【SSS】超短レス短編祭り!【飛び入り参加OK!】
最新 最初 全
#246 [◆vzApYZDoz6]
上げますよ
:08/03/23 22:08 :P903i :7wtg6O2w
#247 [紫陽花[とある恒星の話(1/1)]]
ぐるぐるぐるぐる――……
―――――――………
―――――………
ぐるぐるぐる………。
もう、どれくらい回ったのだろうか。遠く遠く離れたあの碧く、至極の宝石のような星の周りを……どれくらい回ったのだろうか。
ぐるぐるぐる………。
近くに見えても遠くにある。
姿は見えるが温もりは感じない。
ぐるぐるぐる………。
また今日も回り続ける。
あの星がなくなるその日まで、碧い星の軌道を回り続ける。
ーーーendーーー
:08/03/25 08:00 :F905i :☆☆☆
#248 [紫陽花]
:08/03/25 08:02 :F905i :☆☆☆
#249 [◆vzApYZDoz6]
:08/03/25 15:29 :P903i :800WeMho
#250 [紫陽花]
:08/03/25 15:55 :F905i :☆☆☆
#251 [穴(1/2)◆vzApYZDoz6]
今日も変わらず、空は青い。
だが、俺の視線は空ではなく、地面にある黒い円形に向いていた。
「何だこれ?」
「何って…穴よ」
「それは見れば分かる」
俺は、早くに亡くなった親の唯一の遺産であるこの家に、彼女と同棲している。
久々の休日の午前中、洗濯物を干していた彼女が俺を呼びつけて、庭を見てみたら穴があいていた。
「お前が掘ったのか?」
「そんなわけないじゃない」
「だよなぁ…しかし深そうだな」
直径1〜2メートル、といったところだろうか。
見た限りではずっと闇が続いていて、底がまったく見えない。
懐中電灯で照らしてみても、終わりが分からなかった。
「落ちたら死ぬかな、これ」
「どのぐらいあるのかしら?」
「さぁー…10円玉でも落としてみるか」
10円玉を手に取って、穴の上に持ってくる。
できるだけ穴の真ん中に、真っ直ぐ落ちるように手を離す。
「…………」
「…………」
「…………」
「………音、聞こえないね」
「むちゃくちゃ深いじゃん、これ」
:08/03/25 16:40 :P903i :800WeMho
#252 [穴(2/2)◆vzApYZDoz6]
「今日もボロ儲けだなwwww」
1年が経った。
あれからいろいろ穴に投げてみたが、まったく音沙汰がない。
そこで考えた。ここには何でも棄てられる、と。
もちろん有料で、1投棄100円から。
引き取り電話が面倒くさい粗大ゴミ、育てるのが面倒くさい赤ん坊、隠蔽工作が面倒くさい死体、事後処理が面倒くさい核廃棄物…
いくら棄てても、穴が埋まる事はなかった。
「今日も変わりないわね」
「しかし何なんだろうな、この穴」
改めて穴を覗いて見ようと、穴の淵に近付く。
その時、見下ろそうと垂らした後頭部に、小さな何かがぶつかった。
「いてっ!」
「あら、どうしたの?」
「10円玉だ…一体誰だよ?」
今日も変わらず、空は青い。
:08/03/25 16:43 :P903i :800WeMho
#253 [◆vzApYZDoz6]
まとめのために作品数集計しました
現在の作品数集計
1レス短編:23
2レス短編:29
3レス短編:24
総作品数:76
ちゃんと数えてみると、1レス短編を1作品多く数えてたw
でも2レス短編を1作品少なく数えてて、3レス短編はあってたから、総作品数は変わらずw
:08/03/26 01:36 :P903i :5HnSVLdM
#254 [出会い【1/3】 ローライト]
いつものように車に乗り、仕事現場までの道を行く。
俺は幼い頃からの夢だった調理師になることができた。
俺にとって調理師は天職だ。
「久しぶりに通ってみるか」
いつもの進路とは違う道を久々に行く。全てが始まった道へ。
:08/03/26 15:33 :W52S :☆☆☆
#255 [出会い【2/3】 ローライト]
それは、俺が5歳の頃。
その日は何もすることがなかったが何となくこの道を歩いていた。
道の両脇には、たくさんの店が立ち並ぶ。
俺はふと、ある物を見る。書店の中にある一冊の本。
中に入りその本を読んでみる。
そこには料理を食べて幸せそうな顔をしている人がいた。
料理だけで人を笑顔にすることができるのか。
:08/03/26 15:38 :W52S :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194