【SSS】超短レス短編祭り!【飛び入り参加OK!】
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#405 [我輩は匿名である]
保守ってのは過疎ってるときにやるもんだぜ?

⏰:08/05/31 23:37 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#406 [朝海「月」(1/3)]
アタシ美花(ミカ)太陽が出てる朝が大っ嫌い
だから夜しかアタシは外に出ない―-
美花「はぁ―-今日も月…アンタはきれいでいいね」

アタシは自分の部屋から遠くでしっとりと輝いている月に喋りかけた
美花「10時か…散歩しよ」
アタシはパーカーを羽織り手ぶらで外にでた

がちゃ―

アタシは近くのベンチに座り目を閉じた

そして―-

ゆっくり目を―-

パチ

美花「わぁ(慌;ッ―-え!」
アタシは目の前にいた見知らぬ男にびっくりして立ち上がった

「一人でこんな夜にあぶねぇよ;しかも何してんの?」

美花「あ…アタナ誰?」

「―-んぁ?俺?タケルだけど何?」

美花「へッ―-!?あ…そうですか」

帰ろう;

アタナは家に引き換えした

タケル「ちょ―-ちょっとまて;」

タケルはアタシを引き止めた

美花「はい;なんでしょうか;」

⏰:08/06/01 00:00 📱:V803T 🆔:BKbjJvmQ


#407 [朝海「月」(2/3)]
タケル「いいからここ座れ」

タケルは美花の手を引っ張り再びベンチに座らせた

美花「…;あの―-」

どうしよう…

タケル「お前名前は?」

タケルは美花の隣りに座り美花をみた

美花「み―-美花;」

タケル「そっか―-つかお前肌白過ぎだろ;太陽浴びたことある?」

美花「ない…です」

タケル「なんで?しかも髪もボサボサだし前髪で顔も見えねぇし;」
タケルは美花の前髪を手で分けようとした

美花「やめ―-」

アタシは手で髪を押さえた

タケル「そうやられると益々見たくなんだけど…」

タケルは無理やり美花の髪をかき上げた

タケル「!!―-どうしたんだよ…これ」

タケルは美花の顔を見て驚いた

美花「驚いたでしょ…」

タケル「誰がやったんだよ―-そんなひでぇ事…」

⏰:08/06/01 00:12 📱:V803T 🆔:BKbjJvmQ


#408 [朝海「月」(3/3)]
美花「ヤられたんじゃない…アタシ太陽に当たれないの―-」

タケル「そっか―-悪ぃ;ムリヤリ…ってか太陽が照ってる昼間なんかより夜の方が楽しいからな―-よしこれから遊びいくぞ」

するとタケルはアタシを引っ張りどこかに連れて行った
タケルのお陰でアタシは変わる事ができたよ…
タケルのお陰でまた笑えるようになっよ…
タケルのお陰でまた生きる希望ができたよ…
ありがとうね―-タケル
アタシは月を見た

美花「タケル―-聞いてる?」
タケル「んぁ?」

美花「なんでもない―-
ずっと一緒に居ようね」

タケル「ずっとそばに居てやるよ(笑」

タケルは月のようにアタシのそばにいてくれる

⏰:08/06/01 00:24 📱:V803T 🆔:BKbjJvmQ


#409 [[嗚呼、思春期。1/3]キノコ。]
[女子のみなさん、体育館に集まって下さい。]この台詞はどうにもくすぐったい。
だってわかる男子にはわかってしまうから。

品川由美。当時小学校4年生。この時はまだ女子だけ体育館に集まる理由なんてわからなかった。
[女子は赤ちゃんを産むために月経と言って毎月…うんたらかんたら。]先生の話を聞き終わると、言葉に表せない気持ちで胸が締め付けられた。男子にはない特別なもので、でも毎月一回くるんだ〜。
どんなものなんだろう。

「ゆみんこ。嫌だねー。こんな話今更しなくてもわかるつーの。」
中野沙紀。由美とは幼なじみ。少しませた小学生。
由美「えっ…。あっ、うん。そーだね。」
先生の話を聞いて特別な感情を抱いていた由美はそれが急に恥ずかしくなりわかってもいなかった生理をわかった風に答えた。
沙紀「だいたいさぁ、生理なんかこなくていいつーの。毎月毎月あんなに血が出てさぁ、無駄じゃね?意味がわからないつーの。」
由美「そんなに血出るの?」
恐る恐る由美は聞いてみた。
沙紀「ゆみんこあんま出ない系?あたしは毎月ドバァッーだよ。ドバァッー。体の血が全部出たんじゃないかつーの。ぐらい。」
由美「…だよねー。私も同じドバァッーだよ。さきちんと一緒。まったく一緒。うん。一緒なんだよね…。」
言っちゃった。
まだ出発していない未知の世界なのに知ったかで言ってしまった。
おそらくスタートラインにも立っていないかも知れないのに。
それと同時に(さきちんは生理になってるんだ…。)
置いてかれてるような気分になった。

