めそうに無い二人に制止の言葉をかけた。
           
「ちょっと待て!」
           
二人は同時にこちらを見た。
           

⏰:08/01/25 23:32 📱:P704i 🆔:MBF0v/Ms


#58 [Mr.RabbIts!]
           

「俺、アンタらに世話になる気無いから」
           
俺はそれだけ言って、『じゃあね』と片手を挙げて玄関へと足を動かした。
           
―が、挙げた片手を何故か遙に掴まれ、強い力で元の位置に引き戻された。
           
「いって…なにすんだよ!?」
           
軽く遙を睨んだが、本人は相変わらずニコニコしたままだ。
           

⏰:08/01/26 11:32 📱:P704i 🆔:PBnl8waY


#59 [Mr.RabbIts!]
           

「何処行くのさ?」
           
遙が笑顔のまま問いかけてくる。
前もこんな会話をコイツとしなかったか?
んでコイツには誤魔化しが効かなかった。
性が無くホントの事を言う。
           
「…ビジネスホテルにでも泊まろうかとおも……」
           
「駄目」
           
俺の言葉を遮った遙は真剣な眼差しで俺を見た。
           

⏰:08/01/26 18:06 📱:P704i 🆔:PBnl8waY


#60 [Mr.RabbIts!]
           

「っはぁ!?どうしようが俺の勝手だろうが!」
           
―俺は内心焦っていたんだ。
こんなにも人に構ってもらった事が無い。
           
「…わかった」
           
諒が静かに呟いた。
…やっとわかってくれたのか、と安心したのも束の間。
諒は再び口を開いた。
           

⏰:08/01/27 11:56 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#61 [Mr.RabbIts!]
           

「家出少年をこのまま見過ごすワケにもいかないし、…警察に届け出るか」
           
俺が驚いて諒を見ると
「さぁ、どうする?」と言わんばかりの意地の悪い笑顔で俺を見ていた。
           
どーするもこーするも、さっきの諒の言葉を訳すと
『俺らに世話にならねーってなら、警察に突き出すぞコラ』

           

⏰:08/01/27 12:02 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#62 [Mr.RabbIts!]
           

俺が諒に罵声を浴びせようと口を開きかけた時、足元に何か柔らかくてあたたかいモノがぶつかってきた。
           
「…………あ?」
「ニャー」
           
………ネ、コ
           
「珍しいな、スティンから擦り寄ってくるなんて」
           
諒の言葉からするとこのグレーの毛並みのいい上品なネコの名前はスティン。
           

⏰:08/01/27 12:09 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#63 [Mr.RabbIts!]
           

俺はスティンを見つめながら呟く。
           
「……諒、」
           
「ん?」
           
「―ッ俺、此処でお世話になります!!」
           
そう叫ぶと俺の足に擦り寄っているスティンを抱き上げた。
           
「かわいーなっ!お前〜☆」
           
スティンと暫し戯れる。
そんな俺を見て、諒と遥は唖然としていた。
           

⏰:08/01/27 20:57 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#64 [Mr.RabbIts!]
           

「うりゃ〜」
「ニャーッ」
           
完全に二人(?)の世界に飛んでいってしまっている俺とスティン。
           
「…やば///」
「ん?」
           
遥の呟きに諒が遥を見る。
           
「スティンよりヒロのがカワイーし///」
           
その言葉に諒はまだ戯れている二人(?)に目を向けた。
           
「……いや、やっぱスティンが一番だな」
「猫バカめ…」

           

⏰:08/01/27 21:38 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#65 [Mr.RabbIts!]
           

「つか、カワイーからあの子拾ってきたわけ?」
「んー、ソレもちょっとある。けどー」
           
遥はまた元の笑顔に戻っていた。
           
「ビビビッとキちゃったんだよねー、会った時」
「…ほぉー、それはそれは」
           
二人とも黙ってスティンと戯れているヒロを優しく見守っていた。
           

⏰:08/01/27 22:04 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#66 [我輩は匿名である]
おもしろいです

がんばって下さい´ω`

⏰:08/01/27 22:49 📱:SH904i 🆔:eplsYDSc


#67 [Mr.RabbIts!]
           

