・・恋愛模様・・
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#401 [みい]

――*あきSide*――

いきなりやけど、今、私…むっちゃテンション降下中;;

原因は…昨日から来とる東京からの教育実習生。

大学生で美人さんで…男子から人気なんやけど…


あの人絶対ひろ君のこと狙っとる!!(涙)女の勘や!!

⏰:08/03/09 01:20 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#402 [みい]

「こらあ〜石川君っ!!起きて!!」

またや…寝てる人なんか他にもおるやん!!なんでひろ君だけ…。


それでも尚寝続けとるひろ君のところまで歩いてきて、頭を小突いとる…。

「った!!何すんねんっ!!(怒)」
「起きないのが悪いんでしょ♪」


昨日から何度見たかわからへんくらいのこのやりとり。

⏰:08/03/09 01:22 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#403 [みい]

…………………………

「あーきっ!!」
「由美…何?」

私とは正反対に明るい声を出す由美。


「あんた、教育実習生の大原先生のこと、嫌いやろ?(笑)」
「なっ…!!//」

なんでわかるの〜!?//

「石川のことお気に入りみたいやからな〜♪」

⏰:08/03/09 01:23 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#404 [みい]

やっぱり私以外の人にもそう見えるんや…。


「まっ!!あんなんおっても、石川にはあきだけやし!!そない落ち込まんとき?」

由美は黙ってもた私の頭をぽんぽんと叩いてくれた…(涙)

「……由美ーっ!!(涙)」
「ちょっ、いきなり何よー?(笑)」


思わず抱き着いてもた私を、笑いながら受け止めてくれる由美…。ほんまにええ子やなあ…(涙)

⏰:08/03/09 01:23 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#405 [みい]

………………………

でもでもっ!!今日は久々に放課後デートやねん♪//もうむっちゃ楽しみ〜!!//

大原先生なんて関係あれへんっ!!ひろ君の彼女は私やも〜ん♪//


今日もラブラブするんやもんね〜だっ!!//(笑)

⏰:08/03/09 01:24 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#406 [みい]

…………………………

待ちに待った放課後♪
私が支度しとると、ひろ君が寄ってきて、

「すまんあき、ちょい用事できてもて…先に下駄箱で待っとってもらえる?」

とすまなそうに一言。


「ええよ♪早よ来てね(笑)」

私がそう答えると、ひろ君はにかって笑って私の頭をくしゃってした//

⏰:08/03/09 01:25 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#407 [みい]

…………………………


…にしても、遅いなあ〜…。

ひろ君を待ち始めてかれこれ30分…。


何してるんやろか…。

迎えに行ってまおかな♪ひろ君のことやからきっと教室で居残りさせられてるんや(笑)

⏰:08/03/09 01:26 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#408 [みい]

教室に向かうことにした私は、

その途中…見たくないものを、見てしまった……。


…え?ひろ君…何やってんの?


私の目に飛び込んできたんは、ひろ君と大原先生が職員室前で喋っとるとこ…。

⏰:08/03/09 01:27 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#409 [みい]

用事って…この事?

私を待たしてまで…大原先生と喋るん?こないに長い時間?


ぼーっと突っ立ってると、ひろ君が私に気付いた。


「あっ、あき…」
「ひろ君なんか…もう知らんっ!!」

「へっ!?おいっ!!」

⏰:08/03/09 01:28 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#410 [みい]

ひろ君が追い掛けてくる…。


私らは同時に教室に走り込んだ。


「いきなり…どないしたん?」

ひろ君は少し眉間に皺を寄せて聞いてくる。

「別に…」

言いたない。

⏰:08/03/09 01:29 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#411 [みい]

私が言葉を濁すと、

「じゃあ何で不機嫌やねんっ!!」

とひろ君は声を荒らげよる。


プチンッ…

私の頭ん中で、何かが切れる音がした。

「ほんなら言うけど!!何なん!?彼女待たして何してたん!?」

⏰:08/03/09 01:29 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#412 [みい]

