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#901 [
Mr.RabbIts!
]
「…痛あ〜!ひどいよ旬くん、いきなり押し退けるなんて!!」
しりもちをついたまま、文句を言う晴樹に旬はさっきと変わらぬ勢いで怒鳴った。
「ひどいのはどっちだよ!人の上でノホホンとしやがって!!」
アホだのバカだの怒鳴り散らしている旬に後ろからゆっくり近寄った孝志が、旬の肩に手を置いた。
:09/12/10 14:05
:P906i
:MVeDFR1o
#902 [
Mr.RabbIts!
]
「まぁまぁ、旬くん」
旬が孝志をふり返ると何故かニヤニヤとしている。
「な、なんだよ」
「自ら助けに行ったんだから、そんな言うほど怒ってな…ムガッ!」
孝志の話している途中で旬は孝志の口を両手でふさぎ、あわてた様子で晴樹の様子をうかがう。
:09/12/10 18:34
:P906i
:MVeDFR1o
#903 [
Mr.RabbIts!
]
「それ、ほんとう!?」
驚いた顔で答えを求める晴樹に、旬の手から無理やり逃れた孝志がまた話し出した。
「あぁ。俺がバッチリ見てたぜ!」
「おい!余計なこと言うな…っ」
再び話し出した孝志に、嫌な予感がする旬は制止するよう声をかけた。
:09/12/10 18:37
:P906i
:MVeDFR1o
#904 [
Mr.RabbIts!
]
しかし、そんな旬に取り合うでもなく孝志は話し続ける。
「いいじゃん。かっこよかったんだぜ?晴樹が落ちてきた瞬間に走り出してさ、すっ転びながらも晴樹の体を受け止めてさー!」
興奮気味に話す孝志に旬は恥ずかしそうにうつむいた。
:09/12/10 18:42
:P906i
:MVeDFR1o
#905 [
Mr.RabbIts!
]
「……しゅ、旬くん!!!」
この晴樹の声と共に旬は体に衝撃をうけ、草むらに勢いよく倒れ込んだ。
「…いってー」
うつむいていたため、瞬時には何が起きたか把握できず、上体を起こしながら顔をあげていくと晴樹が自分の胸に顔をうずめていた。
:09/12/10 18:46
:P906i
:MVeDFR1o
#906 [
Mr.RabbIts!
]
「ちょっ!なに、おま…っ」
「ありがとう〜!俺やっぱ旬くん好きだ!!」
ニコッと可愛らしく笑う晴樹にそんなことを言われ、味わったことの無い感覚にクラクラしていたが旬だったが、晴樹の右腕に目が止まった。
:09/12/13 23:33
:P906i
:25QPApus
#907 [
Mr.RabbIts!
]
「おいっ…お前」
旬はそこで言葉を区切ると晴樹の右腕を掴んだ。
「い゛…っ!?」
チクリと何かに刺されたような鋭い痛みに、晴樹は顔をしかめた。
「けがしてんじゃねーか」
そう言った旬の言葉通り、晴樹は腕や足に細かい切り傷を負っていた。
:09/12/15 07:13
:P906i
:1bo7Hstw
#908 [
]
保険医=医療保険に入ってる人を診療する医師
:09/12/19 15:45
:N705i
:BWoWhLkE
#909 [
Mr.RabbIts!
]
★
さん★
すいません!
田辺くんのくだりのミスですね?
訂正出来て無かったです。
保険医でなく、
保健医です。
:09/12/19 20:44
:P906i
:EhR9drzM
#910 [
Mr.RabbIts!
]
旬の言葉に晴樹は傷口から流れる血をみると、体を固くしてしまった。
「…ん…っじゃ…」
なにか呟いた晴樹に、え?と旬がきき返すと目を潤ませた晴樹と目が合った。
:09/12/24 00:10
:P906i
:LwpoyhqA
#911 [
Mr.RabbIts!