「…ホントにいいのか?」           
スティンと充分戯れた後、諒を見つめて言った。
           
「いいも何も、警察行きたい?」
「お世話になります!!」           
そんな俺を見てクスリ、と諒は笑う。遥はジャンパーを羽織って玄関へと消えていった。
その背中をスティンを抱えたまま、俺は追った。
           

⏰:08/01/27 22:51 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#68 [Mr.RabbIts!]
           

「…帰んの?」
           
俺が声をかけると遥が振り返った。
           
「うん。…寂し?」
「あほか」
「ひどいなー」
           
ハハッと笑って遥はドアに手をかける。
           
「…っ遥!」
「ん?」
           
改めて言おうとすると、やっぱり恥ずかしい。
でも…
           
「…ありがと、な///」
           
恥ずかしくなって、胸に抱えているスティンに顔を埋める。
           
「うん。ありがと」
           
そう言った遥の声が聞こえた後、扉が閉まる音がした。

           

⏰:08/01/27 22:58 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#69 [Mr.RabbIts!]
           

「…なんか、俺が感謝され、た?」
           
やっぱよくわかんねぇヤツ、と呟いて再びリビングへと戻った。
           
「あ、ヒロ。俺もちょっと出てくるから、雄琉とスティンと留守番しててー」
           
え、アイツとかよ…と思ったが諒はサッサと用意して出ていってしまった。
           

⏰:08/01/27 23:05 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#70 [Mr.RabbIts!]
           

うおっ!?
           
匿名さんアゲ
ありがとーございます
           
おもしろいとか
うれしいです〜

           

⏰:08/01/27 23:08 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#71 [Mr.RabbIts!]
           

「今日はいろんなコトがあったな〜」
「ニャー」
           
リビングの大きな窓の下で胡座をかいて、そこにスティンを座らせる。
           
「もう夕方かー」
「ニャーーーッ」
           
沈んでいく夕日を見てしみじみしていると、スティンが何かを見つけたのか、いきなり走り出した。
           
「え、おいっスティン!」
           
俺はスティンを追いかけた。

           

⏰:08/01/27 23:54 📱:P704i 🆔:cWUz9w86


#72 [Mr.RabbIts!]
           

スティンは半開きになっていた扉をスルリと抜け、ある部屋に入っていってしまった。
           
暫く入るかどうするか迷ったが、
           
「………おじゃましますよー」
           
小さく遠慮の言葉を呟いて足を踏み入れた。
           

⏰:08/01/28 11:58 📱:P704i 🆔:tDXQi2Sg


#73 [Mr.RabbIts!]
           

「うおっ…すっげぇ……」           
その部屋は防音加工がしてあり、ドラムやギター、ベース、いろんな機具が並べられていた。
所謂スタジオ的な。
           
「このマンション見掛けはそんなにデカく無いのに、中すっげーな…」

           
一人でブツブツ呟きながら辺りを見回していると、後ろからガシャン!と大きな音がした。
           

⏰:08/01/28 21:28 📱:P704i 🆔:tDXQi2Sg


#74 [Mr.RabbIts!]
           

「なッ!?……ってスティンかよ」
           
そう、背後からの大きな音はスティンが積み上げてあったCDを崩したため。
           
「あ〜ぁ、駄目じゃん。俺が諒に怒られる〜」
           
急いでCDを元の位置に戻す。
           
「…ってか、コレって……」
           
リバースの曲なんじゃね?
           
いつの間にかCDを片付ける作業を停止して、じっとCDを手にとって見つめていた。
           

⏰:08/01/28 21:33 📱:P704i 🆔:tDXQi2Sg


#75 [Mr.RabbIts!]
           