「大原先生と喋ることのほうが私とのデートより大事なん!?」

びっくりした表情のひろ君の姿が涙で滲む…。

「ひろ君、まえに『お前は俺のん』て言うてくれたよね!?」


どんどん声が大きなってく…もう、止まらへん…。

私はひろ君を壁まで追い詰めた。

⏰:08/03/09 01:31 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#413 [みい]

「せやったら…ひろ君は私のもんなんとちゃうの…?」

いきなり溢れ出す涙。


「私はひろ君しか見てへんのに…。ひろ君も…私だけ見とってよ…?」


私はそう言って背伸びしてひろ君にキスをした。

⏰:08/03/09 01:31 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#414 [みい]

「…あき?」

キスしたはええけど、ひろ君の顔みれやん…;;

「あき、お前勘違いしとるで」


…へ?勘違い…?

上を向くと、必死で笑いをこらえとるひろ君…;;

「大原とはほんの少し話しただけや。それまで居残りさせられててん。」

⏰:08/03/09 01:33 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#415 [みい]

う、嘘ーーっ!?//私の勘違い…?//わ、むっちゃ恥ずかし…(涙)//


「ほ、ほんまに…?」
「ほんまやって!!どないしたら信じてもらえる?」

うーん…と私が考え込んどると、

「これが1番の証拠や♪」

って言うて、いきなり激しいキスをしてきた…//

⏰:08/03/09 01:33 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#416 [みい]

「いきなり何するんよ!!//」

長いキスが終わったあと、私がひろ君に怒ると、


「俺かてお前のもんやで?って言う証や」

と笑って一言…//


「俺かてお前のもんや。お前しか眼中にあらへん…。」

⏰:08/03/09 01:35 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#417 [みい]

ひろ君が私を見つめながら言うてきた。

「ほ、ほんまに…?」
「大原のことでなんや心配しとるみたいやけど…俺別にあいつのこと何とも思てへんし」


自分に必死に言い聞かせてたことやから、ひろ君の口から聞くとすごい安心する…。

「無駄な心配せんでええから」

⏰:08/03/09 01:36 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#418 [みい]

ひろ君の言葉でいろんな不安がいっぺんに消えてく…。


「…ひろ君大好きやあ〜…(涙)」
「何泣いてんねん(笑)ほら、早よ行くで?」



…この時はまだ、私らは幸せやった…。これから何が起こるかも知らんと…。

⏰:08/03/09 01:37 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#419 [みい]

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更新Stopします

感想等、もしよかっ
たらもらえるとうれ
しいです(・ω・)

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#420 [みい]







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Story7〜隠された真実
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/03/09 22:14 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#421 [みい]

あきがヤキモチ妬くなんて…思いもせんかったから、なんや悪いけど嬉しかったわ〜♪//

俺らむっちゃラブラブかも〜♪


「石川君!!ボーッとしない!!」


大原…なんやねん、別にしてへんわ!!

あきが心配するから俺には構わんとってや!!(怒)//

⏰:08/03/09 22:15 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#422 [みい]

俺が無視しとると、大原は俺の前まで来よった。

「ねえ石川君、ちゃんと授業聞いてる?」
「聞いとるがなっ!!」

うっさいねん!!(怒)

「…態度が悪いわね。居残り決定」


はあーーっ!?

「冗談やあらへん!!嫌や!!」

⏰:08/03/09 22:15 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#423 [みい]

「嫌でも残ってもらいます♪」

こっ、こいつ〜〜…(怒)


…………………………

てわけで、俺はまた居残り中…。

あきが待っとるって言うたけど、悪いさかい帰ってもろた。

毎度、頭の悪い彼氏でごめんやで…(涙)

⏰:08/03/09 22:16 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#424 [みい]

「どう?進んでる?」

大原が教室に入ってきよった。

「…………」
「…石川君って、加賀美さんと付き合ってるの?」

俺が無視すると、話を変えてくる。

「何で知っとるん!?」

と俺が聞くと、

「や、昨日……」

⏰:08/03/09 22:18 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#425 [みい]

