─乱日々U─
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#417 [(^^)]
美香「先生あれっすね。
つまりこういう事では怒らない人種として解釈しますけどよかったですか?笑
ということは、たいがいの事は見逃してくれる系ですね??」


ケン「ははっ笑。
お前意外と面白いやつだな。
いつも何考えてるかわっかんねーけど、実は見たまんまだな。笑

ま、限度はあるが、俺の視界の範囲内ならよしとしよう。
警察や他の先生にだけはパクられんなよ?」


やんわり釘を刺すと、はーいなんて言いつつまたタバコに火をつけ出した。


こいつ、なかなか度胸据わってんな。笑


ケン「しかしお前、女でその歳でセッタはないだろ。」

⏰:11/08/21 00:05 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#418 [(^^)]
美香「いやこれ、最強っしょ。
セッタ以外はタバコじゃないっしょ。
逆に先生なに吸ってんの?」


あ、タメ口になった。笑


ケン「俺?
俺はラッキーストライク。」


美香「へぇ、そりゃよかった。
私セッタ以外ではそれしか吸えないんだ。
なくなったらちょうだいね。笑」


ケン「アホか。笑
そんなきっついの吸ってる奴がなんで他が吸えないんだ?
つうかなんでセッタ??笑」


美香「まずいもん、他の。
タルイとかじゃなくて、不味い。
んで…これは戒め…って言葉であってんのかな笑。」

⏰:11/08/21 00:09 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#419 [(^^)]
ケン「ほぉ…。
なかなか言うな。笑
戒めって。」


美香「うん、この匂い、忘れないように。
この匂いが身にまとって、んで私はこうだって、自分に思い知らせるの。」


ケン「ふーん、よくわかんねぇ…。



素で応えると、ふふっと軽く笑った。


やっぱり掴みどころのない奴だ。


ケン「いつから屋上通ってんだ?」


美香「入学式…から?笑」


ケン「まじか!!!
お前ちょっと尊敬するわその度胸!!笑」

⏰:11/08/21 00:15 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#420 [(^^)]
それでいままでよく会わなかったな、なんて思ったが理由は簡単だった。


まず、俺の担当である数学が苦手というか嫌いで、よくサボるから。


俺が授業してんだから、そりゃ会わんわな。笑


そんで、こうやって早く学校に来てここにいても、俺は科目準備室にいる。


ケン「お前、数学嫌いだもんなー。
分かりやすいなー。」


美香「笑。
そんなに私分かりやすいですか?
自分でもよくわかんないのに、さすが先生だ。笑。」

⏰:11/08/21 00:44 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#421 [(^^)]
あ、またいつもの顔。


すると、タバコを吸い終わった天野が立ち上がり言った。


美香「先生、これで共犯者だね。笑
タバコ吸う生徒、見逃す教師、サボる生徒、見逃す教師。
んで、私は感謝、先生は後悔…かな??笑
これからが大変だと思うよー。
一回許しちゃってるからねー。
んじゃ、教室行きます。」


なんかとんでもなく怖いことをサラッと言い残し、屋上を出て行った。


確かに、一度許したのに後からお咎めはとれないし、俺はとんでもないことをしたのか…?


いやでも、後悔はしないと思う。


もう少し距離が縮まれば、あいつのあの顔も少しは緩く出来んじゃねえかな。

⏰:11/08/21 00:49 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#422 [(^^)]
美香との屋上での始りはそんな感じだった。


ほんの好奇心だった。


まさかこんなに特別な場所になるなんてちっとも思わなかった。


それから、大体掴んだ行動パターンでたまーに様子を伺いに屋上に行った。


1人でいるときは声をかけるし、たまに誰かと来てる時はそっとしておいた。


一度、大抵サボる時間に来てみたら居なかった事があった。
そのとき何気なく校庭を眺めていると、プールの更衣室から出てきたことがあった。


雄馬と一緒だったかな。


明らかにその後という感じで、挨拶代わりにキスをすると別々の方向に歩き出した。

⏰:11/08/21 00:59 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#423 [(^^)]
そのとき既に周りの奴らと関係を持っていることは、うすうす気づいていた。


限られた奴らとしか一緒に過ごさないし、周りも美香を可愛がっている。


喫煙だけでなく、そんな現場にまで遭遇するなんて思いもしなかった。


その頃はふぅーん。笑 としか思わなかったし、最初の頃に比べて結構明るくなってよく喋るようになってきたから、そのあと屋上に上がって来た美香を冷やかしてやった。


美香「うお、またいた。
仕事しろよー!!!笑」


ケン「お前こそ、授業ちゃんと出ろって!!
あんな如何わしい雰囲気出しながらあんなとこで。笑
出てくるとこ見たぞー。笑」

⏰:11/08/21 01:04 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#424 [(^^)]
美香「…はあ!?!?
うっわあー最悪!!!!!」


ケン「バカ!!!たまたまだ!!!!笑
なんだ、雄馬と付き合ってんのか??」


美香「ううん、付き合ってない、誰とも。
あーぁ、まさか担任にそこまでバレるとはっ。笑」


なんて、照れもせずタバコを吸いだす。


ケン「お前ほんっと…笑
まぁ、若いモン同士なんもない方が不思議だしな!!
でも、ちゃんと自分大事にしろよ??
無茶すんなよ??」


ここは普通、しかるとこなのか迷ったが、そういうことはなるべく冗談で済ませておこうと思った。


それが今、これだけ後悔として残るとは思わなかったから。

⏰:11/08/21 01:09 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#425 [(^^)]
美香「笑。
大事にしたりされたりする程の人間ではないのでね。
使えるうちに使っておけばいいの。
ちょ、寝る。疲れた。」


意味深な言い方をすると、ほんとに寝てしまった。


それからもちょくちょくネタにする程度だったけど、ある日屋上で涙を流す美香を見てから、俺の心に変化があった。


泣き方をしらないかのように、拭うこともせずただ涙を流す。


ケン「…おい、大丈夫か。」


思わず声をかけると、凄く悲しそうな目でこっちを見て笑った。

⏰:11/08/21 01:14 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


#426 [(^^)]
美香「大丈夫…。
ちょっと思い出し泣き…?笑。」


そういうと、涙がすぐに引いていった。


寒いのか、腕を強くさすっていた。
あれは今思うと、体に残っている感覚を消そうとしていたのかな、とも思う。


話さないなら深くは聞かないでおこうと思ったが、あの時の顔がしばらく頭からはなれなかった。


美香が2年になる直前のことだった。


それから、美香への感情が少しずつ変わっていった。

⏰:11/08/21 01:18 📱:PC/0 🆔:eKXn6QG.


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