危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#279 [東脂ヤ転
「アイツは瞬(シュン)って言って、この店でも人気の従業員なんや」
俺が瞬を見ていたら、圭吾が紹介し始めた。
「可愛いねんけどなぁ、男相手に金貰ってヤッてるらしいんよ!」
圭吾は声をひそめて言う。
俺は思わず「え!?」と、驚いて声を上げてしまった。
[それって売春・・・!?]
「他人にベラベラウチの事情を話すな」
圭吾がまだ何か言おうと俺に近づいた時、明が圭吾の横腹を小突いた。
:08/03/11 15:16
:W52P
:☆☆☆
#280 [東脂ヤ転
「っていうかさぁ、僕等の紹介とかいいから、コイツが誰なのか説明してくれない?」
明は不機嫌そうに言うと、俺を見ながら静兄に訊いた。
「あぁ、紹介するよ。
コイツは俺の義弟になった鳴、日下部鳴だ。」
俺の肩を引き寄せて、静兄は笑顔でそう言った。
俺はドキドキしているのが静兄にバレないように、必死で平然を装う。
静兄はそんな俺の態度を敏感に察知して、より近くに引き寄せた。
:08/03/11 21:52
:W52P
:☆☆☆
#281 [東脂ヤ転
『義弟!?』
圭吾と明がほぼ同時に声を上げた。
相当驚いているらしい。
「へぇ〜千鶴さんあの年で再婚したんかいな!?」
圭吾は側にあったグラスを片手にとると、驚いた様子で静兄に訊く。
「母さんじゃなくて、父さんが再婚したんだよ」
静兄は呆れたようにそう言うと、おもむろに席を立った。
:08/03/11 22:01
:W52P
:☆☆☆
#282 [我輩は匿名である]
:08/03/12 04:03
:N703imyu
:fKsU36CY
#283 [東脂ヤ転
我が輩は匿名さん★
アンカーありがとう!!
(=^▽^=)♪
:08/03/12 09:49
:W52P
:☆☆☆
#284 [東脂ヤ転
「え?お前千鶴さんと一緒に居ったんちゃう・・・」
「圭吾!お前は余計な事喋り過ぎ!!」
圭吾の言葉を明が遮る。
静兄を見ると、何とも複雑そうな顔をしていた。
「じゃあ、俺はちょっと席外すけどすぐ戻って来るから」
そう言って静兄は俺に微笑むと、圭吾の方に向き直り、
「圭吾、鳴に店の説明しといて」
と、当たり前のように言った。
:08/03/12 10:33
:W52P
:☆☆☆
#285 [東脂ヤ転
「え?何で俺が?」
俺も圭吾も、不思議そうな顔をして静兄に訊く。
「何でって・・・今夜から鳴もこの店の従業員だからね」
静兄はまたサラッと、とんでもない事を言うと笑顔で店の奥に行ってしまった。
『・・・・・・えぇえッ!!??』
その場に居た3人は、ほぼ同時に声を上げた。
中でも一番驚いてるのは、もちろん俺だ。
[は・・・はめられた・・・!!]
:08/03/12 16:14
:W52P
:☆☆☆
#286 [東脂ヤ転
「ちょっ・・・説明しろよ!」
俺は慌てて席を立つと、静兄を追うように店の奥へ駆け出した。
[まだ働きたいなんて、一言も言ってないし!!!]
こんな風に、毎回振り回されるのは理不尽だ!と強く(?)思った俺は、静兄達が入ったと思われる、更衣室のドアに手をかけた。
すると、中から静兄と瞬が話している声が聞こえてきた。
「・・・正直言って、お前は心配だよ瞬・・・」
「!?」
[静・・・兄・・?]
:08/03/12 16:52
:W52P
:☆☆☆
#287 [東脂ヤ転
俺は何故か不安な気持ちになり、中には入らずにドアを少しだけ開けて中を覗いてみた。
丁度よく見える位置に2人は立っていた。
静兄は真剣な顔で瞬を見つめている。
瞬の方は、この店の制服らしい格好に着替えていた。
「大丈夫だよ。
お金が貯まったらこんな事もう止めるし。
静さんにも、迷惑かけないようにするからさ。」
そう言って瞬は静兄に笑ってみせる。
:08/03/12 21:33
:W52P
:☆☆☆
#288 [東脂ヤ転
その笑顔は事情を知らない俺から見ても、ぎこちなくて、痛々しく見える笑顔だった。
「お前は本当に・・・頑固だな・・・」
静兄はそう言うと、瞬と同じようにぎこちない笑顔を浮かべながら、瞬の首元についている傷を、そっと撫でた。
[ー・・・ッ!!!]
その瞬間、俺は身体が熱くなって、すぐにドアから離れた。
「ハァ・・・ッ・・・ハァ・・・」
何故か淀(よど)んだ空気が胸に流れる。
ー静兄ニ・・・サワルナ・・・!!ー
:08/03/12 21:41
:W52P
:☆☆☆
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