・・恋愛模様・・
最新 最初 🆕
#625 [みい]

暗いからひろ君が今どうゆう表情なんか分からへん。

私はそっとひろ君の正面にしゃがんだ。


「なんで…あいつは、圭介は幸せになれんのや……」

そう呟くひろ君の声が、肩が震えとる。


「あのババア、今更…。遅過ぎるっちゅーねん…」

⏰:08/05/03 14:29 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#626 [みい]

「圭介は…俺ら親子の問題に巻き込まれてもうてるだけや…。あいつを解放してやりたい…」

両手で頭をぐしゃぐしゃと掻きながら、ひろ君はぽつり、ぽつりと言葉を吐き出す。


「せやけど結局、圭介を縛りつけとんのは俺の存在や。」


ふっ…と悲しげに笑うひろ君が、暗い中で復活した視力によって私の目に映る。

⏰:08/05/03 14:30 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#627 [みい]

「俺…生まれてけえへん方がよかったんかもしれんな。」


嘲るような口調とは裏腹に、俯いたひろ君の目から一粒の涙がこぼれ落ちたんを私は見逃さへんかった。



「…そんなことない」


私がいきなり声を発したから、ひろ君はかすれた声で、え?と聞き返す。

⏰:08/05/03 14:31 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#628 [みい]

「そんなことないよ?ひろ君おらんかったら…私はどうしたらええの?」


今となっては…この人がおらん世界なんて考えられやん。


「私は…ひろ君に出会えてほんまに幸せ。ううん、私だけちゃう。きっとそんな風に思ってくれとる人、いっぱいおるよ?」


涙に濡れたひろ君の目を見つめて、言葉を紡いだ。わかってほしいから…。

⏰:08/05/03 14:32 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#629 [みい]

「それに…圭介さんは絶対ひろ君のことそないひどい風に思てない。」
「なんで言い切れるん?」

少しトゲのある感じに聞き返されたさかいひるんだけど、それでも私は尖った彼の目から視線を反らさずに答えた。


「圭介さんがひろ君のこと見るときの目、いつも優しいやん…。あの目だけで十分分かるやろ…?」


私の言葉を聞くと、ひろ君は悲しげに笑って私から目を反らした。

⏰:08/05/03 14:33 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#630 [みい]

「圭介は優しいから拒絶できひんだけや。俺について無駄に責任感じとるさかい…」
「ちゃうっっ!!」


私は思わずひろ君をぎゅっと抱きしめた。


「圭介さんはそないな義理だけでひろ君のこと養ってるんとちゃうよ?ちゃんとひろ君に愛情もくれとるやろ?」


お願いやから…分かって…?

⏰:08/05/03 14:33 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#631 [みい]

「…俺な…一人になるんは、怖いねん…。圭介のこと自由にさしてやりたいとか口で言うてても、心ん中では……」

私の首に顔を埋めてひろ君は震えた声で呟く。
私はひろ君の背中に回した腕の力をそっと緩めて少し離れると、彼の頬に手をやった。


「誰もひろ君のこと、一人になんてせえへんよ?圭介さんもおるし…私もおる。ええお友達やってたくさんおるやないの。」


気にしてへん風に見えても、ひろ君の心の中には深い闇があったんや…。

⏰:08/05/03 14:34 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#632 [みい]

「せやから…もうそないな悲しいこと言わんといて?」


ひろ君のだらりと下がっとった右手が、私の頬をとらえる。

私の存在を確かめるように頬に手を這わせる。


――*弘樹Side*――

「あき…」

頬に手を添えたままあきを呼ぶと、あきは優しく微笑んで、ゆっくりと目を閉じた。

⏰:08/05/03 14:35 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#633 [みい]

俺は震える唇をそっとあきの唇に押し付けた。

あきの心の温かさが体中に伝わるような…不思議な感覚やった。


……………………………

「…あき?」
「ん?」

俺があきの首筋に顔を埋めたままあきを呼ぶと、優しい声が返ってきた。

「あの…悪かったな、いろいろ…」

⏰:08/05/03 14:39 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


#634 [みい]

ちゅーか!!好きな女の前でマジ泣きて!!男としてどーなん…?(涙)
しかも…ネガティブ発言連発してもうたし…;;

かっこわる!!かっこ悪過ぎるやろ俺!!!!

あーもう、ほんま最悪や…;;

⏰:08/05/03 14:41 📱:SH905i 🆔:/9A/g3iE


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194