と気まずそうに言うてきた。


昨日…?ああ、俺があき追い掛けてったん、見てたもんな…。

「まあそうやけど…それが何?」
「あの…あのね、加賀美さんがいるのはわかってるの…。でも…私、石川君が…好き」


…あきの予感的中やな。俺はそないな風には思わんかったけど、

⏰:08/03/09 22:23 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#426 [みい]

『あの人絶対ひろ君のこと好きやもん!!』て言うてたからなー…。

「私と付き合って…?」


そら無理難題やわ。

「や、無理。」

俺が断ると、さっきまでのしおらしい態度が一変しよった。

⏰:08/03/09 22:24 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#427 [みい]

「私のことフるなんて…たいしたことね(笑)」


何様やねんっ!!(怒)ちゅーか…なんやこいつ、キャラ変わっとる…

「…でも、これを見ても心変わりしないかしら?」

大原が嫌な笑みを浮かべながら取り出したんは…携帯。

⏰:08/03/09 22:25 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#428 [みい]

「…これっ…!!」

俺はその携帯の画面にくぎづけになってもた…。

やって…そこには、昨日の俺とあき。場面は、あきが俺にキスしてきたとこ…。


「昨日なんかおもしろそうだったから〜、あなた達に付いていったの」

大原は続ける。

⏰:08/03/09 22:26 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#429 [みい]

「そしたら…びっくりしちゃった♪加賀美さんって、普段大人しそうなのに…意外と大胆なのね」

クスクス笑う大原。


「何が言いたいねん…!?」

腹立つ…この覗き野郎…!!

「この写メ…出回ったら、加賀美さん…どう思うかなあ…?」

⏰:08/03/09 22:28 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#430 [みい]

「石川君は男の子だから別に平気かもしれないけど…傷つくだろうな〜加賀美さん…」


確かに言う通りや。それにこの写メ…どっからどう見ても、あきが攻めの姿勢やし…;;


「…俺に何してほしいねん」
「あら、物分かりいいのね♪」

早よその写メ消せや…。

⏰:08/03/09 22:29 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#431 [みい]

「さっき言ったでしょ?私と付き合って。」


…は?

「せやからそれは無理やってさっき…」
「写メ。ここの高校、サイトあるでしょ?掲示板に載せたりしたら…あっという間ね。」


大原は鼻で笑いよる…。

⏰:08/03/09 22:30 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#432 [みい]

「いろんなよからぬことも書き込まれるかもね…かわいそうに」


お前まじで、ふざけんなや…!!


それがどないした!?あきは俺が守る。何があっても俺はあきを守り抜いたる…!!


と決意したとき…俺は気付いてもた…。

⏰:08/03/09 22:33 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#433 [みい]

「…俺が付き合うてやったら…」
「もちろんこれは削除してあげるわ」


俺が…大原と付き合えば、大原は写メを載せへん。


したら…最初からあきは変なことも言われへんし、嫌な思いすることもあらへん…。


『あきを守る』…1番の方法。

それは……

⏰:08/03/09 22:36 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#434 [みい]

「…ええわ、付き合うたる」


これであきは…。


「嬉しい♪ありがとう〜!!…ひろ君♪」


…お前はひろ君て呼ぶな…。

「せやから早よそれ消せ…!!」
「あら、まだ駄目よ。逃げられちゃうかもしれないからね♪」

⏰:08/03/09 22:39 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#435 [みい]

「加賀美さんとはちゃんと別れてね。」
「…わかっとる」


…………………………

はあー……。

「弘樹君、ため息つくと幸せが逃げるよ?」

カウンター席に座った俺の前で、食器を拭きながら笑う圭介。


夜11時。店はもう閉めとる。

⏰:08/03/09 22:40 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#436 [みい]

「なあ…圭介〜…」
「どうしたの?」
「…何もあらへん。おやすみ…」


明日のこと考えると、俺は圭介に相談する気も失せてもて…部屋へ戻った。


明日…あきに伝えやな。苦しいけど…しゃーないんや…。

⏰:08/03/09 22:42 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#437 [みい]

……………………………

「別れて」

次の日の放課後、俺はあきに告げた。

「…へ?今なんて…」
「別れてって言うたんや」


あきは混乱しとる。

「な、なんで!?」

理由なんか…聞かんといてくれや…。胸が苦しい…。

⏰:08/03/09 22:42 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#438 [みい]

