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#406 [朝海「月」(1/3)]
アタシ美花(ミカ)太陽が出てる朝が大っ嫌い
だから夜しかアタシは外に出ない―-
美花「はぁ―-今日も月…アンタはきれいでいいね」
アタシは自分の部屋から遠くでしっとりと輝いている月に喋りかけた
美花「10時か…散歩しよ」
アタシはパーカーを羽織り手ぶらで外にでた
がちゃ―
アタシは近くのベンチに座り目を閉じた
そして―-
ゆっくり目を―-
パチ
美花「わぁ(慌;ッ―-え!」
アタシは目の前にいた見知らぬ男にびっくりして立ち上がった
「一人でこんな夜にあぶねぇよ;しかも何してんの?」
美花「あ…アタナ誰?」
「―-んぁ?俺?タケルだけど何?」
美花「へッ―-!?あ…そうですか」
帰ろう;
アタナは家に引き換えした
タケル「ちょ―-ちょっとまて;」
タケルはアタシを引き止めた
美花「はい;なんでしょうか;」
:08/06/01 00:00 :V803T :BKbjJvmQ
#407 [朝海「月」(2/3)]
タケル「いいからここ座れ」
タケルは美花の手を引っ張り再びベンチに座らせた
美花「…;あの―-」
どうしよう…
タケル「お前名前は?」
タケルは美花の隣りに座り美花をみた
美花「み―-美花;」
タケル「そっか―-つかお前肌白過ぎだろ;太陽浴びたことある?」
美花「ない…です」
タケル「なんで?しかも髪もボサボサだし前髪で顔も見えねぇし;」
タケルは美花の前髪を手で分けようとした
美花「やめ―-」
アタシは手で髪を押さえた
タケル「そうやられると益々見たくなんだけど…」
タケルは無理やり美花の髪をかき上げた
タケル「!!―-どうしたんだよ…これ」
タケルは美花の顔を見て驚いた
美花「驚いたでしょ…」
タケル「誰がやったんだよ―-そんなひでぇ事…」
:08/06/01 00:12 :V803T :BKbjJvmQ
#408 [朝海「月」(3/3)]
美花「ヤられたんじゃない…アタシ太陽に当たれないの―-」
タケル「そっか―-悪ぃ;ムリヤリ…ってか太陽が照ってる昼間なんかより夜の方が楽しいからな―-よしこれから遊びいくぞ」
するとタケルはアタシを引っ張りどこかに連れて行った
タケルのお陰でアタシは変わる事ができたよ…
タケルのお陰でまた笑えるようになっよ…
タケルのお陰でまた生きる希望ができたよ…
ありがとうね―-タケル
アタシは月を見た
美花「タケル―-聞いてる?」
タケル「んぁ?」
美花「なんでもない―-
ずっと一緒に居ようね」
タケル「ずっとそばに居てやるよ(笑」
タケルは月のようにアタシのそばにいてくれる
完
:08/06/01 00:24 :V803T :BKbjJvmQ
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