─乱日々U─
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#401 [(^^)]
職員室まで向かう途中、翔が話し出した。
翔「達也、なんかあったか聞いてみたらさ、なんかよくわかんねえこと言ってたぞ。」
美香「ふーん、なんて?」
一応聞き返す。
きっとケンちゃんのことだ。
翔「なんか朝オヤジさんと揉めたらしい。
高校卒業したらすぐに会社に入るはずだったのに、留学か進学したらどうだって言われたって。」
美香「え…ウソ。」
留学って、海外に行くんだよね?
達也遠くに行っちゃうの?
思わず足を止める。
翔「いやまだ決定ではないって言ってたけどさ。
達也、留学はしないって言ったらしいんだ、。
進学も地元の大学ならするみたいな。」
:11/08/20 00:45
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:fJb/E9Po
#402 [(^^)]
翔はそのまま話を進める。
翔「んで、オヤジさんに理由聞かれたときになんとなくとかめんどくさいとか言ったんだって。
そしたらそんな甘えた理由なんて許さないって。
今までは学歴なんて気にされなかったし、そんな話したことないしいきなり言われてもよくわかんねえよって言ってたけど…。」
美香「それで?
達也なんて??」
翔「とりあえずまた話し合うみたいだけど、あいつ的には留学も進学も、それ自体にはなんの抵抗もないらしい。
ただ、まだ先のことだからとにかくわかんねえって。」
美香「そうなんだ…。
達也いつもそういう話、自分からしないもんねー。
大丈夫なのかな。」
:11/08/20 00:51
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:fJb/E9Po
#403 [(^^)]
そんなことがあったから朝屋上に来たのかな。
どーせケンちゃんのことだろうなんて、そんな風に思った自分がバカらしい。
達也、もっと大変なこと考えてたんだね。
翔「そんで、屋上に癒されに行こうとしたら朝からお前とケンちゃんが一緒のとこ見ちゃって、ケンちゃんうぜーし…ってぼやいてた。笑」
あぁ、結局そうなるのか。笑
美香「みんな変にケンちゃん意識し過ぎだよ。
みんなにそうやって言われるたびに、私だってケンちゃん意識しちゃう…」
翔「まあでも、そんだけお前が好きってことだ。
お前に言ってもしょうがねえしどうしろとか言える立場じゃねえけど、とにかくケンちゃんは気に食わねえ時が、実際多々ある。笑」
:11/08/20 00:59
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:fJb/E9Po
#404 [(^^)]
それから、翔に核心をつかれた。
翔「お前だってケンちゃんに関して、多少なにかしらあるんじゃねえの?
見てて思うもん、あんなことして美香はどうなんだって。」
翔はいつも鋭いところをついてくる。
私は答えられずにいた。
翔「ほんと、そんなこと聞いたところでどうしようもないけどな。
ただのやきもちだ。笑
気にすんな、ごめんな。」
そういうと、すぐに職員室について中には入れないので外から先生を呼んだ。
ノートを渡し、教室に戻ろうとするとタイミングよくケンちゃんが来た。
:11/08/20 01:03
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#405 [(^^)]
ケン「おぉ、ご苦労さん。
お前世界史意地だったな!笑」
美香「競争してて、勝ったらパフェごちだもん、そりゃね。笑」
ケン「なんだよ朝は沖縄と先生の為にって言ってたのに。
お前結局食い気か!笑」
美香「まぁまぁ、美味しいもの食べてるときが一番ってことですよ。
HR早く終わらせて!!!
お腹空いたー!!!」
そういうと私はくるっと体の向きを変えて教室に戻った。
ケンちゃんは適当に返事をしていた。
翔はそのあとケンちゃんと少し話してるみたいだけど知らん顔して歩き出した。
:11/08/20 01:10
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#406 [(^^)]
ケンside
朝、科目準備室にいると雄馬と歩いて登校してくる美香の姿が見えた。
あいつらが朝から一緒ということは、つまり夜も一緒だったということだ。
この時間に学校に来たときはだいたいあいつ、屋上にいくはずだ。
様子でも見に行こうと俺も屋上に向かった。
そう、ここからは登校してくる姿が見える。
美香が屋上に向かう時なんてだいたい分かってきた。
いつも目で追ってたから。
:11/08/20 01:16
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:fJb/E9Po
#407 [(^^)]
あいつが入学してきて、担任になって、まだちょっとした問題児くらいにしかあいつを見てなかった。
よく授業や学校をサボる、勉強嫌いなやつ。
毎年1人はいるんだ。
教師になってまだ数年だけど、そろそろそういう奴の扱いも慣れてきたと思っていた頃。
科目準備室が定位置となった俺は、タバコをふかしながらちらほら早めに登校してくる生徒を見ていた。
あいつは今日も部活に出てたのかとか、今日もちゃんとこの時間に来てるなとか、だいたい顔ぶれを覚えてきた。
一年生も、だいたい学校になれてきている6月の終わり。
:11/08/20 23:15
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:fJb/E9Po
#408 [(^^)]
珍しい奴がこんな時間に登校してきた。
ウチのクラスの問題児候補、天野美香。
パッと見、他人に興味を持ってなさそうなそっけない雰囲気をかもし出す、今だに掴みきれない性格。
周りに馴染むのが苦手なのか、わざと距離を置いているのか、数少ないクラスの女子とは打ち解けていないようだ。
中学が同じだった山田亮太と常に一緒。
付き合ってるとかでは…ないみたいだが。
:11/08/20 23:21
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:fJb/E9Po
#409 [(^^)]
ケン「あいつ、こんな時間に登校してきてなにするんだ?」
いつも遅刻気味だし、なんなら一、二時間目くらいなら平気でサボるやつ。
ウチの学校は教師も適当で出席確認も曖昧な先生が多いので、バレてないとでも思ってるのか。
素直に教室にでも行くのか気になり、特に用もない教室棟に様子を伺いに行ってみた。
すると、タイミングよく目の前を横切る天野。
しかしここは一年の階ではない。
そのまま階段を昇っていく。
確か二年にも仲のいい奴がいたが…あいつらもこの時間にはいない。
:11/08/20 23:26
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:fJb/E9Po
#410 [(^^)]
気づかれないように後を付けると、二年の階も通り過ぎ、三年の階。
ケン「へぇ、入学して2ヶ月足らずで、もう知り合いでも出来たのか。」
部活にも入ってないし、上級生にはあまり接点がなさそうだが。
すると、階段を昇りきったところで周りの様子を伺っている。
その先には屋上しかないはずの階段を、なんのためらいもなく上がっていった。
ウチの学校は、屋上は解放してある。
しかしこっちの屋上は狭いうえに日陰も少ないし、ほとんど生徒は来ない。
下から眺めると小汚い雰囲気で、あまり居心地のいい感じはしないからだ。
:11/08/20 23:31
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:fJb/E9Po
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