せやけど…

「飽きたんや、お前には」

俺は冷たく言い放った。


最低の奴を演じやなあかんねん…あきが早よ俺を忘れるために。


「冗談やろ?ひろ君、冗談言うてる…」
「冗談なんかやない。」

⏰:08/03/09 22:44 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#439 [みい]

「嘘や、そんなん……」


あきがとうとう泣き出してもた…でも、その涙も、震える肩も…もう俺には受け止められへん…。


「ほんまや言うてるやろ!!しつこいねんっ!!」


俺は堪らんくなって怒鳴ってもた。これ以上一緒におると…決意が揺らいでまいそうやから。

⏰:08/03/09 22:44 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#440 [みい]

『あきを守る』


この決意は…曲げたらあかん。


「…わ、かった…」

あきは俺に背を向けると、走って教室から出ていってもた…。


どうせなら、最低!!とかってビンタしてもらいたかったわ…。
そしたら諦めもつくのに…。

⏰:08/03/09 22:46 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#441 [みい]

「上手く別れたみたいね♪」


大原…!!

「今からひろ君は私だけのもの♪」


やからひろ君って呼ぶなや…いちいち鳥肌立つねん。


俺が黙っとると、大原は俺にキスしてきよった…。

⏰:08/03/09 22:46 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#442 [みい]

俺は拒むこともせず、大原のされるがままになる。


何も感じへん、形だけのキス。


早よ終われや…めんどい。


そないなことばっか考えとった。

ようやく離れたと思うと、大原は俺に一言。

⏰:08/03/09 22:47 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#443 [みい]

「本当は最後までしたいんだけど…さすがにここじゃあ、ね?」


別に…お前なんかとヤるんに場所なんかどーでもええけど。


「今度私の下宿してるとこに来て♪」
「気い向いたらな」


向くはずあらへんけど。

⏰:08/03/09 22:49 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#444 [みい]

…………………………

「石川…見損なったで」


次の日の休み時間、吉田が話し掛けてきた。あきは今日は休んどる…。

「あきに聞いたん?」
「聞いたわ!!あんたどないしたんよ!?あんなにあきのこと好きやったやん…!!」


『好きやった』か…。ちゃうねん吉田、俺は今も好きや…。

⏰:08/03/09 22:50 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#445 [みい]

「昨日ふらふらになりながらうちに来て、むっちゃ泣きながら話してくれたわ!!」


…その頃俺は大原とキスしとったんやな…。最低や。

「おまけに、『ひろ君は悪ないから』って…。『私が我が儘やったさかい愛想尽かしてもたんやな』って…」


…あほやな。愛想尽かすわけないやんか…!!

⏰:08/03/09 22:51 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#446 [みい]

俺と吉田が沈黙しとると…大原が来よった。


「ひろ君、放課後屋上で待ってるね♪」

耳元で言うてきたけど…吉田にも聞こえとる。


大原が消えるなり、吉田は、

「そーゆーことかい…」

と唇を震わせる。

⏰:08/03/09 22:52 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#447 [みい]

「もうあんたなんか知らんわっ!!このクズッ!!」


クズか…ぴったしやな。
俺は苦笑した。

「おい、弘樹…」
「…なん?」

振り返ると、後ろに翔がおった。


「…や、お前が決めたんなら口出しせんけど…ほんまにそれでええん?」

⏰:08/03/09 22:53 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#448 [みい]

ええわけないやろが…!!