]
どくりと心臓が大きく脈打つのを感じながら、その瞳に吸い込まれそうになる。
「…し、死んじゃうぅうぅぅ〜〜〜!!」
次の瞬間晴樹のその魅力的な瞳から、涙がブワッとこぼれた。
その様子に呆然としていたが、晴樹は目の前で泣き続ける。
:09/12/24 00:16
:P906i
:LwpoyhqA
#912 [
Mr.RabbIts!
]
切り傷を発見し心配したのは確かに旬だったが、こんなに大泣きするほどでも無い傷だ。
いまだ泣き続ける晴樹に、旬はあきれたように口を開いた。
「…こんなもんじゃ、死なねーよ」
そう言葉をかけるが、晴樹は嗚咽混じりに言い返してくる。
:09/12/24 00:19
:P906i
:LwpoyhqA
#913 [
Mr.RabbIts!
]
「だっ、て…血いっぱ、出てるし…きっ、傷だっていっぱいあるっ、もん〜…ぅえっ」
涙をふくこともなく、肩を震わせ泣く晴樹に胸が痛んだ。
「泣くなよ…」
無意識に晴樹にむかって腕が伸びる。
指先で晴樹の頬にふれると、体がびくんっとはねた。
:09/12/24 00:23
:P906i
:LwpoyhqA
#914 [
Mr.RabbIts!
]
それにもかまわず、旬は親指で晴樹の頬を流れる涙をぬぐった。
「死なせねーから、安心しろ…保健室行くぞ」
行っている途中で我にかえり恥ずかしくなった旬は、語尾を濁しながら立ち上がった。
:09/12/24 00:27
:P906i
:LwpoyhqA
#915 [
Mr.RabbIts!
]
それでも立ち上がった旬をみつめたまま、晴樹は動かない。
「…おい」
あきれながらもどうした?と声をかけると、晴樹はうつむいてしまった。
「…た、立てない」
「………は?」
:10/01/03 17:18
:P906i
:iUsBjV0s
#916 [
Mr.RabbIts!
]
短く聞き返すと恥ずかしそうに目をそらし、晴樹は答える。
「だっ、だから!腰が抜けて立てないって!!」
「…………プッ」
ムキになって返す晴樹も、その言った内容もどうしようもなく可愛いと感じ、思わずふきだしてしまった。
:10/01/03 17:22
:P906i
:iUsBjV0s
#917 [
Mr.RabbIts!
]
「うっ…笑うことないじゃんかぁ!」
「いや、笑ってない。ククッ」
「笑ってるー!!」
すねてまた泣き出しそうな晴樹に、旬ははいはいと言いながらなだめると手を差し伸べた。
:10/02/06 16:56
:P906i
:Ju6Lzueg
#918 [
Mr.RabbIts!
]
「?」
まだ涙を目に浮かべたまま、差し出された手をじっと見て不思議そうに首をかしげる晴樹に、旬は空いている方の手で頭をかいた。
「はっ…早く掴めよ!」
「えっ、あ…う、うん」
晴樹は旬の強い口調にビクビクしながら差し出された手を掴むと、強い力で体を引き上げられた。
:10/02/07 15:50
:P906i
:e55Kqklo
#919 [
Mr.RabbIts!
]
「う、わあっ?!」
勢いあまって旬の胸に飛び込んだが、旬によってすぐに引き剥がされた。
「っほ、保健室行くぞ!」
「あ、ありがと…」
旬の優しさが嬉しくてトロンとした目で旬を見つめると、旬は晴樹の手を握ったまま耳を赤く染め保健室へと導いてくれた。
:10/02/07 15:55
:P906i
:e55Kqklo
#920 [
Mr.RabbIts!
]
「旬くん!」
「…なんだよ」
何となくばつが悪そうにふり向く旬に、晴樹はニコニコと微笑む。
「なに…」
「俺たち、もう友達だよね!」
「…はっ?」
思ってもいなかったことを問いかけられ、思わず聞き返す。
「違うの…?」
そう言って悲しそうに表情を曇らせる晴樹に、旬はハッとする。
:10/02/07 15:59
:P906i
:e55Kqklo
#921 [
Mr.RabbIts!
