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#375 [[とある無人島での話(2/3)]]
とても、とても小さな祈りだが俺はこの方法にすがるしかなかった。いや、もう俺は体力の限界で精神的にもこの方法を絞り出すことしかできなかった。
適当な丸太を拾って文字を書く。波にさらわれないように場所を考え、できるだけ大きな文字を砂浜いっぱいに書く。
誰か……気付いてくれ!!
太陽が4回東から上ったとき俺の願いは通じた。頭上からバリバリと機械音が聞こえる。最初は小さくて見えなかった物体は徐々にこちらに近づいてきてこの島の真上、俺が残したメッセージの真上に着陸した。
助けがきたのだ。
助かった……。
:08/05/23 21:21 :F905i :☆☆☆
#376 [[とある無人島での話(3/3)]]
精神的にも肉体的にも限界だった俺は頭上から降りてくるヘリコプターを見ながら自然と頬に一筋の涙が流れていた。
「やぁ、助けに来たぞ。大丈夫か?」
「あぁ……ありがとう。本当に助かったよ。それにしてもよくここが分かったな」
「探すの大変だったんだぞ。お前すごく後ろに流されてたんだから。でも……これのおかげで見つけられた」
そう言って地面を指差す。
「お前ぐらいだろ。こんなの書くやつ」
そう、俺が砂浜に残したメッセージとは
保守
この言葉が俺を救ってくれた。俺を暖かい外の世界へと助け出してくれたんだ。
---end---
:08/05/23 21:22 :F905i :☆☆☆
#377 [紫陽花]
上の投稿私です(・∀・)
保守ネタだったんですけど、もう上がってたんで無理やり、とあるネタにしましたWw
:08/05/23 21:23 :F905i :☆☆☆
#378 [朝海『指輪』(1/3)]
アタシ今高校三年生の乙葉(オトハ)
アタシが6才の時お隣りに住んでいた男の子瀬奈(セナ)君に恋をしました
毎日一緒に遊び
ずっと一緒にいる約束をしたけど瀬奈君は一週間後引っ越しをすることに…
そこでアタシと瀬奈君は二人で安い指輪を買いに行きました
瀬奈「この指輪は乙葉がもっててね」
瀬奈君はアタシにピンクのリングを渡した
乙葉「うん」
アタシはうれしくてもらった指輪を握り締めた
瀬奈「じゃぁこの指輪は僕が持ってるからね」
瀬奈は黒のリングを乙葉に見せた
色違いのリング
あれから12年瀬奈君とは一度もあってない
どうしてるかな―-
友達(カナ)「乙葉〜今日遊びいこぉ」
カナはアタシの席まできた
乙葉「彼氏サンは?」
カナ「タクヤは部活なんだって〜だから寂しいんだもん一人はさぁ;乙葉は彼氏なんでつくらないの?初恋の彼なんで絶対戻って来ないよ!その指輪もその〜瀬奈君だっけ?もらったの!あっちはそんなの無くしてるかもよ―-」
乙葉「カナ!アタシは瀬奈君しか考えらんないの!」
:08/05/23 22:11 :V803T :esIcs3BE
#379 [朝海『指輪』(2/3)]
カナ「はぃはぃ;応援しますよぉ〜」
カナは溜め息をついた
そして放課後
アタシとカナは近くのファミレスに入った
乙葉「カナ〜カナの初恋ってどんな人だったの?」
カナ「アタシの初恋は幼稚園のタカシだったかなぁ〜やんちゃですごくすぎだったけど結局片思いのまま終了だよ;」
乙葉「そうなんだぁ〜」
そのとき
「ごらぁ―-てめぇら調子こくなよ表出ろよ」
奥の方からヤンキー集団がもめていた
カナ「こわぁ;乙葉もう出よ;」
カナはアタシを引っ張り足早に出た
アタシはヒールが引っ掛かり立ち止まるとヤンキー集団が後ろにいた
「てめぇら死にてぇの―-」
ボコッ
リーダー格の人が一人の男を殴った
男はアタシのもとに倒れこんだ
乙葉「うぁ;いったぁ―-」
