木の下でかくれんぼ
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#356 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
彼の顔から笑みが消えた。
私にゆっくりと手を伸ばす。
その手が私の首を鷲掴みにしようとする、刹那、絶妙なタイミングで正面からこちらへかけよってくるスズキアサミの姿が見えた。
:08/10/08 15:14
:L704i
:9.pobqzQ
#357 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
彼女が声を発してようやく、カミヤマミヤトは彼女の存在に気付いた。
伸ばしていた手を素早く引っ込めた。
スズキアサミの手がカミヤマミヤトの肩に置かれたとたん、彼の目が一瞬大きく見開かれ、その後、先ほどまでの冷酷な目付きが嘘のように消え去っていった。
:08/10/08 15:16
:L704i
:9.pobqzQ
#358 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
春の日だまりのように優しい目が私を見る。
あまりの豹変っぷりに、私は唐突にジギルとハイドを思い出した。
もしかしたら彼の身体のどこかにはスイッチがあり、それを押したり戻したりすることで正と負の人格を自由に操作することができるのではないかと思った。
:08/10/08 19:49
:L704i
:9.pobqzQ
#359 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「ミヤト、ごめん! 今日はこれからちょっとした用事があってさ、一緒に帰れなくなったんだ……。本当にごめんね」
スズキアサミはカミヤマミヤトに向かって、何度も深く頭を下げた。
それをカミヤマミヤトは笑ってたしなめる。
:08/10/08 19:51
:L704i
:9.pobqzQ
#360 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「大袈裟だなぁ、アサミは。いいよ、じゃあ今日はこのまま帰るね。それよりも、アサミは一人で帰るなんて大丈夫? この頃、物騒だから女の子一人だなんて危ないよ」
「……。ミヤトは、優しいね……。一人でも大丈夫だから、安心して。こう見えてもアタシ、いざという時には強いんだから!」
:08/10/09 19:34
:L704i
:IkzllZx.
#361 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
そう言って、スズキアサミは頬を赤く染めた。
私には恋愛感情なんてものは理解できないが、今の彼女は至極、幸せそうに見えた。
これが最後に見る笑顔になるとは思いもよらず。
彼女は手を振りながら、また校舎の中へと走っていった。
:08/10/09 22:43
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:IkzllZx.
#362 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
カミヤマミヤトはぐるり、と素早く首を移動させてこちらを見た。
不気味に笑っている。
「……アサミはこれから屋上に向かうんだろうけど、アンドウさん、このまま真っ直ぐ家に帰るんだよね?」
:08/10/09 22:45
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:IkzllZx.
#363 [HEAVEN]
あげ


:09/07/02 14:31
:P704i
:35gX1SZ6
#364 [枢]
:09/07/02 17:34
:SO905i
:zh42maAg
#365 [那加菜]
あげる
:11/01/08 17:22
:SH05A3
:FdUyjuoY
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