]
「そ、そうだ…な」
小さい声で呟いた言葉は晴樹に届いたらしく、みるみる内に笑顔になっていく晴樹をみて旬はまた耳を赤くさせた。
「やったー!!じゃあよろしくだよね?」
そう言って晴樹が差し出した小さな手を握り返そうと、手を差しのべると…
:10/02/07 16:03
:P906i
:e55Kqklo
#922 [
Mr.RabbIts!
]
「おい!俺の存在かんぺきに無視か!!」
「あ…孝志」
今気づきました。オーラ全開のふたりに孝志はすね始めた。
「いいよいいよ…俺はどーせこんな役回りさ」
「ごめんて!孝志〜。おれ旬くんと仲良くなれたのが嬉しくて、つい…」
:10/02/07 16:08
:P906i
:e55Kqklo
#923 [
Mr.RabbIts!
]
「つい!?つい何だよ!忘れちゃいましたか?!」
「そんな興奮すんなって」
なだめる晴樹だが、孝志はまだすね足りないらしい。
「興奮じゃねーよ!悲しみだよ、そう孤独感!!」
「どうしたんだろ、孝志」
「さぁ?」
他人事のようにそう答えた旬に孝志は厳しい視線を送りつける。
:10/02/07 16:11
:P906i
:e55Kqklo
#924 [
Mr.RabbIts!
]
「さぁ?じゃねぇし!元々は旬くんのせいだよ!」
「あー…うんうん。そーだな」
そう嘆く孝志に相手をするのが面倒になったのか、旬は適当に返事をしながら晴樹の手を再び握った。
晴樹はその握られた手から旬へと視線をあげる。
「…保健室、傷の手当てしてもらわねぇと」
「…うん!」
:10/02/07 16:15
:P906i
:e55Kqklo
#925 [
Mr.RabbIts!
]
「いっ、痛い痛い痛い〜!!」
「騒ぐなよ。つーか暴れんな!」
保健室にやってきて田辺に消毒をしてもらっている晴樹だが、あまりの痛さに悲鳴をあげて暴れる。
それを旬と孝志でおさえるが晴樹は必死にもがき、2人の拘束から逃れた。
「もう嫌だ!」
「困ったねぇ」
嫌だ嫌だとダダをこねる晴樹に田辺も苦笑いだ。
:10/02/07 22:19
:P906i
:e55Kqklo
#926 [
Mr.RabbIts!
]
「晴樹、消毒しねーと治んないぞ」
孝志もあきれ気味に声をかけるが、晴樹は痛みで潤んだ瞳で睨み返すだけだった。
そんな晴樹に旬はジリジリと近寄って行った。
「…晴樹」
「いっ、嫌だからね!旬くんが何と言おうと…!!」
:10/02/07 22:22
:P906i
:e55Kqklo
#927 [
Mr.RabbIts!
]
「晴樹」
「だって痛いんだもん!」
泣き言を言う晴樹の頭をポンポンと叩く。
その行動に晴樹は旬を見上げる。
「消毒してもらわねーと」
何となく兄貴のことを思い出した。
そういえば、おれまだ兄貴と仲直りしてない…
:10/02/07 22:25
:P906i
:e55Kqklo
#928 [
Mr.RabbIts!
]
少し胸の奥があたたかくなり出した晴樹は、黙ってうつむいた。
なんかわかんないけど、すげぇ今、直樹に会いたいかも…
ぼうっとしている晴樹に痺れを切らしたのか、旬は怒鳴った。
:10/02/07 22:28
:P906i
:e55Kqklo
#929 [
Mr.RabbIts!
]
「消毒ぐらいでグズグズしてたら、また血ぃ見ることになるぞ!コラァ!!」
「しゅ、旬くんコワ…」
「黙って消毒してもらえ!!」
「は、はい」
びっくりしてしまったからなのか、すんなり消毒を終わらせ傷口に絆創膏をはってもらい保健室を後にした。
:10/02/07 22:32
:P906i
:e55Kqklo
#930 [
Mr.RabbIts!