アタシは膝を付いて倒れ込んだ
すると殴られた男は
「じゃまなんだよ―-」
乙葉「すいません;」
でもアナタのせいで立てません…
リーダー「関係ねぇ奴にあたってんじゃねぇよ」
ボコ…
「チッ」
男は逃げて行った
乙葉「はぁ」
:08/05/23 22:29 :V803T :esIcs3BE
#380 [朝海『指輪』(3/3)]
リーダー「大丈夫?悪かったな」
リーダーがアタシを立たせてくれた
乙葉「ありがとぅ」
カナ「だ…大丈夫?」
乙葉「うん大丈夫;帰ろ」
カナ「そだね」
リーダー「ほんと悪かったなまきこんじ待って;」
乙葉「……」
アタシは彼の顔をみて何故か懐かしくなった
リーダー「…?」
すると
♪〜リーダーの携帯がなった
リーダー「あぁなんだよ;わかった」
ピッ-
携帯には見覚えのあるリングが…
乙葉「えッ―-瀬奈…君?」
アタシは彼の顔をみた
「なんで俺の名前―-」
アタシはピンクのリングを彼に見せた
「その指輪…乙葉か?」
瀬奈君はアタシをみた
乙葉「やっと…会えた…」
瀬奈「俺ずっとお前を探してた」
離れ離れだった指輪が再び一つになった
完
:08/05/23 22:42 :V803T :esIcs3BE
#381 [◆vzApYZDoz6]
おお伸びとる伸びとるw
朝海さん、紫陽花さん乙っす
保守ネタでもなんでもいいんだぜ!
:08/05/24 00:31 :P903i :NlRUikQM
#382 [とある歪んだ恋の話(1/3)紫陽花]
 ̄
「いやぁぁぁあ!!!!」
彼女の悲痛な叫びが俺を狂わせる。切り裂いた柔らかく温かい皮膚から溢れ出す生々しい鮮血が俺の中の自制心をグチャグチャに引きずり回す。
もっと見たい
もっと見たい
もっと見たい
もっと鳴いてくれ
彼女は本当に綺麗だ。風になびく少し長い黒髪のツヤは黒曜石。彼女の瞳はどんな宝石にも勝る輝きを放ち、彼女の唇から零れ落ちる声はどんなクラシックよりも優雅で、どんな鳥のさえずりよりも軽やかだった。
だが、今ではどうだ!!その黒髪も瞳も声も全部俺が壊してやった!
ククク。
黒髪はライターで焼いてやった。顔も誰だか分からなくなるまで殴ってやった。瞳からは涙が流れ落ち、顔全体を見れば涎と涙と鼻水と血で前の彼女の面影などないグチャグチャなもへと変わり、最後にはあの麗しい声で俺に命乞いをした。
ゾクゾクするよ……。
もう、お前は俺の物。俺がこの手でお前の身体に痛みと傷という証拠を残してやったんだ。
もう、逃げられない。お前は俺というケージの中でもがき続ける哀れな小鳥。
:08/05/29 22:22 :F905i :☆☆☆
#383 [とある歪んだ恋の話(2/2)紫陽花]
……おまえが悪いんだ。
本当はこれからも隠れてずっと見てるだけで良かったんだ。たまにあなたの写真を撮ったり、あなたが使った物を拾ったり、そのたびに困った顔をするあなたが可愛くて、いじらしくて、愛しくて……。もっと知りたくて。
でも、お前は俺を拒絶した。
ウザイ・キモイ・シネ
あなたの口からそんな言葉が出てくるなんて知らなかったな。また一歩あなたに近づけた気がしたんだ。
けどね……口のききかたを知らない行儀の悪い子にはお仕置きをしなきゃ。
君は僕のもの。
その叫びで、その血で
その悲痛で苦痛にに歪んだ顔で俺を満たしておくれ。
---end---
:08/05/29 22:23 :F905i :☆☆☆
#384 [紫陽花]
>>382ミスです
(1/3)→(1/2)です;;;
今回の作品はちょっとだけグロくしてみたんですけど、苦手な人がいたらすみません(/_・、)
:08/05/29 22:26 :F905i :☆☆☆
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