「ニャ〜…((カリカリカリ」
           
スティンの声と何かを爪で掻く音の方を振り向くと、コンポを爪で引っ掻いているスティンがいた。
           
「…聴きたいよな?」
「ニャーー」
           
スティンの返事(?)を聞いて、ワクワクしながらコンポにCDをセットした。
           

⏰:08/01/29 01:04 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#76 [Mr.RabbIts!]
           
           

…♪〜♪♪〜〜♪―…
           
           
「………なん…だ…コ、レ…」
           
スゲェ、かっこいー
           
聴き入っていると曲が終わってしまった。
           
「…もう一回……」
           
俺はコンポの『リピート』を押して、何度も何度もリバースが作り出した曲に耳を傾けた。
           

⏰:08/01/29 18:26 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#77 [Mr.RabbIts!]
           

―♪〜♪♪〜♪〜…
           
「雄琉ってヤツ…歌、超うめぇ」
           
スゴく心地いい声。
           
「でも、この鼻にかけたような歌い方が気に入らねー……」
           
一人で呟いてみたら、少し可笑しくなって苦笑した。           
こんな希望に満ち溢れた歌を歌っている雄琉を、羨ましく思った。
きっとコイツは俺が持っていないモノをたくさん持っているのだろう。
           
そう思うと羨ましく、そして少し妬んでしまう自分がいた。
           

⏰:08/01/29 18:36 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#78 [Mr.RabbIts!]
           

〜♪〜♪♪―…
           
「あっ、ココもう覚えた。」
           
「♪〜♪♪〜♪―、…………。」
           
さっきまで光り輝いていた歌が、俺が口ずさむと希望の歌には聴こえなくなって、この歌が嫌いになってしまいそうで、
そんな自分が嫌いになってしまいそうで…
           
歌い続けるコトが出来なかった。
           

⏰:08/01/29 18:42 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#79 [Mr.RabbIts!]
           

―雄琉サイド―
           
           
「……んぁ?」
           
何か音がするんですけど。
           
せっかく気持ち良く寝てたのに…などと、ブツブツ一人呟きながら音のする方へと足を進めた。
           
寝室の扉を開くと気付いたコトがひとつ。
           
「…あれ?日暮れてね?」           

⏰:08/01/29 20:08 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#80 [Mr.RabbIts!]

           
やっべー、寝過ぎた。
           
『何しに来てんだ。さっさと曲を書け』といつもの諒からの説教を予想して、キッチンを覗いてみたが、諒の姿がない。
           
其処らを見渡しても諒の姿は無く、ひと安心した時だった。
           
…♪♪〜♪―
           
「え、コレ―…」
           
俺たちの曲…
           
遙か…?そう思いながら俺たちリバースにとってのスタジオ(ショボい)の方へと足を向けた。
           

⏰:08/01/29 20:14 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#81 [Mr.RabbIts!]
           

やっぱり音はスタジオからしているようだ。
近付いてみると、扉が僅かに開いている。
           
防音の意味ねーじゃん…
           
そう思いながら扉に手を掛けて、中を覗くとソコに居たのは
           
「……ヒロ?」
           

⏰:08/01/29 23:44 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#82 [Mr.RabbIts!]
           

ヒロは俺が呼んだのには気付かずに、じっと動かずに曲を聴いている。
           
その姿勢が少し可愛く思えて、そのまま暫く見ている事にした。
           
すると、いきなりヒロが一人で喋り始めた。
           

⏰:08/01/29 23:48 📱:P704i 🆔:iSVz2rtg


#83 [Mr.RabbIts!]
           

「雄琉ってヤツ…歌、超うめぇ」
           
ボソリと呟かれた一言。
何故か赤面してしまった俺。
           
―アホか、らしくねー。///
           
誰に見られているワケでも無いのだが、手で自分の赤い顔を覆った。
           

⏰:08/01/30 21:47 📱:P704i 🆔:9W1suqAY


#84 [Mr.RabbIts!]