]
「…ったく、お前がぐずるせいで昼休み全部使っちまったじゃねーか」
ブツブツと文句を言いながら前を歩く旬に、晴樹は嬉しそうに話しかける。
「ねー!旬くん、旬くん」
「…なんだよ」
面倒臭そうにふり返る旬に晴樹はニコニコしたまま、答える。
:10/02/07 22:39
:P906i
:e55Kqklo
#931 [
Mr.RabbIts!
]
「旬くんってねー、なんかおれの兄貴に似てる」
「「はぁ?」」
これには晴樹の隣を歩いていた孝志も、疑問の声をあげた。
「別に嬉しくねぇんだけど…」
「旬くん!否定しといた方がいいよ!!こいつの兄貴はロクな奴じゃねぇから!」
:10/02/07 22:44
:P906i
:e55Kqklo
#932 [
Mr.RabbIts!
]
「そうなのか?」
「そうだよ!昨日会ったばっかの俺に失礼なことばっか言いやがるし、それに弟の晴樹を平気でどつくんだぜ!?」
好き勝手な事を言う孝志に晴樹は少し眉を寄せる。
「…そんなことないよ!あれはおれのこと心配してくれてたからで…」
:10/02/07 22:49
:P906i
:e55Kqklo
#933 [
Mr.RabbIts!
]
うー…と悔しそうにうなる晴樹に旬は苦笑する。
「お前兄貴と仲いいんだな」
旬の言葉に少し言葉がつまる。
「…そうでもないよ。昨日もけんかしたし」
「でも、羨ましいぜ?俺には兄弟いないし」
そう言った旬の表情はとても穏やかなものだった。
:10/02/07 22:55
:P906i
:e55Kqklo
#934 [
Mr.RabbIts!
]
旬の言葉や表情で晴樹は少し落ち着きを取り戻せた。
そして思ったことが、ひとつ。
「ありがと」
「うん?」
旬を見上げてお礼を言うと旬はきょとんとした表情をみせた。
:10/02/07 22:58
:P906i
:e55Kqklo
#935 [
Mr.RabbIts!
]
そんな旬を見て、ふふっと込み上げてくる笑いをそのままに、晴樹はもう一度感謝をのべた。
「ありがとう。旬くんのおかげで兄貴と仲直り出来そうだ」
そう告げると旬は、あぁ…と呟き、どういたしましてと微笑んだ。
:10/02/07 23:01
:P906i
:e55Kqklo
#936 [
Mr.RabbIts!
]
そうは言ったものの、どうやって仲直りのきっかけを見つけるかを考えていた晴樹には、放課後が来るのなんてあっという間で。
結局いい案が出ないまま、晴樹は孝志と帰路についていた。
「あー…どうしよう。なんか緊張する…」
「お前さっきからそれしか言ってねぇぞ」
:10/02/09 01:35
:P906i
:5N6pl2Lo
#937 [
Mr.RabbIts!
]
冷たい孝志の言葉に晴樹は唇を尖らせる。
「だって…」
「またウジウジ言ってると旬くんに嫌われちまうぞ」
そう言ってスタスタと歩いて行ってしまう孝志に、思わずヤダー!と叫ぶと笑われてしまった。
:10/02/09 01:38
:P906i
:5N6pl2Lo
#938 [
Mr.RabbIts!
]
晴樹の方をふり返って、フフフッと笑っている孝志が前を向き直すと、小さくあっと叫んだ。
道の先を見つめる孝志にどうしたの?と晴樹が駆け寄る。
「お前の兄貴の連れだろ?あの人」
『お前の兄貴』の所だけ顔をしかめて言う孝志に苦笑しながらも、前方に目を向けると
「龍さん?」
:10/02/09 01:46
:P906i
:5N6pl2Lo
#939 [
Mr.RabbIts!
]
小さく呟いたつもりだったが、前方から手をふり歩いてくる龍をみると、充分声が届いたらしい。
「龍さん…どうしたんですか?こんなとこに居るなんて」
晴樹がそう尋ねると、龍はうーんと間を取りながらもゆっくりと答えた。
:10/02/09 18:01
:P906i
:5N6pl2Lo
#940 [
Mr.RabbIts!