心ではそう叫んどる。でも口では…

「ええんや」

と呟いた…。

「…そうか。」

翔はそれ以来このことには一切触れてこんかった。
いつも通りにしてくれるから、気が楽やった。

⏰:08/03/09 22:54 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#449 [みい]

…………………………

昼休み…俺は相原に屋上に呼び出された。


「…なん?」
「『なん?』やあれへんっ!!お前…何やってんねんっ!?」


相原が怒るのも無理ないわな…。

「あき泣かせんなや!!」
「俺、飽きっぽい性格やからしゃーないねん」

⏰:08/03/09 22:55 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#450 [みい]

そう俺が言うた瞬間…相原のパンチが飛んできよった。


「…なんで殴り返さんねん!?」


殴り返す資格があれへんからや…


俺が黙っとると、相原は、

「僕…今日あきん家行くからな。」

と呟いて、屋上から出ていった。

⏰:08/03/09 22:56 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#451 [みい]

最後の相原の一言が頭でリピートしとる…。


あきは…相原と幸せになるんかもしれんな…


そんなどーでもええようなこと思いながら、空を仰いだ…。


――*あきSide*―――

あれ…なんで私、泣いてるん…?

今朝目覚めたら、涙で頬が濡れとった。

⏰:08/03/09 22:58 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#452 [みい]

……っ!!

思い出した…私、ひろ君にフられたんやったな…。

「…クッ…ヒック…」

昨日で涙なんか枯れてもたと思てたのに…次々と溢れ出す涙。


あかん…今日は学校行かれへん。ひろ君を見るんは辛い……。

休もかな……。

⏰:08/03/09 22:59 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#453 [みい]

…………………………

♪ピンポーン


…誰やろ?ちょうど学校終わった頃やから…由美来てくれたんかな…?

「はい…?」

私が玄関から出ると、そこには…

「…相原君…」
「よっ!!見舞いに来たで〜♪」

⏰:08/03/09 22:59 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#454 [みい]

にかっと笑う相原君に私も無理矢理微笑んだ。


「ありがとう…上がって?」
「お邪魔〜っ♪」


…………………………

「ほんでな…」

相原君は事情を知っとんのか、楽しい話ばっかりしてくれる。

⏰:08/03/09 23:00 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#455 [みい]

せやから私も笑う。嫌なこと…忘れてまいたいから…。


「…あき?泣いとんの?」

相原君に言われるまで気付けへんかった。作った笑顔の上に…涙が流れとることに。


――*相原Side*――

「あ…笑いすぎちゃった…♪」


下手くそな嘘。

⏰:08/03/09 23:01 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#456 [みい]

わかっとるんやで…。さっきからずっと、石川のこと考えとることくらい…。


僕はあきを抱きしめた。


「相原君!?やめっ…」
「もっと泣いてええよ?」

僕が言うと、あきは僕の胸ん中でえ?と呟く。

⏰:08/03/09 23:02 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#457 [みい]

「泣きたいときは泣いたらええんや…」

あきは塞きを切ったように泣き始めた…。


辛いよな…かわいそうに……。石川の奴、何考えてんねん……。


僕の中の石川への怒りがさらに大きく膨れ上がった。

⏰:08/03/09 23:03 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#458 [みい]

石川…お前がそうゆう態度とるんなら、僕は…遠慮せんで?


ずるい僕は、弱っとる心に入り込む…。手段なんか選ばへん。
ええんやな?石川…

…………………………

「…ありがとう」

気付けばあきは僕から離れて、まだ潤んだ目で微笑んで僕に礼を言うとる。

⏰:08/03/09 23:05 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#459 [みい]

「もう…平気なん?」
「平気やないけど…大分楽になった♪」


そない無理に笑わんといてや…見とるこっちも辛い……。


「あき……」

ん?とあきはこっちを見る。

「…僕と付き合えへん?」

⏰:08/03/09 23:06 📱:SH902i 🆔:HMpX6ATk


#460 [みい]

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感想等、もしよかっ
たらもらえると本当
に嬉しいです

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#461 [みい]

僕やったら悲しませへん。
僕やったら泣かせへん。
僕やったら………


「…ありがとう、でも…」
「返事、急がんでええから」


僕はあきの言葉を遮った。Yes以外の答なんか聞く気もあらへん。


「……帰るわ」

⏰:08/03/12 00:00 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#462 [みい]

僕はあきの家をあとにした。


……あほやな、僕は。
あきのこと元気づけるために来たのに…余計に悩ませとる。


せやけど。

僕は引き下がらへん。
どうしよもないくらい好きなんや…あきのことが。

⏰:08/03/12 00:01 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#463 [みい]