           
しかし、次のヒロの一言で俺は言葉を失う。
           
「でも、この鼻にかけたような歌い方が気に入らねー…」
           
………………。
コノヤロウ。
ちょっとビビらせてやる。
           
そう考えて部屋に足を踏み入れた。
           

⏰:08/01/30 21:55 📱:P704i 🆔:9W1suqAY


#85 [我輩は匿名である]
更新楽しみにしてます

⏰:08/01/30 21:56 📱:SH904i 🆔:uyVYt12Q


#86 [Mr.RabbIts!]
           

ありがとうございます!
           
めっちゃヤル気出ます.・           

⏰:08/01/30 23:50 📱:P704i 🆔:9W1suqAY


#87 [Mr.RabbIts!]
           

足音を立てないように、ゆっくりとヒロの背後に迫る。
           
「あっ!」
「―――ッ!?」
           
いきなりヒロが叫んだのでこっちの方がビビってしまった。
           
「ココもう覚えた」
           
……?
コイツ、独り言多いな。
           
そう思っていると、
           
「♪〜♪♪〜♪―…」
           
ヒロがCDの俺の声と重ねて歌い始めた。
           

⏰:08/01/31 23:15 📱:P704i 🆔:upioLEyc


#88 [Mr.RabbIts!]
           

俺はその歌声に圧倒されて、暫く動けなかった。
           
…この曲は希望や夢を描いた曲―だけど、こういう歌い方も出来るんだ。
           
ヒロの声は見掛けによらず、スゴくしっかりとした声。だけど高い声もキレイに出せてる…。
           
スゴい。
聴き慣れてた自分の歌に、また違う色が見えてきた。
           

⏰:08/02/01 21:38 📱:P704i 🆔:tGPnu4Ec


#89 [Mr.RabbIts!]
           

…ずっと聴いていたい。
           
そんな俺の気持ちとは裏腹に、ヒロは何故か途中で歌うのを止めてしまった。
           
…ちょ、何で止めんだよ!?
           
心の中で留めておいたハズの言葉は、俺の口から結構な大声となりヒロに届いてしまった。
           

⏰:08/02/01 21:41 📱:P704i 🆔:tGPnu4Ec


#90 [Mr.RabbIts!]
           

大サイド
           
「ちょ、なんで止めんだよ!?」
           
いきなりの背後からの大声に心臓がビクリと跳ねた。
           
「――っ!?雄琉!!?」
           
後ろで何故か驚いた顔をしている雄琉は、再び口を開いた。
           
「え、あ、いや…オマエ歌上手いなーと思って」
           
…へ?
           
雄琉の意外な言葉に何故か赤面してしまった。
           
雄琉はコッチを見ていないのに、俺は慌てて赤みが差した顔を手で覆う。           

⏰:08/02/01 23:30 📱:P704i 🆔:tGPnu4Ec


#91 [Mr.RabbIts!]
           

「な…!///つか、寝てたんじゃなかったのかよっ!?」
           
俺が恥ずかしさを誤魔化すためにそう言うと、雄琉は少し寝乱れた髪を掻きながら答えた。
           
「そーだよ。気持ち良く寝てたのに、音が聞こえたから起きちまったんだよ」
           
…う、そういえば扉開けっ放しのままだった。
           
「……ゴメン、」
           

⏰:08/02/02 09:17 📱:P704i 🆔:q53fDMng


#92 [Mr.RabbIts!]
           

