木の下でかくれんぼ
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#131 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
教室へと戻り、テラスからアンドウさんが校内から遠く離れていくのを確認した。
ガラス越しに小さくなったアンドウさんをゆっくりと指でなぞる。
:08/04/28 14:02
:L704i
:J.T5Ze1I
#132 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「今日はとっても楽しかったわよ、アンドウさん……」
今日はアンドウさんの胸中で様々な思いが交錯するのが手に取るように分かった。
まさに疑い合い、探り合い。
相手の出方を見て聞いて探る。
:08/04/28 14:13
:L704i
:J.T5Ze1I
#133 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「わたしをもっともっと楽しませて頂戴」
ポケットに手を入れ、丁寧に畳まれたハンカチを取り出した。
そのハンカチには可愛らしい花のイラストがプリントされ、四方には質素な白いレースがあしらわれている。
:08/04/28 14:28
:L704i
:J.T5Ze1I
#134 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
畳まれたハンカチを広げると、そこには、まだ乾ききらないアサミさんの血が染みついていた。
「くけけ」
安心して探偵気取りで悩むがいいわ、アンドウさん。
ジョーカーは逃げも隠れもしない。
ジョーカーはわたしなのだから。
:08/04/28 14:39
:L704i
:J.T5Ze1I
#135 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
アサミさんが屋上を去ろうとした時、わたしは咄嗟に引き止めた。
アサミさんが恐怖の悲鳴をあげる前に、息の根を止めなければとわたしは焦る。
:08/04/28 14:53
:L704i
:J.T5Ze1I
#136 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
アサミさんの美しい顔を何度も何度も殴った。
動脈を千切る勢いで首に噛みついた。
蹴った。引っ掻いた。えぐった。
フェンスに、コンクリートの地面に叩きつけた。
そして、とうとうアサミさんは動かなくなった。
:08/04/28 15:04
:L704i
:J.T5Ze1I
#137 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
瀕死なのだと思い、わたしはフェンスまで運び、アサミさんを屋上から突き落としとどめをさした。
アサミさんは目を見開き、悲鳴をあげながら落ちていった。
屋上にはアサミさんの遺品ともいえるハンカチと、わたしひとりが残った。
:08/04/28 15:17
:L704i
:J.T5Ze1I
#138 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
わたしはハンカチを拾い上げ、ハンカチに染み付いたアサミさんの血を舐める。
不味かった。アサミさんの味がした。
「アンドウさん」
次はお前だ。
真実にたどり着く前に殺してあげる。
:08/04/28 15:21
:L704i
:J.T5Ze1I
#139 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
4
一週間後。
アサミさんが行方不明とみなされ、警察が本格的に動き始めた頃。
クラスメイト達はアサミさんのありもしない噂を流し始めた。
:08/04/29 14:38
:L704i
:vX8MJVrM
#140 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
《スズキアサミは援交で妊娠して家出した。》
《精神異常者に誘拐されて今も何処かに監禁されている。》
《自殺した。》
:08/04/29 14:39
:L704i
:vX8MJVrM
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