─乱日々U─
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#411 [(^^)]
教科室棟の屋上には常に生徒が溜まっていて、たまに教師も見て回るんだけど…。
こっちの屋上に上がるのは生徒教師含め俺以外いないと思っていた。
棟が高いから色んな教室から死角になるし、もうひとつの屋上からもこちらの様子は見えない。
喫煙所代わりにしていた。
そこに、まさかウチのクラスの問題児が通ってるなんて思いもしなかった。
ま、でもだいたいああいう奴がこういうとこにくるのに理由はひとつしかない。
タバコだな。
:11/08/20 23:35
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:fJb/E9Po
#412 [(^^)]
しかるべきか、見て見ぬフリをするか…。
しかしここまで来てスルーもな…。
普段あまり喋る機会もないし、変な好奇心に駆られ知らないふりして屋上に行くことにした。
怒るか怒らないかはそのあとだな。
そっとドアを開けると、やっぱりのん気に煙を吐く横顔が見えた。
しかしどこか、心そこに在らずという表情。
たまにああいう顔をしてるけど、俺はそれが少し気になった。
:11/08/20 23:40
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:fJb/E9Po
#413 [(^^)]
バタン、と少し大きめに音をたてドアを閉めると、めちゃくちゃ驚いた顔をしてこっちを見る天野。
ケン「おお!!!ビビったー!!!天野か!!
おはよう!!!」
少し大げさだったかと思うほど普通に接してみた。
美香「うお…びっくりしたー…。
おはよう、ござい、ま…。」
最後まで言い切らないうちに天野の視線がタバコに行き、あ…という顔をした。
さあどうする、お前も俺も!!笑
教師失格だが、少しこの状況が楽しかった。
:11/08/20 23:44
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:fJb/E9Po
#414 [(^^)]
逆ギレか?
それとも見逃してくれと、頼みだすのか?
出方を待つと想像とは違うアクションで逆にこっちがどうしたらいいのか一瞬悩んだ。
美香「あーぁ。
こういうのって現行犯が一番怖いですよね。
はい、すみませんでした。」
なんていうとタバコくわえていたタバコの火を消し、箱ごと差し出してきた。
ケン「ぶっ!!はっはっは!!!」
:11/08/20 23:48
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:fJb/E9Po
#415 [(^^)]
あまりに潔い行動に、思わず爆笑してしまった。
ケン「おうおう、お前入学して一番手だな、喫煙バレたの!!!
んでその謝り方全然反省見えねー!!笑
どうせ没収しても辞めねえパターンだろ!!!笑」
俺の反応を見て、ポカーンとする天野。
美香「ちょ、意味分かんない。笑
担任が笑ってていいんですか?笑」
つられて笑う。
ケン「うーん、どうしよう。
お前ここで停学とかなったら辞めそうだしなー。
かと言って、見逃すのもなー。
現行犯だかんなー。」
:11/08/20 23:53
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:fJb/E9Po
#416 [(^^)]
ケン「よっし、これで勘弁してやる。」
そういうと俺は、差し出された箱から1本取り出し火をつけた。
美香「…は?
マジで??え?えええー!?」
俺の対処に理解出来ないのか、驚きまくっている。
ケン「辞められても困るし、だいたいここでタバコ吸ってる俺もばれたら処罰食らうし、お互い様ということで見逃してやろう。」
美香「意味わかんない。笑
…ふーん、そういうことか。笑」
自分の中でなにかに納得した様子。
:11/08/21 00:00
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:eKXn6QG.
#417 [(^^)]
美香「先生あれっすね。
つまりこういう事では怒らない人種として解釈しますけどよかったですか?笑
ということは、たいがいの事は見逃してくれる系ですね??」
ケン「ははっ笑。
お前意外と面白いやつだな。
いつも何考えてるかわっかんねーけど、実は見たまんまだな。笑
ま、限度はあるが、俺の視界の範囲内ならよしとしよう。
警察や他の先生にだけはパクられんなよ?」
やんわり釘を刺すと、はーいなんて言いつつまたタバコに火をつけ出した。
こいつ、なかなか度胸据わってんな。笑
ケン「しかしお前、女でその歳でセッタはないだろ。」
:11/08/21 00:05
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:eKXn6QG.
#418 [(^^)]
美香「いやこれ、最強っしょ。
セッタ以外はタバコじゃないっしょ。
逆に先生なに吸ってんの?」
あ、タメ口になった。笑
ケン「俺?
俺はラッキーストライク。」
美香「へぇ、そりゃよかった。
私セッタ以外ではそれしか吸えないんだ。
なくなったらちょうだいね。笑」
ケン「アホか。笑
そんなきっついの吸ってる奴がなんで他が吸えないんだ?
つうかなんでセッタ??笑」
美香「まずいもん、他の。
タルイとかじゃなくて、不味い。
んで…これは戒め…って言葉であってんのかな笑。」
:11/08/21 00:09
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:eKXn6QG.
#419 [(^^)]
ケン「ほぉ…。
なかなか言うな。笑
戒めって。」
美香「うん、この匂い、忘れないように。
この匂いが身にまとって、んで私はこうだって、自分に思い知らせるの。」
ケン「ふーん、よくわかんねぇ…。
」
素で応えると、ふふっと軽く笑った。
やっぱり掴みどころのない奴だ。
ケン「いつから屋上通ってんだ?」
美香「入学式…から?笑」
ケン「まじか!!!
お前ちょっと尊敬するわその度胸!!笑」
:11/08/21 00:15
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:eKXn6QG.
#420 [(^^)]
それでいままでよく会わなかったな、なんて思ったが理由は簡単だった。
まず、俺の担当である数学が苦手というか嫌いで、よくサボるから。
俺が授業してんだから、そりゃ会わんわな。笑
そんで、こうやって早く学校に来てここにいても、俺は科目準備室にいる。
ケン「お前、数学嫌いだもんなー。
分かりやすいなー。」
美香「笑。
そんなに私分かりやすいですか?
自分でもよくわかんないのに、さすが先生だ。笑。」
:11/08/21 00:44
:PC/0
:eKXn6QG.
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