─乱日々U─
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#362 [(^^)]
静かで、なんか変な空気。
でも苦痛じゃない。
ケンちゃん「よし、これでどうだ。」
そういうと書き込んでいた教科書を見せてきた。
美香「どうせ間に合わないし、覚えれないと思います先生。笑」
なんていいながら覗き込むように教科書を見る。
ケン「いや、これなら赤点は免れると思う。」
うん、確かにほんとに大事なところだけに印と、この出来事はここに関連する、みたいな矢印とかが書いてあって、少し集中したら多少は覚えられそう。
:11/08/19 19:30
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:HyaUOdWk
#363 [(^^)]
ケン「まず、テーマになってることを覚えてから、それに関連する細かい出来事を覚えるんだ。
そしたらテストの問題とか見ればこれはこのことに関しての問題だって分かるはずだから、あとは誤字脱字がないように覚えるだけ。
マークしてあるのは、ほんとに大事なところだけだから絶対出る!!」
美香「うわー、マジだ。
なんかいけそう!30点!!」
ケン「まぁ単位や平常点も少ないだろうからほんとはもっと取ったほうがいいんだけど、とりあえず30点あれば夏季追試はないしな。
達也が引いた線とか書き込みを覚えれば50以上は取れるけど…お前は俺のがいいだろ。」
見るだけで覚えれる!!!
なんて自信満々の様子。
俺のがいいだろ。
その言葉がまた心をこそぐる。
:11/08/19 19:36
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#364 [(^^)]
美香「ケンちゃんてさ、最近忘れかけてたけど、ほんとに先生だったんだね。笑
もっと早く教えてよこういうのー!!」
ケン「だってお前いつも聞きに来いって言っても、来ないじゃん。笑
俺寂しいんだぜ?待ってんのに。
いっつも圭一か達也だしー。」
そんなことを言いながらまたタバコを吸いだす。
美香「だって先生に聞いて分かるなら授業聞いてても覚えれるはずとか思って。笑
先輩や達也なら例え夜中の2時までかかろうが気にせず聞けるっていう利点も…笑」
ケン「あーぁ、寂しい。」
今度はケンちゃんが空を眺めながらつぶやいた。
:11/08/19 19:41
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#365 [(^^)]
ケン「俺だってお前に教えろって言われたら、夜中だって飛んでくぜ。笑
俺も勉強嫌いだったから嫌いな奴の勉強の仕方だってわかるしなー。」
美香「先生がそこまでしていいのか!!」
なんて言うと、またあーぁなんて言う。
美香「なんださっきから!!!
言いたいことあるならはっきり言いなさい!!」
さっきからこそばいことばっかり言うし、よく分かんないし、テンションも変。
思わず言ってしまった。
:11/08/19 19:44
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#366 [(^^)]
ケン「怒られた。笑」
美香「だって!!
さっきからこそばいことばっか言うんだもん!!
気になるし!
どういうつもりだあー!!」
…落ち着こう。笑
タバコでも吸おう。
ケン「しまったなー。
あんまりそうやって思われないようにしてたけど、もうなに?
不意に出ちゃうよね、素。
だめだなー俺も。」
そこまで言ってもはっきりしない。
もう諦めて、教科書に目を通すことにした。
美香「はぁ…。
わっからん。」
:11/08/19 19:48
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#367 [(^^)]
ケン「あ、さっき同じシーン見た。」
美香「もういいもんねー。
ケンちゃん言わないし、もう私ずっともやもやしたままテスト受けてやる。」
ケン「そいつはいかんな、そうならんように我慢したのに逆効果だ。笑」
もう返事もせずに勉強する。
確かにわかりやすい。
ケン「あ、でも赤点とったら俺のとこ聞きにくるかな、美香ちゃん。」
…なんだそれ。
いい加減むかついてきた。
無視を貫くか、また聞き返すか。
また分かりやすいってバカにされるのは悔しいから、無視してやろう。
:11/08/19 19:54
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#368 [(^^)]
ケン「夏休みになったら屋上きてもお前いないしなー。
つまんねえなー。
学校きても暇だなー。」
美香「…」
ケン「なんか会話もレスないし、既に暇だなー。
怒らしちゃったなー。
どうしよっかなー。」
それでも無視。
するとケンちゃんも静かになった。
そっと顔を見てみると、遠くを眺めながらなにか考えていた。
美香「ケンちゃんだって分かりやすいじゃん。笑
物思いにふける顔。」
ぱっとこっちを向き、マジ?なんて頬をさする。
:11/08/19 19:58
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#369 [(^^)]
美香「だいたいね、どうしよっかなーなんて言ってること自体がもうアウトだって。笑
私いないと暇だとか、私に会いに学校や屋上きてんのか!!」
ケン「笑。そうだよな。
うん、お前に会いにここ来てる。
学校はさすがにお前いなくても来なきゃな、仕事だし。
もう先生やめよっかなー。」
美香「そしたら私にも会えないよーん笑。」
なんかドキッとすることをさらっと言われたから、私もさらっと流してみた。
ケン「え〜じゃあもうちょっとがんばろっと。」
美香「よろしい。笑
ケンちゃん先生辞めたら、私も絶対辞めてやる。
てか、こんなふうにできるのケンちゃんだけだし絶対退学なってる。笑」
:11/08/19 20:04
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#370 [(^^)]
ケン「一緒にやめるなんて手もあるぞ。笑
なんてな、生徒の将来をダメにする教師なんて終わりだ。笑」
美香「でも、そしたら楽になるかなー。
結局同じかなー。
どこ行っても私はこのままかなー。」
ケン「おぉー、楽になるかなー。
逃げてえなー。」
美香ケン「「しんどー。」」
声がそろい、思わず顔を見合わせ笑った。
ケン「やっぱりお前今なんか悩みあるんだなー。」
美香「ケンちゃんこそー。
いつも聞くばっかじゃなくて、話してみろよー。
私、そこそこ経験豊富なだけあってなかなかいい相談相手になると思うぞー。」
:11/08/19 20:12
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#371 [(^^)]
さっきから二人とも緩い口調で、語尾が伸びてる。
のんびりした時間。
ケン「お前のその口調、移るなー。」
美香「えー、私いつもこんなー??」
ケン「結構なー。
ま、教師といえど人間だからな、色々あるけどそう言ってくれる生徒もいると思うと嬉しいな。」
美香「そうだよ、たまには教師生徒関係なく話し合おうぜー。」
私は深く考えずにそう言った。
するとケンちゃんは、悲しそうに笑った。
ケン「たまには…な。
ま、とりあえずしばらくはテストに集中してもらわないと困るし、それからゆっくり話そう。
俺はお前のが心配だ。」
:11/08/19 20:17
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