]
「直樹には困ったもんだよ。素直なんだか、素直じゃないんだか」
「?」
なにがおかしいのか龍は首をかしげる晴樹を見て、軽い笑い声をあげた。
「俺が家に遊びに行ったら直樹のやつ、ずっと自分の家の玄関でうろうろしててさ」
:10/02/10 13:54
:P906i
:SvGD6TpQ
#941 [
Mr.RabbIts!
]
「えっ鍵忘れたの?」
「違う違う」
そこでまた愉快そうにふふふっと笑う龍に、晴樹はますますわからなくなる。
「俺も最初そう思って声かけたんだけど…」
その場面を思い出しているのか、龍はかなり間をとって話す。
:10/02/10 13:57
:P906i
:SvGD6TpQ
#942 [
Mr.RabbIts!
]
『なんだよ。鍵忘れたのか?』
そう玄関でうろついている直樹の背中に声をかけると、仏頂面がこちらを向いた。
『…ちげぇよ』
『は?じゃ、なにしてんの』
龍の問いかけに直樹は言いずらそうに口をもごもごと動かすだけだった。
:10/02/10 14:01
:P906i
:SvGD6TpQ
#943 [
Mr.RabbIts!
]
『…なに』
龍がもう一度呆れながらも訊くと、直樹は小さい声でぽつりぽつりと話し出した。
『晴樹が、まだ帰って来てない』
『…まぁ、今日は普通に授業があるだろうからな』
平然とした答えを龍は返すが、直樹は納得していないらしかった。
:10/02/10 14:04
:P906i
:SvGD6TpQ
#944 [
Mr.RabbIts!
]
『またあの孝志ってやつと一緒なのか?』
『いや、それは知らないけど』
『『…………』』
沈黙の間も直樹は落ち着きが無く、塀の向こうを覗いたりしきりに携帯を開いたり閉じたりを繰り返している。
:10/02/10 14:14
:P906i
:SvGD6TpQ
#945 [
Mr.RabbIts!
]
そんな直樹のあからさまな態度に龍はふき出した。
『なんだよ?』
いきなり笑い出した龍を直樹は怪訝そうに見た。
『そんなに心配なら迎えに行けば?』
『………………。』
龍は返ってくる微妙な反応に思わず眉を寄せる。
:10/02/13 23:43
:P906i
:77UtS9cA
#946 [
Mr.RabbIts!
]
『まさか…まだ仲直りしてないのか?』
『…………。』
無言の肯定とみなしていいほど、直樹はしゅんとしょげてしまった。
『はぁー…お前たち兄弟はほんとに世話がやける』
『龍、頼む!』
自分の顔の前で龍を拝むように両手を合わせる直樹が、何を言いたいかなんて龍には察しがついていた。
:10/02/14 23:37
:P906i
:mzMASib2
#947 [
Mr.RabbIts!
]
「…ってわけで今、俺は直樹に頼まれた通り晴樹を迎えに来たわけ」
「…なんだ、それ…」
晴樹は龍が説明してくれた内容で、直樹がまだ孝志のことを良く思っていないということがわかり、眉間のシワを深くした。
「何だよ。せっかく旬くんのおかげで仲直り出来そうだったのに…」
そう呟く晴樹に龍は苦笑した。
:10/02/14 23:42
:P906i
:mzMASib2
#948 [
Mr.RabbIts!
]
「まぁ、直樹の気持ちもわかってやってくれないか?あいつはお前が大事だからこそ、心配してるんだぞ?」
「…わかってるよ」
そんなこと、知ってる。
だけど素直になれないのは、直樹も晴樹も同じで。
そんな晴樹の頭を龍はやさしく撫でる。
:10/02/20 15:35
:P906i
:GR3rUl/U
#949 [
Mr.RabbIts!
