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#150 [きゆん]
<2>
 
 
「…好きだ」
 
そう言えば君は
どんな顔をする?
 
このままいい奴として
君の隣にいられるなら
それでもいいと思ってた。 
 
けど、すげぇ大好きな
気持ち…やっぱり伝えたい。
 

⏰:08/03/09 17:55 📱:W52SA 🆔:8lv7aSTk


#151 [きゆん]
<3>
 
こっちを見て。
こっちを見ろ。
 
私に微笑んで。
俺に微笑えめ。
 
愛してるって言って。
愛してるって言ってくれ。 
 
 
今君に
全てを告げる。
 
-END-

⏰:08/03/09 17:58 📱:W52SA 🆔:8lv7aSTk


#152 [きゆん]
 
「告白」>>1-3
 

⏰:08/03/09 17:59 📱:W52SA 🆔:8lv7aSTk


#153 [「君と魔法」向日葵(1/2)]
上を向けば涙は流れない。
そう言った筈なのに涙が流れていく。

そう言った君は、ここにはもういない。

夜中の突然の知らせ。

君の事だった。

必死に病魔と言う敵と戦ってた君は、最後の最後まで力一杯抵抗したけど……負けてしまったんだね。

空を見上げれば、君が見えると思ったけど、煙しか見えない。

あんなに温かかった君は、もう今じゃ白い塊。

⏰:08/03/09 23:03 📱:SO903i 🆔:HufwFHOk


#154 [「君と魔法」向日葵(2/2)]
病室は狭かったけど、今の部屋の方がよっぽと狭いよね。

あちらへ行けば、一面お花畑なのかな?

どうしよう。
君の魔法、効かないよ。

ずっとずっと効いてたのに、効かないよ。

急に降ってきた雨みたいに、山奥にある滝のように、滴が頬に流れていく。

喉の奥が苦しい。息が出来ない。

君と笑い合った日々が、何故か次々に溢れてくるんだ。

いつか、そんな事あったなって、君の魔法が効く日がやってくるのかな。

それはそれで、寂しいな……。

⏰:08/03/09 23:08 📱:SO903i 🆔:HufwFHOk


#155 [夕闇と少年(1/3)天音]


「ぼくはこの世界に絶望したよ。もう本当に、何もかもが疎ましくて無意味に思えてくる。今すぐに空を自由に飛び回る鳥を撃ち落としてやりたいよドチクショウ」

気づくと、ぼくは河川敷で夕日に向かいそう叫んでいた。叫ぶ前に何をしていたかは覚えていない。

ジョギングをしていた中年男性は驚いて振り返り、痛々しいものを見る目でぼくを見たあと足早に去っていった。

⏰:08/03/10 00:38 📱:L704i 🆔:2fderNsg


#156 [夕闇と少年(2/3)天音]


ぼくは無意識のうちにごめんなさいごめんなさいと泣きながら謝っていた。

何故なら中年男性のぼくを見る目はぼくに折檻をする父にそっくりだったからである。

他人にみた父の面影に怯えるなんて。ぼくはぼくがますます嫌いになった。

⏰:08/03/10 00:45 📱:L704i 🆔:2fderNsg


#157 [夕闇と少年(2/3)天音]


絶望しているうちに、ぼくはじわじわと夕闇に飲み込まれていった。怖くはなかった。闇にすっぽりと包まれると、安堵にも似た感覚に侵された。そのいいしれぬ安堵感に、ぼくはまだ見ぬ母の姿と永遠の眠りを垣間見た気がした。


そんな、夢をみた。

⏰:08/03/10 00:55 📱:L704i 🆔:2fderNsg


#158 [我輩は匿名である]
ついてない。
あたしの今日一日は、その一言で表される。

朝から寝坊はするし、電車は混んでるし、上司には叱られるし、一人で残業させられるし……

そして極めつけが、これだ。

あたしは、会社の窓から雨が降りしきる町を見て溜め息をついた。

⏰:08/03/10 01:19 📱:P702iD 🆔:jviBZqKc


#159 [我輩は匿名である]
……カサ、持ってきてたっけ?

持ってきてる訳がない。朝から忙しかったんだから。

何度目かの馬鹿らしい自問自答。繰り返すほど憂鬱になっていく。

……もう嫌だ。
残業なんてどうでもいい。上司にどう思われようと知ったことじゃない。

⏰:08/03/10 01:20 📱:P702iD 🆔:jviBZqKc


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