………………………………

――*弘樹Side*――

あれから3日…。あきが学校に来たさかい、俺は心ん中で安心した。


あれ以来、俺は毎日大原に放課後呼び出され、好きなようにされとる。

何の感情もない、深いキスにも慣れてもた。
拒絶願望もあらへん。何も思わんと受け入れるだけ…。

⏰:08/03/12 00:02 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#464 [みい]

あきがおらへん世界は…色を失った、無の世界やった。


あき……俺はお前からいつも目をそらす。耐えられやんからや。俺が弱いからや。

せやけど…心は、心では、いつでもお前のことを見とる。


それに気付いてほしいとか思てまう俺は…自分勝手すぎるよな。

⏰:08/03/12 00:03 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#465 [みい]

「あーきっ♪」
「相原君…」


最近相原とよう一緒におるみたいやな…。

久々に感情が心ん中に生まれる。黒い、もやもやしとるもの…。

それが『ヤキモチ』なんくらいわかっとる。つくづく自分勝手な奴やで…。笑ってまうわ。


あきと相原の会話から耳を塞ぐように、机に突っ伏した。

⏰:08/03/12 00:04 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#466 [みい]

――*あきSide*――

久しぶりに学校に来て、久しぶりにひろ君を見た。

一瞬目が合うたけど、すぐそらされてもた…。
せやけど、その一瞬だけで高鳴る私の心臓。


まだ……好きなんやなあ…。
早よあきらめやなあかんのに…。

⏰:08/03/12 00:04 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#467 [みい]

「あーきっ♪」
「相原君…」


相原君にはまだ返事してへん…。あの時断ろ思たんやけど止められてもて…そのまま。


相原君は…いっつも笑わせてくれる。相原君とおったら楽しいんも事実……。

断るつもりやったけど…相原君に支えてもろとる部分、いっぱいある。

⏰:08/03/12 00:06 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#468 [みい]

せやから未だに答を出せずにおる……。


最低な女やわ。

ほんまに最低…。


………………………………
あー…体育さえやる気出えへん…



「あきーっ!!行くでっ!!」
「…へっ!?ちょっ、タンマッ…!!」

⏰:08/03/12 00:07 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#469 [みい]

バッコーンッ!!


「げっ!?あきっ!?あきっ……!!」


ああ〜…意識遠退いてく…。
由美の声が…消えてく……。


………………………………

…あれ?ここ…保健室?

「…目え覚めたか?」

⏰:08/03/12 00:08 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#470 [みい]

誰……?

って……ひ、ひろ君…!?


「お前体育の時間に吉田の投げたボールくらって…気失ってたんやで」

あ…そういやそんな気も…;;

「なんで…ひ、石川君がおるん?」

久しぶりに喋るから…声…震えてまう;;

⏰:08/03/12 00:08 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#471 [みい]

「…授業終わった頃やったから、たまたま通り掛かってん」

私が寝とるベッドの隣の椅子に腰掛けたまま、ひろ君は無表情で話す。


「したら…お前倒れとって…吉田やと無理やさかい俺が運んだ」


……『俺が運んだ』?

ぅぇぇえええ〜!?//う、嘘…!?//

⏰:08/03/12 00:09 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#472 [みい]

「ご、ごめんなさいっ!!//重いのに……;;」

最悪やあ〜…(涙)//

「別に平気や。ちゅーか…先公呼んでくる…」


ひろ君はそう言うと、立ち上がって保健室から出ていってもた。


…一回もこっち見てくれやんかったなあ…。

⏰:08/03/12 00:53 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#473 [みい]

ちょっと言葉を交わしただけやのに…息するんが難しいくらいドキドキしとる…。

早よあきらめやなあかんのに…!!


………………………………

「足のほうももう血は止まったみたいやね♪よかったよかった!!」

保健室の先生の言葉で、自分が足に怪我しとることに気い付いた。

⏰:08/03/12 00:54 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#474 [みい]

と同時に、足の患部の近くに縛られとるタオルに目が止まる。

「あの、先生、このタオルは…?」「ああそれ?運ばれてきたときから縛ってあったから…あの男の子のんとちゃう?」


ひろ君が…?


