木の下でかくれんぼ
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#211 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

カミヤマくんはわたしを抱き締めた。

カミヤマくんの温もりが、愛が、狂気が伝わってくる。

わたしは恐怖で身動きできずにいた。

体の震えが、恐怖が止まらない。

⏰:08/05/11 16:57 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#212 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「愛してるよ、サエコ。僕の為に狂気に走った君を、僕は受け入れるよ。だからこそ君の手伝いをしてきた。《後始末》の手伝いをね……」

「……《後始末》の手伝い……?」

⏰:08/05/11 16:58 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#213 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

カミヤマくんは《後始末》の手伝いの内容を淡々と話し始めた。

わたしがアサミさんを屋上から突き落とした後、死体を溝に隠したこと。

葉の山に隠されたアサミさんの死体が見つからないよう、休み時間の度にずっと見張っていたこと。

昨晩、わたしの《後始末》を見て気が狂ったアンドウさんを早朝に《始末》したこと……。

⏰:08/05/11 16:58 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#214 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

信じられなかった。

都合よく進んでいた計画の裏で、カミヤマくんがこれ程までに暗躍していたなんて。

わたしは信じられない、と言わんばかりにカミヤマくんを見つめた。

⏰:08/05/11 17:00 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#215 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「全ては君の為さ。君と僕の望みの実現の為。君は僕のことを、僕は君のことだけを考えて生きていく為」

だから……。

カミヤマくんは続けて話し始めた。

「君の叔母さんと叔父さんも、今朝殺してあげたよ。僕の両親もだ。これからは親なんていない方がいい。これから二人が一緒に生きていくのを邪魔するに決まってる」

⏰:08/05/11 17:02 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#216 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

カミヤマくんは微笑んだ。

「…………」

わたしは口をぽかんと開けたまま、カミヤマくんの言葉を理解しようと頭をフル回転させていた。

⏰:08/05/11 17:03 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#217 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

叔母さんと叔母さん……?

わたしのオバサンとオジサンのコト……?

殺したって、どういう意味なのだろう。

殺した?殺した?

ころした……

殺した?

わたしの叔母さんと叔父さんをカミヤマくんが殺した?

⏰:08/05/11 17:03 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#218 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

>>217

文頭が「叔母さんと叔母さん」となっていますが、それは書き間違いです。すみません。

○叔母さんと叔父さん
×叔母さんと叔母さん

⏰:08/05/11 17:05 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#219 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「……ねぇ…………嬉しい…………?」

カミヤマくんはわたしの手を取り訊いた。

その声には罪悪感などまるで感じることが出来ず、わたしは震えた。

⏰:08/05/11 17:52 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#220 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

当たり前のように叔母さんと叔父さん、そして自分の両親を殺したこの男は一体誰なの。

まるで悪魔だ。

無邪気に、当たり前のように欲しい玩具を手にいれる為に人を皆殺しにする悪魔なのだ。

⏰:08/05/11 17:53 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


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