危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#577 [東脂ヤ転
「あ!!っていうか忘れるところだったし・・・!!」

その時鳴は突然声を上げて呟くと、ぐしゃぐしゃになって落ちているズボンの中、何かを探し出した。

「・・・?何か探し物?」

「う〜ん・・・そう・・・あ!あったあった!!」

暫くズボンのポケットをまさぐっていた鳴は、嬉しそうに何かの"ケース"を取り出した。

「・・・箱?」

俺は、まだ現状を理解しきれずに首を傾げる。

⏰:08/05/19 00:16 📱:W52P 🆔:6lGa5XRo


#578 [東脂ヤ転
「お誕生日おめでとう、静兄」

そんな俺をよそに、鳴は笑顔でそう言ってケースを俺に手渡した。

「・・・・・・え?」

俺は驚いて、鳴とケースを交互に見つめる。

「やっぱり忘れてるし。
っていうか、普通自分の誕生日ぐらい覚えとくでしょ」

呆れたように笑う鳴を見て、今日が自分の誕生日だったことに初めて気付く。

⏰:08/05/19 00:25 📱:W52P 🆔:6lGa5XRo


#579 [東脂ヤ転
「昨日母さんからメール貰って、慌てて買いにいったんだよ。
静兄って本当、自分の事には無関心だからさぁ」

そう言われて昨日の鳴を思い出す。

[帰りが遅かったのも、これを探して・・・]

手渡されたケースの包装紙を丁寧にはがすと、俺は静かにケースを開いた。

中にはサファイアブルーのクロスがついた、チェーンネックレスが入っていた。

⏰:08/05/19 08:28 📱:W52P 🆔:6lGa5XRo


#580 [東脂ヤ転
「俺が好きな色だ・・・」

思わず呟いた俺に、鳴は嬉しそうな顔を見せる。
「やっぱり!?
いつも持ってる物がこの色多かったから、そうなんじゃないかと思ったんだぁ」

無邪気な笑顔にまた胸が軋む。

誰かに自分の誕生日を祝って貰えるのが、こんなに嬉しいなんて初めて知った。

俺は黙って鳴にもたれかかる。

⏰:08/05/19 09:14 📱:W52P 🆔:6lGa5XRo


#581 [東脂ヤ転
「静兄?もしかして気に入らなかった・・・?」

心配そうに俺の顔を覗き込む鳴。

俺はその無防備な唇に優しくキスすると、笑顔で言った。

「鳴、ありがとう。大切にするよ」

鳴はまた顔を赤らめたが、すぐに俺から目を逸らす。

「あ・・・当たり前だろ!
大切にしなかったら、許さないから・・・ッ」

相変わらず子供っぽい強がりな態度が可笑しくて、俺は思わず笑ってしまった。

⏰:08/05/19 10:31 📱:W52P 🆔:6lGa5XRo


#582 [東脂ヤ転
『静のそういう弱い部分も含めて、鳴ちゃんは静が好きやねんから、たまには鳴ちゃんに甘えてみたらええやん?』

ふと圭吾の言葉を思い出す。
"鳴に甘える"って、どういうことなのかまだ掴みきれてないけれど、信じてみようと思った。

「鳴、大好きだよ」

確かめるように俺は呟く。そして、

「俺だって・・・大好きだよ」

少し照れながらもハッキリそう言ってくれた鳴。今の俺には、それだけで十分だった。

鳴を守っていく為の"理由"にも。
そして、鳴を愛していく為の"理由"にも・・・。

⏰:08/05/20 06:42 📱:W52P 🆔:7Sudro42


#583 [東脂ヤ転
第C話終了致しました!!静兄目線のお話だったのですが、毎度更新が遅くてスミマセンでしたぁ↓(>_<、)

引き続き感想版では、
こんなキャラを出して欲しい!!&こんな話を書いて欲しい!!
と言ったリクエストがあれば、募集してますッ☆(^-^)/

それから本編には基本的にコメント等は書き込まないので、コメントは感想版の方で♪

これからも本作をよろしくお願いしますッ!!

⏰:08/05/20 06:50 📱:W52P 🆔:7Sudro42


#584 [東脂ヤ転
第@話☆彡
>>001-108
第A話☆彡
>>113-234
第B話☆彡
>>241-341
>>342-452
第C話☆彡
>>455-500
>>501-582

⏰:08/05/20 08:44 📱:W52P 🆔:7Sudro42


#585 [東脂ヤ転
素直になれなくて

いつも本当の気持ちを隠してた

でも

本当はいつも

伝えたくてしょうがなかったんだ


君のことが誰よりも


誰よりも、好きだって


:)危ナイ兄弟愛ノカタチーD

⏰:08/05/20 15:29 📱:W52P 🆔:7Sudro42


#586 [東脂ヤ転
「・・・・・・圭吾?」

部屋に入ってすぐ、異変に気付いた。

口元から血を流している圭吾は、大の字型にリビングに寝転んで居る。

「フラれたぁ・・・・・・」

その時、圭吾が小さく呟いた。

「・・・静に?それとも・・・あの義弟に?」

俺は床に転がっていた、リモコンを拾い上げながら圭吾に訊く。

「・・・・・・どっちも」

そう言うと、勢い良く圭吾は起き上がる。

その目は心なしか、赤かった。

⏰:08/05/21 08:37 📱:W52P 🆔:OiX1zHa2


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