なんでよ…なんでそないに優しくするん?もしかしてまだ…とか、あほな期待してまうやん…

⏰:08/03/12 00:55 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#475 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新Stopします

読んで下さってる方
いますか、、?
もしよかったら感想
等もらえると、うれ
しいです(・ω・)

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3395/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/03/12 00:59 📱:SH902i 🆔:neBp.kP.


#476 []
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:08/03/13 23:48 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#477 []
あげ

⏰:08/03/14 06:32 📱:SH902i 🆔:g6nUFF4g


#478 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
、、さん

アンカーありがとです


、、さん

あげありがとです
今から更新します
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/03/14 17:46 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#479 [みい]

「応急処置してくれたみたいやね♪お礼言うときなあよ?」


…そやね、洗って返さな…。


……………………………

翌日の放課後…


ぁあ〜あかん…(涙)
タオル…洗って持ってきたのに、勇気が出やんくて…返されへんかった;;どないしよ…

⏰:08/03/14 17:48 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#480 [みい]

もう教室にもおれへんし…


…あっ!!ええこと思いついた!!


……………………………

「いらっしゃ…あきちゃん?お久しぶりだね♪」
「お久しぶりです…」


来てしもた…ひろ君のお父さんの喫茶店。

⏰:08/03/14 17:49 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#481 [みい]

「弘樹君ならまだ帰ってないけど…電話かけようか?」

にっこり笑うひろ君のお父さんに、私は慌てて答える。

「や!!平気です!!すぐ帰るんで!!」

ひろ君のお父さんは首を傾げたあと、また笑って、


「何かあったの?」

と聞いてくる…。

⏰:08/03/14 17:50 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#482 [みい]

「…これ、返しに」

袋に入ったタオルを差し出すと、ひろ君のお父さんは受け取って、


「弘樹君のだね。あきちゃんが返せばいいのに♪」

とまたまた笑う…。


この人は私らが別れたこと…知らんのやな…。

⏰:08/03/14 17:52 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#483 [みい]

「あの…おじさん」
「おじさん!?僕、一応20代前半だよ?おじさんはきついなあ…」

ひろ君のお父さんは苦笑する。


「あ…すいません(笑)じゃあ…圭介さん?」
「はーい♪何ですか!?」


かわいい人やなあ…(笑)

⏰:08/03/14 17:54 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#484 [みい]

「あの…『あきらめる』ってどないすれば出来ますか?」

どないすれば…私はひろ君をあきらめられるんやろか…


「『あきらめよう』と思ってるうちは無理だよ。」


はっと顔を上げると、さっきと同じ優しい笑みで私を見る圭介さん…。

⏰:08/03/14 17:56 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#485 [みい]

「無理ってゆうか…そうだな、『あきらめよう』と思うことがまず間違ってるな。」
「へ…?」


圭介さんが言わんとしとることがイマイチ掴めやん。


「『あきらめよう』としなくていいんだよ?」


せやけど…あきらめやな…

⏰:08/03/14 17:57 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#486 [みい]

「あきちゃんが何をあきらめようとしているかは知らないけど…」


圭介さんは言葉を一つ一つ丁寧に繋げていく。


「あきらめないことも大事だよ?」
「あきらめ…ない?」


問うように繰り返した私に、圭介さんは深く頷く。

⏰:08/03/14 17:58 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#487 [みい]

「あきらめないって辛いこと。逃げたくなるときもあるだろうね。でも…素敵なことなんだよ?」


素敵なこと…。


「無理してあきらめるくらいなら、もう一度頑張ってみてもいいんじゃないかな?」


もう一度…頑張る?
そんな選択肢…全然思い浮かべへんかった…。

⏰:08/03/14 17:59 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#488 [みい]

「圭介さん…ありがとうございます…」


圭介さんの言葉がすごく心に染みて…あかん、泣けてくる…。


「いやいや。また来てね♪」

手を振る圭介さんに深くお辞儀をして、私はお店を出た。


そうや…私はまだ…ひろ君が好き…!!あきらめられへん!!

