☆ヒカリ☆BLです。
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#11 [YOU]
しばらく拍手が鳴り止まず父が右手を挙げた瞬間拍手は止んだ。


『凛、ロクはもういい』

2人は静かに部屋を後にした。

僕は一目散に走り出した。


『凛!!』

ロクは見失わない用に追いかける


『待てよ!』

強く腕を掴まれて凛はその場に座り込んだ。

凛の目から大粒の涙がこぼれていた。

⏰:08/03/04 23:10 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#12 [YOU]
ロクは掴んでいた腕を放し一緒に座り込んだ。

『よく頑張った、すごいぞ?お前』


『怖かったぁ〜。』


緊張の糸が切れ、一気にしゃくりあげだした凛を抱きしめようとした瞬間

『あら?凛??』

廊下から声がした。母だ。着物を綺麗に着こなしこちらを見ていた。


『ロク…また泣かせたのかい?』


『いえ…。』

母が庭に降りてきた。

⏰:08/03/04 23:14 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#13 [YOU]
『ロクは…悪くないよ…。』


母が甲高く笑った。僕はなぜ笑っているかわからなかった。

『泣き虫のかわいい子』

母は凛を抱きしめ頬にキスをした。


『ロク、あの人に見つかる前に部屋にお行き、じきに出てくるよ。』



『はい。行こう凛』

⏰:08/03/04 23:17 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#14 [YOU]
凛を立たせて部屋へ向かった。

凛は母に溺愛されている。母菊は一風変わった人格を持っている。



それからロクの部屋へ行き休んでいた。

『はい。』

『ありがとう。』

ロクの部屋は和風で掘りごたつが僕のお気に入りだ。

⏰:08/03/04 23:20 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#15 [YOU]
『ロクの入れてくれたお茶は最高だね!!』


『ありがとう。』

ロクは僕の双子の弟だ。漆黒な黒髪、切れ長の瞳、形のいい鼻、まとまりのいい唇。

いつも僕の事を一番に考えてくれている。

『少しは落ち着いた?』
静まり返ったこの部屋、ロクの声はとても心地よい…。

⏰:08/03/04 23:24 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#16 [YOU]
『うん。母さんとロクのおかげだよ、ねぇ…』

急に凛が顔を曇らせた。

『晩飯、あの中で食べないとダメかな?』


『別に…ここで食べればいい。』


凛は目を輝かせ俺を見てきた。

『本当に?』

『うん、俺が作るよ。』
嬉しそうに肘をつきながら喜ぶ顔を見て俺は嬉しかった。

⏰:08/03/04 23:28 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#17 [YOU]
『本当?ロクの作るご飯おいしんだよねぇ〜』


凛の笑う顔が好き…


凛の寝息…


凛の全てが好き…

俺は心から凛が好きだ。小さい頃から全てが凛の為だ。

でも……。

⏰:08/03/04 23:31 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#18 [YOU]
『ロク?』

俺は我に返った。凛が不安な顔をして見つめていた。

『ん?何?』

凛の瞳は少し灰色がかっている。
母の血が強いのだろう…

『大丈夫?どうした?』

『別に、ボーっとしてただけ。』

『本当に??』

そう言いながら俺の額に自分の額を当ててきた。

⏰:08/03/04 23:34 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#19 [YOU]
『熱はないみたいだね』
何を言い出すかと思ったら(笑)

『ないよ、ありがとう』

『調子悪いなら言えよ!!』

『うん。』

それから遊びに行こうと門に向かったら父の部下が来た。

『坊ちゃん、ロク、今はいけません。』

⏰:08/03/04 23:37 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


#20 [YOU]
『なんで?何かあったの?』

凛が不思議そうな顔で聞いた。
部下が言いずらそうにしていたのを察した俺は部屋に戻ろうとした。


『遊びに行くのは今度にしようよ。』

そうなだめてみたが…


『なんで!?ゲーセン行こうよ!』

『坊ちゃん…親父に叱られますんで、お願いします。』

⏰:08/03/04 23:41 📱:F905i 🆔:n.BmLLbc


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