俺が素直に謝ると、雄琉は驚いた表情を見せたがすぐに笑顔になってこう言った。
           
「いいよ、おもしろいモン聞けたしー」
           
おもしろいモンって、俺の歌声かよ。
失礼なヤツだな、…最初からだけど。
           
俺が不貞腐れていると、雄琉が何か言おうと口を開いた。
           
「ヒロ、おま「ただいまー」…」
           
玄関から諒の声が聞こえた。
           
「おかえりー」
           
俺は何かを言いかけた雄琉を置いて、スティンと諒を出迎えに行った。
           

⏰:08/02/02 09:25 📱:P704i 🆔:q53fDMng


#93 [Mr.RabbIts!]
           

「あぁ、ただいま」
           
諒は出迎えたスティンと俺の頭を順番に撫でて、優しく微笑んだ。
           
そこに少し不機嫌そうな面持ちの雄琉がやってきた。
           
諒はその笑顔のまま、雄琉に目を向けた。
           
「あぁ、雄琉起きたんだ」
「…おぅ」
           
更に笑顔になった諒が雄琉に問いかけた。
           

⏰:08/02/02 12:19 📱:P704i 🆔:q53fDMng


#94 [Mr.RabbIts!]
           

「で、曲は書けた?」
           
その諒の問いに雄琉は一瞬「やべ」という顔をしたが、横に居るヒロを見た途端思い出したかのように目を輝かせた。
           
「そうだ!諒、コイツ!!」
           
俺と諒は興奮気味の雄琉を不思議そうに見た。
           

⏰:08/02/02 12:23 📱:P704i 🆔:q53fDMng


#95 [Mr.RabbIts!]
           

「ちょ、スゲーんだって!取り敢えずスタジオに来て」
           
雄琉は諒にそう言うと、俺の腕を引っ張って再びスタジオに戻った。
           
「…な、なに?」
           
なんか嫌な予感しかしないんですけど…
           
俺がそんなコトを考えていると、諒も着ていた上着を脱ぎながらスタジオに入ってきた。
           

⏰:08/02/03 21:38 📱:P704i 🆔:t.gsowZA


#96 [Mr.RabbIts!]
           

まだ掛けっぱなしだったリバースの曲。
           
雄琉は俺を見るなり言った。
           
「歌って」
「…は?」
           
「歌ってよ、さっきみたく」
「嫌に決まってんだろっ!?」
           
アホか!と俺が続けようとしたら、諒が口を開いた。
           

⏰:08/02/04 23:05 📱:P704i 🆔:2gooM402


#97 [Mr.RabbIts!]
           

「俺も聴きたいな」
           
う…そんな笑顔向けんなよ
俺がでも…っと反抗しようと口を開きかけると、スティンまでも「ニャー」と鳴いて俺に歌うように促す。
           

⏰:08/02/04 23:08 📱:P704i 🆔:2gooM402


#98 [Mr.RabbIts!]
           

俺が何も言えずにいると、雄琉が勝手に指揮を取り始めた。
           
「…いち、にー、さん、ハイ!」
           
ガキかよ…と思いつつも、ちょうど覚えていたフレーズが流れたので、すぅっと息を吸い歌い始めた。
           
「〜♪〜♪♪〜♪――」
           
俺が歌い始めるとみんなシン、となってしまった。
           

⏰:08/02/04 23:13 📱:P704i 🆔:2gooM402


#99 [Mr.RabbIts!]
           

不安になりつつもサビは歌い終えた。
           
「……もう、いいだろ」
           
静まり返ったこの場にポツリと俺の言葉が響いた。
           
酷く沈んだ気持ち。
…きっと馬鹿にされんだろうな、と思っていると諒が口を開いた。
           

⏰:08/02/06 15:31 📱:P704i 🆔:1W2TWADo


#100 [Mr.RabbIts!]
           

「なるほどな」
           
…………?ナルホド??
           
諒の反応を嬉しそうに見ていた雄琉が再び興奮気味に話し出す。
           
「だろ!?イケるぜっ」
           
…何が?
そう思っていた俺は、次の諒の一言で衝撃を受ける事となる。
           

⏰:08/02/06 15:35 📱:P704i 🆔:1W2TWADo


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