⏰:08/03/14 18:04 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#489 [みい]

……………………………

――*弘樹Side*――

今日も大原に呼び出されてやっとご帰宅や…
ほんまにめんどい女やで…


「あ、弘樹君!!」
「…なん〜…?」

部屋に入ろうとしたところで、圭介に呼び止められた。


「夕方、あきちゃんが来てね、…」


あきが……!?

俺は大きく目を見開いた。

⏰:08/03/14 18:08 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#490 [みい]

「これ。弘樹君に渡してって」


いつもと同じ調子で笑う圭介の手には…俺のタオル。


ああ…あん時のんか…


保健室で無意識に言い直された俺の名前…ショックで一瞬言葉に詰まってしもたのん…バレてへんよな…

⏰:08/03/14 21:10 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#491 [みい]

「…なあ圭介?」
「なあに?」

俺は深呼吸してから、圭介に聞いた。


「どないなやり方でも、大切な奴を守るんは……間違ってへんよな?」

俺の問いに、圭介は微笑みながらこう答えよった。

「1番大事なのは…大切な人を『悲しませない』だよ」

⏰:08/03/14 22:59 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#492 [みい]

………!!!!

「弘樹君なら、意味わかるよね?」


それじゃ、晩御飯作ろうかな〜♪と台所に戻ってく圭介。



……ようわかったわ、圭介…
おおきにやでっ……!!!!

⏰:08/03/14 23:00 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#493 [みい]








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Story8〜運命のヒト
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/03/14 23:03 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#494 [みい]

………………………………

次の日…

――*相原Side*――


古典なんか授業出てもしゃーないわあ〜…
サボってまおかなっ♪


僕は屋上に出るドアを開けようとした時、その向こうから聞こえる話し声に気いついた。

⏰:08/03/14 23:06 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#495 [みい]

ちっ…先客かいな…
誰やねん、僕に譲れや!!(怒)

僕は声の主を確認するため、ドアを細めに開けた。

…あれ…誰やったっけなあ、確か…大原?とかいう実習生か?


「うん、まあまあ上手くいってるかな〜」


電話中なんか…早よ終われ!!ほんで早よ退け!!(怒)

⏰:08/03/14 23:07 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#496 [みい]

僕はドアを閉めて、それに寄り掛かりながら大原とやらが電話を終わらせるんを待った。



そん時…


「男!?…捕まえたよ〜♪ひろ君ていって、生徒なんだけどお〜…」


……なんやと?

⏰:08/03/14 23:08 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#497 [みい]

微かに耳に入ってきた大原の声。僕は息を殺して聞き耳をたてた。


「え?…ぁあ〜まあね♪一目惚れだよお、めっちゃカッコイイんだもん〜」


…石川のことか?そないにかっこええかいな!?


「でも彼女いて〜…そうそう!!当たり★略奪してやったよ(笑)」

⏰:08/03/14 23:09 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#498 [みい]

てことは…石川、今あいつと付き合っとるん!?

僕ん中にまた、沸々と石川への怒りが沸き上がる。


せやけど、その怒りは次の大原の一言で一気に消えてもた。


「なんか〜、ちょっと脅しかけたら付き合ってくれることになっちゃって♪」


……脅し?どうゆうこっちゃ…?

⏰:08/03/14 23:10 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#499 [みい]

「やっぱ彼女を餌にすると反抗できないみたいでさあ」


あきのことか…?


「ま、今は彼女守るために嫌々って感じで付き合ってくれてるんだけど〜…あたしに惚れるのも時間の問題!?(笑)」

⏰:08/03/14 23:13 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


#500 [みい]

……っ!!!
そないな…そないなことやったんか…

なるほどな…石川が理由なしにあきのこと手放すわけないもんな…


「そうそう〜…茶髪で背高くてさあ、イケメン君♪てか関西弁まじ萌え〜みたいな?(笑)」


大原の電話は続いとったけど、僕は教室に戻った。

⏰:08/03/14 23:16 📱:SH902i 🆔:2rKpeOR6


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