─乱日々U─
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#372 [(^^)]
頭をポンっとされた。
美香「そうだね。沖縄の為にもケンちゃんのためにも頑張るよ。」
そう言ったあと、また教科書に目をやる。
美香「…。
これ、なんて読むの?」
ケン「笑。そんな次元かよマジで。笑。」
どれだ?と言って顔を近づける。
妙に緊張する距離。
教えてもらい、そのまま教科書を読み続けると、ケンちゃんはそのまま私の肩に頭を乗せる。
:11/08/19 20:21
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#373 [(^^)]
美香「あっつぅ。笑。
しんどいならたまには肩も貸してやろう。」
クククっと喉で笑うケンちゃん。
その声が妙に心地いい。
美香「今日のケンちゃんは、なんかいつもと違うね。
不思議だけど、なんか人間臭いね。笑。
ムカついたしよくわかんないけど、嫌いじゃないねその感じ。笑」
そんな事を言うと、ケンちゃんの手が私の頭に回される。
こめかみの辺りに顔を近づけ、髪をサラっとさせる。
ケン「いいにおい。
はぁ、あいつらはいっつもこんないいにおい嗅いでんのか。」
美香「ちょ、そこで喋るな。耳弱い。笑
そしてオヤジ臭い発言だね。笑
みんな…ね。
こっちの身にもなれだよね。」
:11/08/19 20:28
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#374 [(^^)]
頭の手をそのままにして、顔を離すと少し真剣に聞いてきた。
ケン「なんだ、まだ無理してんのか?」
美香「無理ってか、その…さっき言ったけど、しんどいよね。笑」
ケン「あいつらみんなか?
お前大丈夫なのか?」
美香「大丈夫じゃないけど、大丈夫。
無理って言うとみんな気にするし、その優しさすらしんどい。笑
そのくせ、私だって自分の都合で…誘うってか、なんていうか…甘えちゃうし、甘えるくせにやだとか言うのも違うし、私が悪いんだよ、絶対。」
ケン「お前…。」
頭を撫でながら心配そうに見てくる。
美香「心配はいらないよケンちゃん。」
:11/08/19 20:34
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#375 [(^^)]
今度は私がもたれかかった。
美香「その心配さえ、しんどくなったらもう私逃げ場なくなる。笑
それに、今さらなんだよね、私も。
今までだってそうだったし、大丈夫だったんだけど最近みんな…。
全力?笑過ぎてさ、容量オーバーなのかな、私。
ほんと、みんなが悪いんじゃなくて私が悪いんだ。
はっきりしないくせに甘えて、そのせいでみんな焦らせたりとか、してさ。
心は許しきれないのに体を許した私が悪い!!笑」
ケン「お前、元彼でいろいろあったからなー。
そうなったのはお前が悪いとは言い切れないけど、あいつらなー。
確かに最近気合い入ってんなーと思ってたけど、そこまでとは…。」
美香「どうしたらよいのか全く分かりません。
かといって、みんなを手放す勇気もないずるい女です。笑」
:11/08/19 20:44
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#376 [(^^)]
ずるい…ほんと、その一言だけだ。
そろそろ時間もないし、教室にいかないとまた誰か迎えにくるかも。
ケンちゃんといるとこを見るとみんな変に気にするから、とりあえず話を終わらせなきゃ。
ケン「時間ねえし、ほんとテストあるし、誰かくるといけねえからもうキリつけるけど、とにかくしんどかったら言えよ?
勉強だけじゃなくてなんかあったら夜中でも行ってやるから。」
ケンちゃんも同じ様に話を終わらせた。
美香「うん、ケンちゃんこそまた話してよ。
今日は疑問点が多すぎたから、また問い詰めます。笑」
ケン「後悔しても知らねえかんな。笑」
:11/08/19 20:51
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#377 [(^^)]
美香「笑。
覚悟しとくよ。笑
ありがとね、教科書も。」
ケンちゃんが頭の手をどけて、私もよいしょっと立ち上がると、ケンも腰を上げた。
ケン「そうだお前、数学!!!
それもちゃんと勉強しろよ!!!
一番出来ないだろ、俺の教科!!!」
美香「ちょっとくらい採点ミスしてもいいのよ?笑」
二人で階段に向かいながら話す。
ケン「採点ミスの前に、ほとんど空白だからな、ごまかしも出来ねえよ!!笑」
頭をポンっとしながら言うケンちゃん。
美香「それを言われちゃしょうがねえ。笑」
わいわいしゃべりながら、一段上にいるケンちゃんは頭から手をどけない。
:11/08/19 20:57
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#378 [(^^)]
美香「ケンちゃん、髪フェチ?
よく触るよね頭。笑」
ケン「おう、バレたか。笑」
と言ってわしゃわしゃやられる。
やめろとか言いながら騒がしく階段を降りていると、いきなり呼ばれた。
「美香?」
階段の下を見ると、珍しく達也が迎えに来てくれてた。
美香「あっ達也おはよぉ〜。」
そう言って階段を駆け降りる。
達也「おはよ。
学校着くの早かったんだ。」
美香「うんまぁね。
タバコ吸いながら勉強してた!」
:11/08/19 21:03
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#379 [(^^)]
達也「髪ボサボサ。笑
てことは、夜すぐ寝たんだ?
早起きするなんて。笑」
ケンちゃんがぐちゃぐちゃにした髪を整えてくれながら聞かれた。
美香「いや…まあ…笑」
ゆうちゃんのところにいたなんて言えないからごまかす。
ケン「こいつ、マジで勉強したのか?
教科書見てても漢字も読めないし、線引いただけで勉強した気になってる。笑」
美香「いやでもさっきので多分赤点はないっしょ!!
今の時間しゃべりながらにしては結構頭入った気するもん!!」
ケン「俺の教え方がいいの!!
20分そこそこでそんな頭に入るなら普段からちゃんとやれえ!!笑」
:11/08/19 21:23
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#380 [(^^)]
ケンちゃんも階段を降りて言う。
達也「そんなにいたんだ、屋上。
二人とも好きだねほんと。笑」
美香「なんかケンちゃん真似してくるんだよ。笑」
ケン「いや、お前が入学する前からあそこ俺の喫煙所だし。笑」
美香「えぇ〜?
さっきあんなこと言っといて。笑」
言ってからしまった、と気づいた。
達也「あんなこと?」
ほら、聞かれちゃった。
するとケンちゃんが応えた。
ケン「お前にゆっくり説教できる唯一の時間だ。笑
普段はお前らいっつも一緒だかんな。
説教すると7対1でやられる。笑」
:11/08/19 21:29
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#381 [(^^)]
美香「笑。
ほんと、おっさんは説教臭くてねぇ。笑」
あまりのナイスフォローで思わず笑えた。
ケンちゃんも顔が笑っている。
達也「ふーん。
ごめんね、なんか邪魔しちゃって。笑」
笑いながら言ってはいるけど、なにか腑に落ちない顔をしている。
美香「いやいや助かりました!!
おっさんは置いて早く教室行こっ!」
べぇっと舌を出してケンちゃんに笑いかけて、達也に言った。
達也「もう朝早起きも屋上で勉強もしなくていいように、明日から家泊まれば?笑」
:11/08/19 21:34
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