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#661 [Mr.RabbIts!]
 

泣き続ける俺に龍さんはただただ黙って胸を貸してくれる。
 
「…ん、ありがと。もう大丈夫だから…」
 
そう言って顔を上げたら、龍さんの頬が心なしか少し赤い気がする。
 
「龍さん…?顔赤いよ?」
 
そう言ってピンク色の頬に手を伸ばすと、触れた瞬間龍さんの体がピクリと反応した。
 

⏰:08/08/15 17:09 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#662 [Mr.RabbIts!]
 

「??」
 
俺が心配そうに龍さんを見上げていると、龍さんも俺を見つめ返してきた。
自分の頬にある俺の手に手を添えて、龍さんは呟いた。
 
「…晴樹の手って、あったかいのな」
 
「そうかなぁ?」
 
俺がそう首を傾げると、うん、安心する。と言って龍さんはすごくキレイに微笑んだ。
 

⏰:08/08/15 17:14 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#663 [Mr.RabbIts!]
 

なんだか俺までうれしくなって、へへへっと笑っていると、龍さんが急に真剣な表情で俺を呼んだ。
 
「晴樹。」
 
「ん?なに?」
 
龍さんは一呼吸おいてから、言った。
 
「俺が通ってた中学に入らないか?」
 

⏰:08/08/15 17:20 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#664 [Mr.RabbIts!]
 

「…龍さんが通ってた中学って、あの坂の上の?」
 
「あぁ。芸能界に興味ないんなら普通の中学通って、何か好きなモン見つける方がいいと思って」
 
どう?と付け足す龍さんに俺の心は決まった。
 
「行く!!俺ホントはあそこ通いたかったんだ!すごいキレイな所だし、龍さん学校の事楽しそうに話してたし!」
 
そう言った俺に龍さんはうれしそうに笑いかけてくれた。
 

⏰:08/08/15 17:27 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#665 [Mr.RabbIts!]
 

「よし!じゃあ決まりだなっ」
 
そう言って龍さんと二人で笑い合っていたら、玄関の扉が開く音がした。
 
「ただーいまー」
 
「あ、親父だ!おかえりー」
 
俺がリビングから叫んで玄関まで迎えに行こうと立ち上がると、ドタドタと玄関から走ってくる足音が聞こえた。
 

⏰:08/08/15 17:35 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#666 [Mr.RabbIts!]
 

―バタンッ!
 
「晴樹っ!父さん今、帰ったぞー!!」
 
「え、あ、うおっ?!」
 
リビングの扉を勢いよく開けて入ってきた光は、俺の姿を発見したとたんに思い切り抱きついてきた。
 
「はっ…離せー!!糞親父っ!」
 
べりっと引き剥がすと光は30代とは思えない童顔が、悲しみに歪む。
 

⏰:08/08/15 18:17 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#667 [Mr.RabbIts!]
 

『光は30代とは…』
 

 
『光の30代とは…』
 
訂正です(;_;)
 

⏰:08/08/15 18:19 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#668 [Mr.RabbIts!]
 

「晴樹が冷たい…」
 
「親父が暑苦しいんだろ!」
 
まったく…と俺がぶつぶつ文句を言っていると、龍さんが突然スクッと立ち上がった。
 
「光さん、おじゃましてます」
 
「おー龍くんか。…晴樹に変な事してないだろうね?」
 
そう言って黒い笑みを浮かべる光に龍さんは後ずさる。
 

⏰:08/08/15 18:23 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#669 [Mr.RabbIts!]
 

「もうっ親父!!龍さんは俺に勉強教えてくれてたの!」
 
そう叱りつける俺に、そうか。と唇を尖らせる親父に、苦笑いの龍さん。
 
「……!そうだ。晴樹、光さんに話があるんだったよな?」
 
いきなり話を振られた俺は焦って龍さんに不安気な視線を送る。
でも龍さんは大丈夫といった感じにしきりに頷くだけだった。
 

⏰:08/08/15 18:29 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


#670 [Mr.RabbIts!]
 

「ん?なんだ?」
 
そう言ってやさしく問いかけてくる親父を見て、俺は意を決して口を開いた。
 
「あのさ、親父!俺…普通の中学に通いたいんだ!!」
 
親父の顔色を伺うように、上目遣いに光を見る。
 
「…どうして…?」
 
そう言った光の表情からは、怒りも悲しみも読み取れない。
 

⏰:08/08/15 20:29 📱:P704i 🆔:Wnri6ayU


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