⏰:08/06/01 01:37 📱:D905i 🆔:UqmAtBfE


#410 [キノコ。]
すんません、今貼りした話以外に長すぎてBレスで収まりそうもなかったのでやめます…
Bでいけると思ったんですけどね笑。
中途半端ですいません

⏰:08/06/01 01:47 📱:D905i 🆔:UqmAtBfE


#411 [[マルコ。1/3]キノコ。]
月曜の午後の昼下がり。俺は会社近くの公園のベンチで昼飯をとっていた。
いつもは社員食堂で食べていたがたまに外で食べるのも気持ちがいい。
今日は雲一つない晴天だ。


妻が作った弁当を三分の1ほど食べた頃俺の隣に女性が座った。
(おいおい、ベンチたくさん空いてるのになんでここなんだよ。)
と思い、少し訴えかけるような目で女性の方を向いた。


「スーチン!!!」
目があった瞬間いきなり女性は勢いよく俺の腕をつかみ
「スーチン!!!スーチン!!!」
と唾を飛ばしながら俺に向かって叫んできた。
「何?あなた。唾が弁当に入っちゃうでしょ?止めなさい。その手を離しなさい。」
子供を叱るように冷静に言い女性の手を振り払った。
女性は俺の冷静な対応に落ち着いたのか姿勢をなおし聞いてもないのに話し始めた。

⏰:08/06/01 03:40 📱:D905i 🆔:UqmAtBfE


#412 [[マルコ。2/3]キノコ。]
「アイ、私マルコネ。働キ盛リノ41歳ネ。アナタ、スーチンデショ?白状シナタイ。」


(あっ、この人痛い人だ。)
と思い、俺は立ち上がり他のベンチに移ろうとした。
すると女性はまた俺の腕を引っ張りベンチに座らせた。
俺はバランスを崩し持っていた弁当を落としてしまった。


「アイ、ゴメンクサイ。私拾ウネ。セッセト拾ウネ。」
女性は散らばった弁当の中身を拾い始めた。
「もう、いいですよ。どうせ食べれないし。」
俺は一刻も早くこの場から立ち去りたかった。
「アイ、大丈夫ネ。3秒ルールネ。日本人頭イイネ。」
そう言うと落ちた卵焼きを拾い自分の口に入れた。
「アイ、グッジョブ。」
親指を立てて俺の顔の前に突き出した。


訳の分からない言葉を連発し、俺の弁当を落とし、おまけに落ちたおかずまで食べてしまうこのマルコという女性。


迷いはなかった。ダッシュで逃げよう。


そう思った瞬間今度は女性は泣き出し、そてまた聞いてもないのに話し始めた。

⏰:08/06/01 03:42 📱:D905i 🆔:UqmAtBfE


#413 [[マルコ。3/3]キノコ。]
「アイ、私ノ息子スーチンネ。アナタニソックリネ。スーチン韓国デ海苔作ッテル。会イタイケド会エナイ。」

女性は韓国人で女性の話からすると息子と離ればなれで暮らしており、その息子が俺に似てるらしい。


逃げる体勢にはいっていた俺はベンチに再び腰をかけた。
「そんなに俺に似てるの?」
「アイ、似テマス。スーチンニソックリネ。私サビシイネ。」


俺にも息子がいる。同じ親として少し同情もあり、俺は昼休みが終わるまで女性の話し相手になってあげた。
故郷の事や、女性が働いているスナックの事、そして息子スーチンの事。
最初は痛い人だと思っていたが話していくうちにだいぶ心も開き女性との会話を楽しんだ。


話は盛り上がっていたが昼休みが終わりに近づき「マルコさん、俺毎日このベンチで昼飯食べるから寂しくなったら話し相手ぐらいにはなるよ。」
「アイ、アリガトデス。私毎日ココニキマス。待ッテマス。」
女性は笑顔で答えた。
自宅と会社の往復だけの窮屈な生活に少しだけ楽しみができ、俺は笑顔で会社に戻った。


火曜日の午後の昼下がり。
いつものベンチで女性を待つ俺。昨日から始まった異文化コミュニケーションに胸を躍らせていた。
空を見上げると今日も雲一つない晴天だ。


ふと隣のベンチを見ると女性が60歳近くの男性の腕をつかみ
「スーチン!!!」
と叫んでいた。


俺は社員食堂で昼飯を食べた。
たぶんあそこのベンチに行く事はないだろう。


おわり。

⏰:08/06/01 03:47 📱:D905i 🆔:UqmAtBfE


#414 [◆vzApYZDoz6]
あげますぜ

⏰:08/06/07 13:27 📱:P903i 🆔:5dF7gc0M


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