]
「直樹だって意地張ってるだけなんだって。友だちのこと悪く言われて腹立つのはしょうがないけど、あいつだってわかってくれるよ」
龍にそう微笑みかけられ、晴樹はちらりと孝志をみた。
「お前の兄貴が過保護だってことはわかったよ。俺だってガキじゃねーし、もう突っ掛かったりしないぜ?」
無表情にたんたんと言ってのけた後、孝志はにひっと笑った。
:10/02/27 15:48
:P906i
:i.lHtAQA
#950 [
Mr.RabbIts!
]
「孝志ぃー…」
晴樹が孝志の言葉に感嘆していると、龍も孝志を優しい目差しでみていた。
「いい友だちが出来たな。晴樹」
「龍さん…うん!」
友だちを、孝志をほめられたのがうれしくて自然と笑顔になる。
:10/02/27 15:52
:P906i
:i.lHtAQA
#951 [
Mr.RabbIts!
]
「じゃあ…帰るか」
龍さんの言葉に顎をひいて頷く。
それから3人で並んで歩き出した。
しばらく歩くと「じゃ、俺こっちだから」と孝志が手をあげる。
「また明日な!」
「おう」
そう挨拶を交わすと孝志は背中を向けて歩いていった。
:10/05/22 15:28
:P906i
:FlpsJ9wg
#952 [
Mr.RabbIts!
]
それから龍さんと他愛もない話をしているとすぐに我が家がみえてきた。
少し緊張しながら庭へ入ると玄関に座っていた直樹が、はっとした表情で立ち上がった。
「………た、ただいま」
何も言わず俺の顔をじっと見る直樹から視線をうつ向けて呟く。
:10/08/13 11:53
:P906i
:IrfcrqQY
#953 [
Mr.RabbIts!
]
「おっ…おう!おかえり」
焦ったように口を開いた直樹は笑顔を浮かべていた。
「あの…さ」
“心配かけてゴメン”
そう言おうとした晴樹より先に、直樹が頭を下げた。
「ゴメン」
「……へっ…?」
:10/08/13 11:56
:P906i
:IrfcrqQY
#954 [
Mr.RabbIts!
]
突然のことに驚いている晴樹をよそに、直樹は一気にしゃべる。
「いや、俺、過保護になってたなっていうか、ムキになりすぎたし…悪かったよ。おまえにも、その、孝志ってやつにも」
そう言ってもう一度頭を下げる直樹に、晴樹はだんだん笑顔になっていく。
:10/08/13 12:00
:P906i
:IrfcrqQY
#955 [
Mr.RabbIts!
]
「俺もごめんなさい。心配してくれてたのに、反省出来なかった…」
「ああ。…これで仲直りな?」
ニカッと笑う直樹につられ、晴樹も笑顔を滲ませる。
:11/06/07 08:28
:P906i
:G0jqiNZE
#956 [
Mr.RabbIts!
]
それを微笑ましい様子で眺めていた龍を晴樹は見上げる。
「龍さんも、迷惑かけてごめんなさい。ありがとねっ」
「…ああ。良かったな」
「悪かったな。龍」
「直樹がそんな素直だと、何だか落ち着かないよ」
なんだと?!と躍起になる直樹を龍と晴樹は笑った。
とても暖かい優しい時間が流れていた。
:11/09/11 17:20
:P906i
:w2oUCtjE
#957 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑a
:22/10/07 16:25
:Android
:GR1soPvw
#958 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)
:22/10/18 19:56
:Android
:h3l12Mig
#959 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age↑
:22/10/18 21:55
:Android
:h3l12Mig
#960 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)
:22/10/19 19:14
:Android
:A4ZzuHng
#961 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/20 09:29
:Android
:nvDpRiyU
#962 [わをん◇◇]
私が振り向くより早く亮が私を突き飛ばした。
何が起きたのかわからなかった。
部屋に響く鈍い音と亮のうめき声。
男の持っていた警棒のようなものが、亮の足を直撃したらしかった。
『亮!』
:22/11/03 19:05
:Android
:DPKzmpdw
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トピック
C-BoX E194.194